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公開番号2025105851
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2025074371,2023213848
出願日2025-04-28,2021-12-15
発明の名称顕微鏡対物レンズ、顕微鏡光学系、および顕微鏡装置
出願人株式会社ニコン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 21/02 20060101AFI20250703BHJP(光学)
要約【課題】諸収差を良好に補正する顕微鏡対物レンズ、顕微鏡光学系、および顕微鏡装置を提供する。
【解決手段】顕微鏡対物レンズOLは、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、像側に凹面を向けた第3レンズ群G3と、物体側に凹面を向けた第4レンズ群G4とからなり、第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に平面を向けた平凸形状の正レンズと、負レンズとからなり、以下の条件式を満足する。
1.8<H1/H2<3.5
1.3<DLe/H2<3.5
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、像側に凹面を向けた第3レンズ群と、物体側に凹面を向けた第4レンズ群とからなり、
前記第1レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に平面を向けた平凸形状の正レンズと、負レンズとからなり、
以下の条件式を満足する顕微鏡対物レンズ。
1.8<H1/H2<3.5
1.3<DLe/H2<3.5
但し、H1:光軸上の物体から発せられる光線のうち、前記第2レンズ群において最も光軸から離れた光線と光軸との間の距離
H2:光軸上の物体から発せられる光線のうち、前記顕微鏡対物レンズにおいて最も像側に配置された最終レンズの像側のレンズ面における最も光軸から離れた光線と光軸との間の距離
DLe:前記最終レンズの光軸上の長さ
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第4レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けた負レンズと、正レンズとからなり、
前記最終レンズは、前記第4レンズ群の前記正レンズである請求項1に記載の顕微鏡対物レンズ。
【請求項3】
以下の条件式を満足する請求項1または2に記載の顕微鏡対物レンズ。
20<νdLe<30
0<-0.0035×(νdLe-20)+0.63-θgFLe
但し、νdLe:前記最終レンズのアッベ数
θgFLe:前記最終レンズの部分分散比であり、前記最終レンズのg線に対する屈折率をngLeとし、前記最終レンズのF線に対する屈折率をnFLeとし、前記最終レンズのC線に対する屈折率をnCLeとしたとき、次式で定義される
θgFLe=(ngLe-nFLe)/(nFLe-nCLe)
【請求項4】
以下の条件式を満足する請求項3に記載の顕微鏡対物レンズ。
20<νdLe<26
【請求項5】
前記第2レンズ群は、複数の正レンズを有し、
前記第2レンズ群の前記複数の正レンズのうち、少なくとも1つの正レンズが以下の条件式を満足する請求項1~4のいずれか一項に記載の顕微鏡対物レンズ。
20<νdLp<40
0.55<θgFLp
但し、νdLp:前記正レンズのアッベ数
θgFLp:前記正レンズの部分分散比であり、前記正レンズのg線に対する屈折率をngLpとし、前記正レンズのF線に対する屈折率をnFLpとし、前記正レンズのC線に対する屈折率をnCLpとしたとき、次式で定義される
θgFLp=(ngLp-nFLp)/(nFLp-nCLp)
【請求項6】
前記少なくとも1つの正レンズが以下の条件式を満足する請求項5に記載の顕微鏡対物レンズ。
0<fLp/f<45
但し、fLp:前記正レンズの焦点距離
f:前記顕微鏡対物レンズの焦点距離
【請求項7】
前記少なくとも1つの正レンズが以下の条件式を満足する請求項6に記載の顕微鏡対物レンズ。
12.5<fLp/f<45
【請求項8】
前記正レンズは、前記第2レンズ群において最も光軸から離れた光線が通るレンズ面よりも像側に配置される請求項5~7のいずれか一項に記載の顕微鏡対物レンズ。
【請求項9】
以下の条件式を満足する請求項1~8のいずれか一項に記載の顕微鏡対物レンズ。
1.75<f1/f<2.5
但し、f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f:前記顕微鏡対物レンズの焦点距離
【請求項10】
以下の条件式を満足する請求項1~9のいずれか一項に記載の顕微鏡対物レンズ。
3<f2/f<7
但し、f2:前記第2レンズ群の焦点距離
f:前記顕微鏡対物レンズの焦点距離
