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公開番号2025106692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000169
出願日2024-01-04
発明の名称液体吐出装置および液体吐出装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/17 20060101AFI20250709BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】回復動作時における異物等の流路内への混入を抑制すること。
【解決手段】液体吐出装置は、液体を吐出する吐出口を有する液体吐出ヘッドと、吐出口と連通する圧力室を通るように前記液体吐出ヘッド内の液体を循環させる循環手段と、液体吐出ヘッドによって記録媒体に画像を記録する場合における循環手段による循環流速よりも遅い循環流速において、液体吐出ヘッドの回復動作を行う回復手段と、回復手段による回復動作と並行して、吐出口から記録に用いられない液体を吐出する予備吐出を行う制御をする制御手段と、を有する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する吐出口を有する液体吐出ヘッドと、
前記吐出口と連通する圧力室を通るように前記液体吐出ヘッド内の液体を循環させる循環手段と、
前記液体吐出ヘッドによって記録媒体に画像を記録する場合における前記循環手段による循環流速よりも遅い循環流速において、前記液体吐出ヘッドの回復動作を行う回復手段と、
前記回復手段による前記回復動作と並行して、前記吐出口から記録に用いられない液体を吐出する予備吐出を行う制御をする制御手段と、
を有することを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記回復動作が完了した前記吐出口から前記予備吐出を行うことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記記録媒体への記録動作が完了した後に、前記循環手段を停止してから前記回復動作を実施することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記記録媒体への記録動作が完了した後に、前記循環手段におけるポンプの回転速度を減速させながら前記回復動作を実施することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記液体吐出ヘッドが液体を吐出可能な循環流速以上となる時間範囲内で前記回復動作および前記予備吐出を完了させることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記液体吐出ヘッドが液体を吐出可能な循環流速以上となる時間範囲内で前記回復動作及び前記予備吐出が完了しない場合、前記記録媒体への前記記録動作が完了した後であり、かつ、前記回復動作の開始後に前記循環手段を停止することを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記液体吐出ヘッドが液体を吐出可能な循環流速以上となる時間範囲内で前記予備吐出が完了しない場合、前記予備吐出の吐出周波数を上げることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
循環流速を導出する導出手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記予備吐出を実施する時点における前記導出手段によって導出された前記循環流速に基づいて、前記予備吐出の量を決定することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記循環手段を停止した後の前記循環流速が速いほど、前記予備吐出の量を少なくすることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記制御手段は、所定の数の吐出口によって構成されるエリアごとに、前記制御を行う、請求項1に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体吐出装置および液体吐出装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置において、高密度に配列される吐出口のそれぞれに連通する流路と、吐出口に対応する圧力室とを通過するようにインクを循環させることにより、吐出口内のインクの粘度上昇を抑制する構成が知られている(特許文献1)。特許文献1では、2つの圧力調整機構の圧力差を利用して圧力室を通過するようにインクの流れを生じさせている。
【0003】
また、インクジェット記録装置においては、一般的に記録ヘッドの吐出口配列面をワイパブレード等で払拭することで回復動作が行われている。このとき、吐出口配列面に付着したインクが吐出口内に侵入し混ざってしまう所謂混色が発生したり、異物が吐出口内に押し込まれてしまったりすることが発生し得る。通常、このような混色および異物は、予備吐出または吸引動作によって除去される。
【0004】
ここで、特許文献1のように吐出口内のインクを循環する構成において、吐出口内のインクを循環させたまま吐出口配列面の回復動作を行うと、吐出口内の混色インクおよび異物が循環流路内の奥に侵入し、除去出来なくなる可能性がある。特許文献2には、吐出口配列面の回復動作を実施する場合に、循環ポンプを停止する構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-124617号公報
特開2016-199021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2のように回復動作を実施する際に循環ポンプを停止させたとしても、吐出口内を通過するインクの流速が完全に停止するまでにはタイムラグが発生する場合がある。例えば、特許文献1のように圧力調整機構間の圧力差によりインクの流れを生じさせている場合、圧力差が解消されるまでは吐出口内を含む循環流路内にインクの流れが生じ得る。このため、例えば記録動作終了後に循環駆動を停止させてから吐出口配列面の回復を実行する場合において、記録動作終了から回復動作開始までの時間が短いとき、吐出口内の循環流速が停止しないまま回復動作を実行することになる。その場合、混色インクまたは異物が循環流速により流路奥まで進入し、予備吐出または吸引動作によって除去できなくなる可能性がある。この結果、記録した画像の色味の異常、インク滴の着弾ずれ、および不吐出ノズルが発生する虞がある。
【0007】
一方で、記録動作終了後に循環駆動を停止させ、さらに循環流速が停止するまでの待機時間を設けると、結果として、回復動作の開始が遅れることとなり、生産性の低下を招く虞がある。
【0008】
本開示は、回復動作時における異物等の流路内への混入を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様にかかる液体吐出装置は、液体を吐出する吐出口を有する液体吐出ヘッドと、前記吐出口と連通する圧力室を通るように前記液体吐出ヘッド内の液体を循環させる循環手段と、前記液体吐出ヘッドによって記録媒体に画像を記録する場合における前記循環手段による循環流速よりも遅い循環流速において、前記液体吐出ヘッドの回復動作を行う回復手段と、前記回復手段による前記回復動作と並行して、前記吐出口から記録に用いられない液体を吐出する予備吐出を行う制御をする制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、回復動作時における異物等の流路内への混入を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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