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公開番号
2025107398
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2025078803,2021207366
出願日
2025-05-09,2021-12-21
発明の名称
下水道管用のリブ付き継手のための樹脂組成物およびリブ付き継手
出願人
株式会社クボタケミックス
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
C08L
27/06 20060101AFI20250710BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】作業環境への負担が小さい樹脂組成物を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る樹脂組成物は、下水道管用のリブ付き継手のための樹脂組成物であり、塩化ビニル系樹脂と、カルシウム-亜鉛系安定剤と、を含んでいる。カルシウム-亜鉛系安定剤は、ゼオライト系安定剤を含んでおり、塩化ビニル系樹脂の重合度は670以下である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
塩化ビニル系樹脂と、カルシウム-亜鉛系安定剤と、を含んでいる、
下水道管用のリブ付き継手のための樹脂組成物であって、
上記カルシウム-亜鉛系安定剤は、ゼオライト系安定剤を含んでおり、
上記塩化ビニル系樹脂の重合度は670以下である、樹脂組成物。
続きを表示(約 170 文字)
【請求項2】
上記カルシウム-亜鉛系安定剤は、脂肪酸のカルシウム塩および脂肪酸の亜鉛塩をさらに含んでいる、請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
射出成形により成形加工される、請求項1または2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の樹脂組成物を含んでいる、リブ付き継手。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はリブ継手用樹脂組成物およびリブ継手に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
塩化ビニル系樹脂は広範な用途のある材料であるが、熱または光に晒されると、分解、変色などの外観不良を生じる。このような外観不良を防ぐために、様々な安定剤が塩化ビニル系樹脂に添加されている。例えば、特許文献1は、ジアルキル錫化合物およびモノアルキル錫化合物からなる錫系安定剤を含んでいる塩化ビニル樹脂を開示している。特許文献2は、カルシウム-亜鉛系安定剤を含んでいるペースト用塩化ビニル樹脂を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭62-225546号公報
特開平09-291118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように錫系化合物を安定剤として用いた塩化ビニル樹脂は、危険物取扱に関する法規制、臭気対策など、作業環境における負担が大きかった。また、特許文献2が開示しているのはペースト用の樹脂組成物であり、リブ継手に樹脂組成物を使用することについて記載がなかった。
【0005】
本発明の一態様は、作業環境への負担が小さいリブ継手用樹脂組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明には、以下の態様が含まれる。
<1>
塩化ビニル系樹脂と、
カルシウム-亜鉛系安定剤と、
を含んでいる、リブ継手用樹脂組成物。
<2>
上記カルシウム-亜鉛系安定剤は、脂肪酸のカルシウム塩および脂肪酸の亜鉛塩を含んでいる、<1>に記載のリブ継手用樹脂組成物。
<3>
上記塩化ビニル系樹脂の重合度は670以下である、<1>または<2>に記載のリブ継手用樹脂組成物。
<4>
射出成形により成形加工される、<1>~<3>のいずれかに記載のリブ継手用樹脂組成物。
<5>
<1>~<4>のいずれかに記載のリブ継手用樹脂組成物を含んでいる、リブ継手。
【0007】
本発明には、以下の態様もさらに含まれる。
<1>
塩化ビニル系樹脂と、カルシウム-亜鉛系安定剤を含んでおり、
β-ジケトンを含んでいない、
下水道管用のリブ付き継手のための樹脂組成物であって、
上記塩化ビニル系樹脂の重合度は670以下である、樹脂組成物。
<2>
上記カルシウム-亜鉛系安定剤は、脂肪酸のカルシウム塩および脂肪酸の亜鉛塩を含んでいる、<1>に記載の樹脂組成物。
<3>
射出成形により成形加工される、<1>または<2>に記載の樹脂組成物。
<4>
<1>~<3>のいずれかに記載の樹脂組成物を含んでいる、リブ付き継手。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、作業環境への負担が小さいリブ継手用樹脂組成物が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではなく、記述した範囲内で種々の変更が可能である。例えば、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれる。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意図する。
【0010】
〔1.リブ継手用樹脂組成物〕
本発明の一態様に係るリブ継手用樹脂組成物は、塩化ビニル系樹脂およびカルシウム-亜鉛系安定剤を含んでいる。以下、各成分について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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