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公開番号2025104083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221928
出願日2023-12-27
発明の名称搬送部清掃装置及び画像形成装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類B65H 5/00 20060101AFI20250702BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】記録媒体搬送部に付着した汚れを除去可能な搬送部清掃装置を提供すること。
【解決手段】搬送部清掃装置であるインクジェット記録装置200は、記録媒体23を吸着して搬送する搬送ドラム40と、搬送ドラム40を清掃する清掃部5と、清掃部5を制御する制御部9と、を備えて構成されている。制御部9は、記録媒体23のサイズが変更になった場合、印刷開始前に清掃部5に搬送ドラム40を清掃させる。制御部9は、記録媒体23より大きなサイズに変更になった場合、印刷開始前に清掃部5に録媒体搬送部を清掃させ、記録媒体23がより小さなサイズに変更になった場合、清掃部5に記録媒体搬送部を清掃させない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体を吸着して搬送する記録媒体搬送部と、
前記記録媒体搬送部を清掃する清掃部と、
前記清掃部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記記録媒体のサイズが変更になった場合、印刷開始前に前記清掃部に前記記録媒体搬送部を清掃させる、
搬送部清掃装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記記録媒体より大きなサイズに変更になった場合、印刷開始前に前記清掃部に前記記録媒体搬送部を清掃させ、
前記記録媒体がより小さなサイズに変更になった場合、前記清掃部に前記記録媒体搬送部を清掃させない、
請求項1に記載の搬送部清掃装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記記録媒体のサイズを変更しない場合、前記清掃部に前記記録媒体搬送部を清掃させない、
請求項1に記載の搬送部清掃装置。
【請求項4】
前記制御部は、印刷途中で、予め設定した所定の印刷枚数を超えた場合、前記清掃部に前記記録媒体搬送部を清掃させない、
請求項1に記載の搬送部清掃装置。
【請求項5】
前記記録媒体搬送部は、前記記録媒体を搬送する搬送ドラムを備えている、
請求項1に記載の搬送部清掃装置。
【請求項6】
前記記録媒体搬送部は、前記記録媒体を搬送する搬送ローラを備えている、
請求項1に記載の搬送部清掃装置。
【請求項7】
前記記録媒体搬送部は、前記記録媒体を搬送する搬送ベルトを備えている、
請求項1に記載の搬送部清掃装置。
【請求項8】
前記記録媒体搬送部に前記記録媒体を供給する給紙部と、
印刷済の前記記録媒体を排出する排紙部と、
前記記録媒体を反転させる表裏反転部と、
前記記録媒体を前記排紙部側に送るか、前記記録媒体を前記表裏反転部側に送るかを切り換えるための排紙反転切換部と、を備え、
前記排紙反転切換部と前記給紙部との間には、両面印刷のための前記表裏反転部が設けられている、
請求項1に記載の搬送部清掃装置。
【請求項9】
前記清掃部は、前記記録媒体搬送部を清掃するクリーニングローラを備え、
前記クリーニングローラは、前記記録媒体の幅方向側の両側の端部と、前記記録媒体の搬送方向側の後端部と、に分割して配置され、
前記後端部は、クリーニング部のみ前記記録媒体搬送部に接触するように配置されている、
請求項1に記載の搬送部清掃装置。
【請求項10】
前記清掃部は、前記記録媒体搬送部を清掃する粘着ローラを備えている、
請求項1に記載の搬送部清掃装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体搬送部を清掃する清掃部を備えた搬送部清掃装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、印刷装置は、印刷用紙を多孔質なシートを通じて吸着固定して搬送している。印刷用紙を吸着する吸着面は、紙粉等の異物や、インクのミストで汚れた場合、吸着性能が低下する。その場合は、用紙の浮きや剥がれが生じることによって、印字面の画質が低下するという問題点があった。
【0003】
また、印刷装置は、インクジェットヘッドに紙面を擦らせるので、ヘッドにダメージを与える。その場合は、印刷精度の調整や、ヘッドの交換等が発生するため、ダウンタイムや、交換コストに影響するという問題点があった。
また、両面印刷時には、紙粉等の異物が紙面に付着すると、印刷面の画像欠損が生じるという問題点があった。
【0004】
そのような印刷用紙やインクジェットヘッドの付着した異物や汚れを除去する機能を備えた印刷装置としては、例えば、特許文献1~3に記載された画像形成装置が知られている。
【0005】
特許文献1に記載の画像形成装置は、画像形成後に記録媒体を排出し、搬送ドラムをクリーニングローラで清掃し、その後の領域でエアを噴射して吹き付けることで、吸着穴を含む吸着管路内の異物を除去している。
【0006】
特許文献2に記載の清掃装置は、搬送ベルトの吸着穴に気体を通す第1清掃部と、搬送方向の下流側に配置され、接触部材により搬送面を払拭する第2清掃部と、を備え、搬送ベルトの搬送面及び吸着穴を清掃している。
【0007】
特許文献3に記載のインクジェット印刷装置は、印刷媒体を搬送する搬送ベルトと、印刷媒体に印刷するインクジェットヘッドと、インクジェットヘッドを清掃するクリーニング動作部と、制御部と、を備える。制御部は、吸引動作の累積時間を取得し、その取得した累積時間が閾値に到達した場合に、クリーニング動作部を制御してクリーニングすることで、インクがノズル面に集まることによる印刷用紙の汚れを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2009-274272号公報
特開2020-142873号公報
特開2020-069794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、特許文献1~3に記載の画像形成装置等は、印刷枚数が増加した場合、印刷枚数の増加によってゴミ等が増えるので、印刷枚数に応じてクリーニングの回数を増やす対応が必要である。このため、画像形成装置等では、印刷枚数に応じてクリーニングの回数を増やさなければならず、面倒であるという問題点があった。
【0010】
また、その画像形成装置等は、用紙のサイズに応じてクリーニング領域が変わるので、その都度作業を停止して、用紙のサイズに合わせてクリーニングをできるように調整しなければならないという問題点があった。
(【0011】以降は省略されています)

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