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公開番号
2025106413
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-15
出願番号
2025062878,2023168786
出願日
2025-04-07,2020-05-01
発明の名称
ビデオコーディングにおいて新たなコーディングされているビデオシーケンスを開始するピクチャのための前のピクチャの出力
出願人
華為技術有限公司
,
HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H04N
19/70 20140101AFI20250708BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】本発明は、コーディングされているビデオビットストリームを復号化する方法及び符号化の対応する方法を提供する。
【解決手段】方法は、第1の値を有する第1のフラグ及びクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャを含むコーディングされているビデオビットストリームを受信するステップでと、第1のフラグの第1の値と等しくなるように第2のフラグの第2の値を設定するステップと、ビデオデコーダによって、前記第2の値を有する第2のフラグに基づいて、復号化されているピクチャのバッファ(DPB)から、以前に復号化されているあらゆるピクチャを空にするステップと、DPBが空になった後に現在のピクチャを復号化するステップと、を含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
ビデオデコーダが実装する復号化の方法であって、
コーディングされているビデオビットストリームを前記ビデオデコーダによって受信するステップであって、前記コーディングされているビデオビットストリームは、第1の値を有する第1のフラグ及びクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャを含む、ステップと、
前記ビデオデコーダによって、前記第1のフラグの前記第1の値と等しくなるように第2のフラグの第2の値を設定するステップと、
前記ビデオデコーダによって、前記第2の値を有する前記第2のフラグに基づいて、復号化されているピクチャのバッファ(DPB)から、以前に復号化されているあらゆるピクチャを空にするステップと、
前記ビデオデコーダによって、前記DPBが空になった後に現在のピクチャを復号化するステップと、を含む、
方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記CRAピクチャは、前記コーディングされているビデオビットストリームの最初のピクチャではない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のフラグが前記第1の値に設定されるときに、DPBフルネスパラメータを0に設定するステップをさらに含む、請求項1乃至2のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のフラグは、no_output_of_prior_pics_flagとして指定され、前記第2のフラグは、NoOutputOfPriorPicsFlagとして指定される、請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記DPBは、前記CRAピクチャが復号化された後に空にされる、請求項1乃至4のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記現在のピクチャに基づいて生成される画像を表示するステップをさらに含む、請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
ビデオエンコーダが実装する符号化の方法であって、
前記ビデオエンコーダによって、ビデオシーケンスのためのランダムアクセスポイントを決定するステップと、
前記ビデオエンコーダによって、クリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャを符号化して、前記ランダムアクセスポイントにおける前記ビデオシーケンスにするステップと、
前記ビデオエンコーダによって、フラグを第1の値に設定して、復号化されているピクチャのバッファ(DPB)から以前に復号化されているあらゆるピクチャを空にするようビデオデコーダに指示するステップと、
前記ビデオエンコーダによって、前記ランダムアクセスポイントにおける前記CRAピクチャを有する前記ビデオシーケンス及び前記フラグを含むビデオビットストリームを生成するステップと、
前記ビデオエンコーダによって、前記ビデオデコーダへの伝送のために、前記ビデオビットストリームを格納するステップと、を含む、
方法。
【請求項8】
前記CRAピクチャは、前記ビデオビットストリームの最初のピクチャではなく、前記ビデオデコーダは、前記CRAピクチャが復号化された後に、前記DPBを空にするように指示される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記フラグが前記第1の値に設定されるときに、DPBフルネスパラメータを0に設定するように前記ビデオデコーダに指示するステップをさらに含む、請求項7乃至8のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記フラグは、no_output_of_prior_pics_flagとして指定される、請求項7乃至9のうちのいずれか1項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
