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公開番号2025107816
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001283
出願日2024-01-09
発明の名称電池冷却装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H01M 10/6568 20140101AFI20250714BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】負荷に応じて電池セルを効率よく冷却することができる電池冷却装置を提供すること。
【解決手段】複数の電池セルにより構成された電池モジュールを冷却液によって冷却する電池冷却装置であって、電池セルの電極端子と電極端子に接続されたバスバーとを冷却液で冷却する第1冷却器と、電池セルの底面側から電池セルを冷却液で冷却する第2冷却器と、第1冷却器と第2冷却器とに冷却液を分流して供給する分配管と、を備え、分配管は、冷却液が流入する上流管と、上流管から分岐し、上流管と第1冷却器とを連通する第1供給管と、上流管から分岐し、上流管と第2冷却器とを連通する第2供給管と、を有し、第1供給管の内部には、第1冷却器に供給される冷却液の流量を調整する流量調整弁が設けられ、流量調整弁は、上流管を流通する冷却液の流量に応じて開閉し、上流管を流通する冷却液の流量が多くなるにつれて開く。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池セルにより構成された電池モジュールを冷却液によって冷却する電池冷却装置であって、
前記電池セルの電極端子と前記電極端子に接続されたバスバーとを冷却液で冷却する第1冷却器と、
前記電池セルの底面側から前記電池セルを冷却液で冷却する第2冷却器と、
前記第1冷却器と前記第2冷却器とに冷却液を分流して供給する分配管と、
を備え、
前記分配管は、
冷却液が流入する上流管と、
前記上流管から分岐し、前記上流管と前記第1冷却器とを連通する第1供給管と、
前記上流管から分岐し、前記上流管と前記第2冷却器とを連通する第2供給管と、を有し、
前記第1供給管の内部には、前記第1冷却器に供給される冷却液の流量を調整する流量調整弁が設けられ、
前記流量調整弁は、前記上流管を流通する冷却液の流量に応じて開閉し、前記上流管を流通する冷却液の流量が多くなるにつれて開く
ことを特徴とする電池冷却装置。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記流量調整弁は、前記上流管を流通する冷却液の流量が多くなるにつれて前記第1供給管の流路内を下流側に押されるように作動することにより開く開閉弁である
ことを特徴とする請求項1に記載の電池冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電池モジュールを冷却する電池冷却装置において、複数の電池セルを収容するケース内に加圧された冷媒を流通させることにより冷媒によって電池セル全体を冷却することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-18586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発熱により電池セルの寿命が短くなることを抑制するためには、電池セル全体を十分に冷却するとともに、高負荷時には電池セルが電極の局所的な高温状態になることを避けることが望ましい。しかしながら、特許文献1に記載の構成ではケース内に供給された冷媒によって電池セルの全体を冷却することができるものの、電極の局所的な発熱に対応するものではなかった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、負荷に応じて電池セルを効率よく冷却することができる電池冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、複数の電池セルにより構成された電池モジュールを冷却液によって冷却する電池冷却装置であって、前記電池セルの電極端子と前記電極端子に接続されたバスバーとを冷却液で冷却する第1冷却器と、前記電池セルの底面側から前記電池セルを冷却液で冷却する第2冷却器と、前記第1冷却器と前記第2冷却器とに冷却液を分流して供給する分配管と、を備え、前記分配管は、冷却液が流入する上流管と、前記上流管から分岐し、前記上流管と前記第1冷却器とを連通する第1供給管と、前記上流管から分岐し、前記上流管と前記第2冷却器とを連通する第2供給管と、を有し、前記第1供給管の内部には、前記第1冷却器に供給される冷却液の流量を調整する流量調整弁が設けられ、前記流量調整弁は、前記上流管を流通する冷却液の流量に応じて開閉し、前記上流管を流通する冷却液の流量が多くなるにつれて開くことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、高負荷になると冷却液の温度上昇に伴い冷却液の流量が増大するため、第1供給管に設けた流量調整弁が冷却液の流量に応じて開閉することにより、負荷に応じて電池セルを効率よく冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における電池冷却装置を示す模式図である。
バスバー冷却器と底面冷却器とを説明するための図である。
分配管を説明するための図である。
冷却液の流量と各冷却器への供給流量とを説明するためのグラフ図である。
(a)は冷却液の流量が少ない場合を説明するための図であり、(b)は冷却液の流量が中程度の場合を説明するための図であり、(c)は冷却液の流量が多い場合を説明するための図である。
(a)は変形例の分配管について冷却液の流量が少ない場合を説明するための図であり、(b)は変形例の分配管について冷却液の流量が中程度の場合を説明するための図であり、(c)は変形例の分配管について冷却液の流量が多い場合を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態における電池冷却装置について具体的に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における電池冷却装置を示す模式図である。電池冷却装置1は、冷却液によって電池モジュール2を冷却するものである。電池冷却装置1は、バスバー冷却器10と、底面冷却器20と、分配管30とを備える。電池モジュール2では、図2に示すように、電池セル3がバスバー冷却器10と底面冷却器20とによって冷却される。電池モジュール2は複数の電池セル3が積層した構造を有し、電池セル3の端子同士がバスバーによって電気的に接続されている。バスバー冷却器10は第1冷却器であり、底面冷却器20は第2冷却器である。
(【0011】以降は省略されています)

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