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公開番号
2025105099
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023223404
出願日
2023-12-28
発明の名称
半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G11C
7/10 20060101AFI20250703BHJP(情報記憶)
要約
【課題】ODT機能を有する出力バッファのキャリブレーションを不要としながらも安定したデータ入出力を可能とする半導体装置を提供する。
【解決手段】この係る半導体装置は、データを入出力する入出力パッドと、前記入出力パッドからの入力データ信号を一時保持する入力バッファと、前記入出力パッドに出力される出力データ信号を一時保持するよう構成されるとともに、データの出力のために使用されない期間において終端抵抗を構成する出力バッファと、前記出力バッファと同一の構成を有するレプリカ回路と、前記レプリカ回路が出力する第1基準電圧と、電源電圧に基づく第2基準電圧とを選択的に前記入力バッファに閾値電圧として供給する切替回路とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
データを入出力する入出力パッドと、
前記入出力パッドからの入力データ信号を一時保持する入力バッファと、
前記入出力パッドに出力される出力データ信号を一時保持するよう構成されるとともに、データの出力のために使用されない期間において終端抵抗を構成する出力バッファと、
前記出力バッファと同一の構成を有するレプリカ回路と、
前記レプリカ回路が出力する第1基準電圧と、電源電圧に基づく第2基準電圧とを選択的に前記入力バッファに閾値電圧として供給する切替回路と
を備えることを特徴とする半導体装置。
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【請求項2】
前記出力バッファに向けて調整信号を出力して、前記出力バッファのプルアップ抵抗及びプルダウン抵抗を調整する出力バッファ調整制御回路を更に備える、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記出力バッファは、第1電源端子と第2電源端子との間に直列接続される第1トランジスタ、前記プルアップ抵抗、前記プルダウン抵抗、及び第2トランジスタを備え、前記プルアップ抵抗又は前記プルダウン抵抗の抵抗値が前記出力バッファ調整制御回路により調整される、請求項2に記載の半導体装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
DRAM(Dynamic Random Access Memory)のように、大規模な半導体集積回路に入出力パッドを介してデータを入出力する半導体装置においては、出力バッファが開放端となって信号の反射を生じさせ、信号品質を低下させることが知られている。そこで、書き込み動作時において不使用とされる出力バッファを終端抵抗として機能させることにより、信号の反射を抑制する技術(オンダイターミネーション(On-Die Termination、ODT))が広く知られている。ODTを用いることで、マザーボード上に終端抵抗器を設ける必要がなくなり、半導体装置における部品点数を削減することができるとともに、信号の反射をより効果的に防止することができることから、外部バス上の信号品質を高めることが可能となる。
【0003】
通信品質の維持のためには、ODT機能を有する出力バッファのキャリブレーションが必要となる。例えば、外付け抵抗などを参照するキャリブレーション機構を別途搭載し、参照データに基づいて出力バッファのキャリブレーションを実行する。これにより、回路やシステムの製造条件・使用条件が変動した場合でも、出力バッファの出力特性を一定なものにすることができる。しかし、キャリブレーションをDRAMの起動時に実施すると、起動時間が増大し、DRAMの動作性能が低下するという問題がある。DRAM以外の半導体装置においても同様の問題が生じ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-035241号公報
【発明の概要】
【0005】
本発明は、ODT機能を有する出力バッファのキャリブレーションを不要としながらも安定したデータ入出力を可能とする半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る半導体装置は、データを入出力する入出力パッドと、前記入出力パッドからの入力データ信号を一時保持する入力バッファと、前記入出力パッドに出力される出力データ信号を一時保持するよう構成されるとともに、データの出力のために使用されない期間において終端抵抗を構成する出力バッファと、前記出力バッファと同一の構成を有するレプリカ回路と、前記レプリカ回路が出力する第1基準電圧と、電源電圧に基づく第2基準電圧とを選択的に前記入力バッファに閾値電圧として供給する切替回路とを備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、ODT機能を有する出力バッファのキャリブレーションを不要としながらも安定したデータ入出力を可能とする半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態に係る半導体装置(DRAM10)を説明するブロック図である。
切替回路16の回路構成の一例を説明する回路図である。
比較例の動作を説明する概略図である。
比較例の動作を説明する概略図である。
第1の実施の形態のDRAM10の動作を説明する概略図である。
第1の実施の形態のDRAM10の動作を説明する概略図である。
第2の実施の形態に係る半導体装置(DRAM10)を説明するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明を実施するための各実施の形態について説明する。同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付して重複する説明を省略する。なお、各種平面図や断面図は、理解の容易のために、水平面及び断面において実際の製品とは異なる寸法比で描かれることがあり得る。また、平面図と断面図において、理解の容易及び図示の容易化のため、互いに異なる寸法比で図示されることがあり得る。
【0010】
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、第1の実施の形態に係る半導体装置を説明する。この半導体装置は、一例としてダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory(DRAM))10である。DRAM10は、メモリコア11と、入力バッファ12と、出力バッファ13と、ODT制御回路14と、レプリカ回路15と、切替回路16と、入出力バッドTdとから大略構成されている。DRAM10は、複数の入出力パッドTdを備えるとともに、入出力パッドTd毎に入力バッファ12と出力バッファ13を備えているが、図1では、図示の簡略化のため、入出力バッドTd、入力バッファ12及び出力バッファ13をそれぞれ1つのみ図示している。また、図1に示される要素11~16は、単一のチップ上に集積的に形成されてもよいし、複数のチップに分割して形成されるものであってもよい。以下では、DRAMを例にして説明するが、DRAM以外の半導体装置においても、以下の実施の形態で説明する構成は採用可能である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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