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公開番号
2025104767
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222813
出願日
2023-12-28
発明の名称
加飾シートおよびその製造方法
出願人
東海化成工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20250703BHJP(積層体)
要約
【課題】層構成、電気的構成が簡単で、バックライト消灯時に表皮層の表面に意匠層の意匠領域が透けて表示されるのを抑制可能な、加飾シートおよびその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】加飾シート1は、光透過性を有する表皮層3と、表皮層3の裏側に配置される中間層4と、中間層4の裏側に配置され、所定の意匠が描かれた意匠領域50を有する意匠層5と、を備える。表皮層3は、意匠領域50に裏側から照射される光により、意匠が表示される表示領域30を有する。意匠領域50は、表側から見て表示領域30の全面に亘って隙間無く配置され、中間層4よりも高い光透過性を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
光透過性を有する表皮層と、
前記表皮層の裏側に配置される中間層と、
前記中間層の裏側に配置され、所定の意匠が描かれた意匠領域を有する意匠層と、
を備える加飾シートであって、
前記表皮層は、前記意匠領域に裏側から照射される光により、前記意匠が表示される表示領域を有し、
前記意匠領域は、表側から見て前記表示領域の全面に亘って隙間無く配置され、前記中間層よりも高い光透過性を有することを特徴とする加飾シート。
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【請求項2】
前記中間層の可視光線透過率は、3%以上50%以下である請求項1に記載の加飾シート。
【請求項3】
前記意匠領域の可視光線透過率は、5%以上90%以下である請求項1に記載の加飾シート。
【請求項4】
車両の内装部材に配置される請求項1に記載の加飾シート。
【請求項5】
光透過性を有する表皮層と、
前記表皮層の裏側に配置される中間層と、
前記中間層の裏側に配置され、所定の意匠が描かれた意匠領域を有する意匠層と、
を備える加飾シートであって、
前記表皮層は、前記意匠領域に裏側から照射される光により、前記意匠が表示される表示領域を有し、
前記意匠領域は、表側から見て前記表示領域の全面に亘って隙間無く配置され、前記中間層よりも高い光透過性を有することを特徴とする加飾シートの製造方法であって、
前記表皮層の裏面に、前記中間層を印刷する中間層印刷工程と、
前記中間層の裏面に、前記意匠層を印刷する意匠層印刷工程と、
を有することを特徴とする加飾シートの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば車両の内装部材に用いられる加飾シートおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の内装分野においては、バックライトの点灯、消灯により、車室内から視認される意匠を切替可能な加飾シートの開発が進んでいる。例えば、特許文献1には、表面保護層と、模様層および空隙部と、基材と、調光シートと、発光表示体(ディスプレイ)と、表示制御装置と、を備える表示装置が開示されている。表面保護層、模様層および空隙部、基材、調光シート、発光表示体は、同順で、表側(車室内側)から裏側に向かって、積層配置されている。表示制御装置は、これらの部材とは別に配置されている。
【0003】
表面保護層は、無色透明である。模様層には、木目導管柄や大理石柄などの模様が印刷されている。模様層は基材表面に印刷されている。空隙部は、模様層に並置されている。空隙部は、基材表面のうち、模様層が印刷されていない部分に該当する。
【0004】
表示制御装置は、発光表示体の点灯、消灯に応じて、調光シートの光透過性を調整可能である。具体的には、表示制御装置は、発光表示体の点灯時に光を透過させ、発光表示体の消灯時に光を透過させないように、調光シートの光透過性を調整可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-162723号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
同文献の表示装置の場合、調光シートが必須である。また、表示制御装置による調光シートの光透過性の調整が必須である。このため、層構成、電気的構成が複雑になる。また、同文献の表示装置の場合、発光表示体の点灯時においては、互いに並置されている模様層と空隙部とが協働して、表面保護層の表面に所望の意匠が表示される。
【0007】
ここで、模様層および空隙部は、表面保護層の真裏に、他層を介さずに、積層されている。また、模様層は光透過性が低く、空隙部は光透過性が高い。このため、コントラストが際立ってしまい、模様層と空隙部との境界が鮮明化しやすい。したがって、発光表示体の消灯時に、表面保護層の表面に、模様層および空隙部が透けて表示される可能性がある。
【0008】
そこで、本開示は、層構成、電気的構成が簡単で、バックライト消灯時に表皮層の表面に意匠層の意匠領域が透けて表示されるのを抑制可能な、加飾シートおよびその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)上記課題を解決するため、本開示の加飾シートは、光透過性を有する表皮層と、前記表皮層の裏側に配置される中間層と、前記中間層の裏側に配置され、所定の意匠が描かれた意匠領域を有する意匠層と、を備える加飾シートであって、前記表皮層は、前記意匠領域に裏側から照射される光により、前記意匠が表示される表示領域を有し、前記意匠領域は、表側から見て前記表示領域の全面に亘って隙間無く配置され、前記中間層よりも高い光透過性を有することを特徴とする。
【0010】
本構成によると、層の光透過性を調整する部材(例えば、特許文献1の表示制御装置や調光シート)は必須ではない。このため、層構成、電気的構成が簡単である。また、意匠層の意匠領域は、表側から見て、表示領域の全面に亘って、隙間無く配置されている。このため、意匠領域に、意匠部分と隙間との境界自体が存在しない。したがって、バックライト消灯時に、表皮層の表面に意匠層の意匠領域が透けて表示されるのを、抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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