[関連出願への相互参照]
この特許出願は、Ye-Kui Wangによって2019年5月6日付で出願された"ビデオコーディングにおいて新たなコーディングされているビデオシーケンスを開始するピクチャのための前のピクチャの出力"と題する米国仮特許出願第62/843,991号に基づく優先権を主張し、その内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,100 文字)
【0002】
[技術分野]
一般的に、この開示は、ビデオコーディングの際に以前に復号化されているピクチャの出力をサポートする複数の技術を説明する。より具体的には、この開示は、コーディングされているビデオシーケンス(CVS)を開始するランダムアクセスポイントピクチャに対応する以前に復号化されているピクチャを復号化されているピクチャのバッファから出力することを可能とする。
【背景技術】
【0003】
比較的短いビデオを描写するのに必要となるビデオデータの量でさえ、かなりの量となる場合があり、そのビデオデータの量は、そのデータがストリーム化されるときに、又は、他の場合には、帯域幅容量が限定されている通信ネットワークを介して通信されるときに、困難を伴う場合がある。このようにして、ビデオデータは、一般的に、現代の通信ネットワークを介して通信される前に圧縮される。メモリリソースは制限される場合があるため、記憶デバイスにビデオを格納するときに、そのビデオのサイズもまた問題となる場合がある。ビデオ圧縮デバイスは、大抵の場合、伝送又は記憶の前に、発信元においてソフトウェア及び/又はハードウェアを使用して、そのビデオデータをコーディングし、それにより、ディジタルビデオ画像を表すのに必要となるデータの量を減少させる。圧縮されたデータは、その次に、ビデオデータを復号化するビデオ解凍デバイスによって宛先において受信される。ネットワークリソースが限られており、且つ、より高いビデオ品質の要求が絶えず増加しているため、画質をほとんど犠牲にすることなく圧縮比を改善する改良された圧縮及び解凍技術は望ましい。
【発明の概要】
【0004】
第1の態様は、ビデオデコーダが実装する復号化の方法に関している。その方法は、コーディングされているビデオビットストリームを前記ビデオデコーダによって受信するステップであって、前記コーディングされているビデオビットストリームは、第1の値を有する第1のフラグ及びクリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャを含む、ステップと、前記ビデオデコーダによって、前記第1のフラグの前記第1の値と等しくなるように第2のフラグの第2の値を設定するステップと、前記ビデオデコーダによって、前記第2の値を有する前記第2のフラグに基づいて、復号化されているピクチャのバッファ(DPB)から、以前に復号化されているあらゆるピクチャを空にするステップと、前記ビデオデコーダによって、前記DPBが空になった後に現在のピクチャを復号化するステップと、を含む。
【0005】
瞬時デコーダリフレッシュ(IDR)ピクチャ以外の(例えば、クリーンランダムアクセス(CRA)ピクチャ、漸次的ランダムアクセス(GRA)ピクチャ、又は漸次的復号化リフレッシュ(GDR)ピクチャ、CVSSピクチャ等の)ランダムアクセスポイントピクチャに復号化順に遭遇するときに、その方法は、復号化されているピクチャのバッファ(DPB)の中の(例えば、以前に復号化されているピクチャ等の)前のピクチャの出力のための技術を提供する。ランダムアクセスポイントピクチャに到達するときにDPBから以前に復号化されているピクチャを空にすることは、DPBがオーバーフローを引き起こすのを防止し、より連続的な再生を促進する。したがって、ビデオコーディングの際の(また、"コーデック"としても知られている)コーダ/デコーダは、現在のコーデックと比較して改善されている。実際の問題として、ビデオが送信され、受信され、及び/又は視聴されるときに、改善されているビデオコーディングプロセスは、より良好なユーザ体験をユーザに提供する。
【0006】
随意的に、複数の先行する態様のうちのいずれかにおいて、その態様の他の実装は、前記CRAピクチャが、前記コーディングされているビデオビットストリームの最初のピクチャではないということを提供する。
【0007】
随意的に、複数の先行する態様のうちのいずれかにおいて、その態様の他の実装は、前記第1のフラグが前記第1の値に設定されるときに、DPBフルネスパラメータを0に設定するステップを提供する。
【0008】
随意的に、複数の先行する態様のうちのいずれかにおいて、その態様の他の実装は、前記第1のフラグが、no_output_of_prior_pics_flagとして指定され、前記第2のフラグが、NoOutputOfPriorPicsFlagとして指定されるということを提供する。
【0009】
随意的に、複数の先行する態様のうちのいずれかにおいて、その態様の他の実装は、前記DPBが、前記CRAピクチャが復号化された後に空にされるということを提供する。
【0010】
随意的に、複数の先行する態様のうちのいずれかにおいて、その態様の他の実装は、前記現在のピクチャに基づいて生成される画像を表示するステップを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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