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顕微鏡対物レンズ、顕微鏡光学系、および顕微鏡装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、倍率が高くて開口数が大きい顕微鏡用の対物レンズが種々提案されている(例えば、特許文献1を参照)。このような対物レンズでは、倍率色収差をはじめとする諸収差を良好に補正することが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-206387号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明に係る顕微鏡対物レンズは、光軸に沿って物体側から順に並んだ、第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、像側に凹面を向けた第3レンズ群と、物体側に凹面を向けた第4レンズ群とからなり、前記第1レンズ群は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に平面を向けた平凸形状の正レンズと、負レンズとからなり、以下の条件式を満足する。
1.8<H1/H2<3.5
1.3<DLe/H2<3.5
但し、H1:光軸上の物体から発せられる光線のうち、前記第2レンズ群において最も光軸から離れた光線と光軸との間の距離
H2:光軸上の物体から発せられる光線のうち、前記顕微鏡対物レンズにおいて最も像側に配置された最終レンズの像側のレンズ面における最も光軸から離れた光線と光軸との間の距離
DLe:前記最終レンズの光軸上の長さ
【0005】
本発明に係る顕微鏡光学系は、上述の顕微鏡対物レンズと、前記顕微鏡対物レンズからの光を集光する第2対物レンズとを備える。
【0006】
本発明に係る顕微鏡装置は、上述の顕微鏡対物レンズを備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施例に係る顕微鏡対物レンズの構成を示す断面図である。
第1実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図である。
第1実施例に係る顕微鏡対物レンズの色収差図である。
第1実施例に係る顕微鏡対物レンズのコマ収差図である。
第2実施例に係る顕微鏡対物レンズの構成を示す断面図である。
第2実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図である。
第2実施例に係る顕微鏡対物レンズの色収差図である。
第2実施例に係る顕微鏡対物レンズのコマ収差図である。
第3実施例に係る顕微鏡対物レンズの構成を示す断面図である。
第3実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図である。
第3実施例に係る顕微鏡対物レンズの色収差図である。
第3実施例に係る顕微鏡対物レンズのコマ収差図である。
第4実施例に係る顕微鏡対物レンズの構成を示す断面図である。
第4実施例に係る顕微鏡対物レンズの諸収差図である。
第4実施例に係る顕微鏡対物レンズの色収差図である。
第4実施例に係る顕微鏡対物レンズのコマ収差図である。
第2対物レンズの構成を示す断面図である。
顕微鏡装置の一例である共焦点蛍光顕微鏡を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る好ましい実施形態について説明する。まず、本実施形態に係る顕微鏡対物レンズを備えた顕微鏡光学系および共焦点蛍光顕微鏡(顕微鏡装置)を図18に基づいて説明する。図18に示すように、共焦点蛍光顕微鏡1は、ステージ10と、光源20と、照明光学系30と、顕微鏡光学系40と、検出部50とを有して構成される。以降の説明において、共焦点蛍光顕微鏡1の顕微鏡対物レンズの光軸方向に延びる座標軸をz軸とする。また、このz軸と垂直な面内において互いに直交する方向に延びる座標軸をそれぞれx軸およびy軸とする。
【0009】
ステージ10上には、例えば、スライドガラス(図示せず)とカバーガラス(図示せず)との間に保持された試料SAが載置される。また、ステージ10上には、浸液とともに試料容器(図示せず)に収容された試料SAが載置されてもよい。試料SAは、蛍光色素などの蛍光物質を含む。試料SAは、例えば、予め蛍光染色された細胞等である。ステージ10の近傍に、ステージ駆動部11が設けられる。ステージ駆動部11は、ステージ10をz軸に沿って移動させる。
【0010】
光源20は、所定の波長帯の励起光を発生させる。光源20として、例えば、所定の波長帯のレーザー光(励起光)を出射させることが可能なレーザー光源等が用いられる。所定の波長帯は、蛍光物質を含む試料SAを励起させることが可能な波長帯に設定される。光源20から出射した励起光は、照明光学系30に入射する。
(【0011】以降は省略されています)

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