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公開番号2025108759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025073988,2023516934
出願日2025-04-28,2021-04-28
発明の名称喫煙システム、デバイスキット、消耗品、組み合わせ品、並びに末端到達感および末端到達予見感を得る方法
出願人日本たばこ産業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A24F 40/40 20200101AFI20250715BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】香味発生物品をチャンバに挿入したとき、チャンバの末端に到達したことを感じやすく、かつチャンバの末端に到達することを予見しやすい喫煙システムを得る。
【解決手段】香味発生物品を収容部に挿入し、香味発生物品の先端が収容部の末端に到達したときの抵抗値を挿入力Aとし、香味発生物品を収容部に挿入した場合における、収容部の挿入端側の所定位置から所定位置と収容部の末端との中間点までの抵抗値の平均である前半部平均抵抗力に対する、所定位置と収容部の末端との中間点から収容部の末端までの抵抗値の平均である後半部平均抵抗力の比を第1抵抗力比Bとしたとき、A≦4.00NおよびB>1.0を満たす。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
喫煙システムであって、
香味吸引器と香味発生物品とを備え、
前記香味吸引器は、一端に開口が形成され、前記開口を介して前記香味発生物品の少なくとも一部を収容する収容部を含み、
前記香味発生物品を前記収容部に挿入し、前記香味発生物品の先端が前記収容部の末端に到達したときの抵抗値を挿入力Aとし、
前記香味発生物品を前記収容部に挿入した場合における、前記収容部の挿入端側の所定位置から前記所定位置と前記収容部の末端との中間点までの抵抗値の平均である前半部平均抵抗力に対する、前記所定位置と前記収容部の末端との中間点から前記収容部の末端までの抵抗値の平均である後半部平均抵抗力の比を第1抵抗力比Bとしたとき、
次式(1)および次式(2)を満たす
A≦4.00N…(1)
B>1.0…(2)
喫煙システム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の喫煙システムであって、
前記香味発生物品を前記収容部に挿入した場合に、所定範囲において抵抗値が所定量以上変動する局所変動領域が少なくとも1つ設けられる、
喫煙システム。
【請求項3】
請求項2に記載の喫煙システムであって、
前記局所変動領域における抵抗値と前記挿入力との比を第2抵抗力比Cとしたとき、
次式(3)を満たす
C≧0.8…(3)
喫煙システム。
【請求項4】
請求項2または請求項3の記載の喫煙システムであって、
前記収容部の末端位置から前記局所変動領域までの距離を距離Dとしたとき、
次式(4)を満たす
D≦5.0mm…(4)
喫煙システム。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の喫煙システムであって、
前記喫煙システムは、前記収容部に収容された前記香味発生物品を加熱する加熱部をさらに含み、
前記加熱部は、前記香味吸引器に設けられ、前記香味発生物品に挿入される加熱要素を有しない、
喫煙システム。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の喫煙システムであって、
前記香味発生物品は、
喫煙可能物が充填された充填部と、
前記充填部と連続して設けられる中空の筒状部と、
前記筒状部と連続して設けられるフィルタ部と、を含み、
前記収容部は、前記収容部に収容された前記香味発生物品を把持する把持部を含み、
前記把持部は、前記香味発生物品を前記収容部に挿入した場合に、前記香味発生物品の少なくとも2つの部分と接触可能な位置に設けられる、
喫煙システム。
【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の喫煙システムであって、
前記収容部は、
収容された前記香味発生物品の一部を前記収容部の軸方向に沿って押圧する接触部と、
収容された前記香味発生物品から離間する離間部と、を含む、
喫煙システム。
【請求項8】
デバイスキットであって、
請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の香味吸引器と、
請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の香味発生物品に用いられることを示す表示と、を有する、
デバイスキット。
【請求項9】
消耗品であって、
請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の香味発生物品と、
請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の香味吸引器に用いられることを示す表示と、を有する、
消耗品。
【請求項10】
消耗品とデバイスキットとの組み合わせ品であって、
請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の香味発生物品を含む消耗品と、
請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の香味吸引器を含むデバイスキットと、を備え、
前記消耗品および前記デバイスキットの少なくとも一方は、前記消耗品および前記デバイスキットの他方に用いられることを示す表示を有する、
組み合わせ品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、喫煙システム、デバイスキット、消耗品、組み合わせ品、並びに末端到達感および末端到達予見感を得る方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、材料の燃焼をすることなく香味等を吸引するための香味吸引器が知られている。このような香味吸引器として、例えば、チャンバの開口部に対応して、挿入された香味発生物品を把持する把持部を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6737902号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引用文献1には、チャンバに挿入された香味発生物品を把持する構造が開示されている。しかしながら、香味発生物品をチャンバに挿入したとき、チャンバの末端に到達したことを感じやすく、かつチャンバの末端に到達することを予見しやすいデバイスは存在しない。つまり、チャンバの末端に到達したことを感じにくく、チャンバの末端に到達することを予見し難いために、香味発生物品を強く押し込みすぎて、香味発生物品の変形を招くことがある。
【0005】
また、香味吸引器の加熱部に対して香味発生物品が適切な位置に配置されていないと、香味発生物品(特に、喫煙可能物が充填された充填部)に対する加熱が十分とならず、喫味に望ましくない影響が生じることがある。そのため、香味発生物品をチャンバ内の適正位置に配置できるよう、チャンバの末端に到達したことを感じやすく、かつチャンバの末端に到達することを予見しやすいことが重要である。
【0006】
本発明は、上記のような課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、香味発生物品をチャンバに挿入したとき、チャンバの末端に到達したことを感じやすく、かつチャンバの末端に到達することを予見しやすい喫煙システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1形態では、喫煙システムが提供される。この喫煙システムは、香味吸引器と香味発生物品とを備え、香味吸引器は、一端に開口が形成され、開口を介して香味発生物品の少なくとも一部を収容する収容部を含み、香味発生物品を収容部に挿入し、香味発生物品の先端が収容部の末端に到達したときの抵抗値を挿入力Aとし、香味発生物品を収容部に挿入した場合における、収容部の挿入端側の所定位置から所定位置と収容部の末端との中間点までの抵抗値の平均である前半部平均抵抗力に対する、所定位置と収容部の末端との中間点から収容部の末端までの抵抗値の平均である後半部平均抵抗力の比を第1抵抗力比Bとしたとき、次式(1)および次式(2)を満たす。
A≦4.00N…(1)
B>1.0…(2)
【0008】
本発明の第1形態によれば、式(1)を満たすことで、香味発生物品を収容部に挿入したとき、収容部の末端に到達したことを感じることができ、また、式(2)を満たすことで、収容部の末端に接近する側での挿入抵抗の上昇感が、末端の接近を感知させてくれるので、収容部の末端に到達することを予見しやすくなる。
【0009】
本発明の第1形態において、収容部の挿入端側の所定位置は、収容部の末端から10mmの位置であってもよい。また、所定位置と収容部の末端との中間点は、収容部の末端から5mmの位置であってもよい。この場合、前半部平均抵抗力とは、収容部の末端からの位置が10mm~5mmの範囲における抵抗値の平均であり、後半部平均抵抗力とは、収容部の末端からの位置が5mm~0mmの範囲における抵抗値の平均であってもよい。
【0010】
本発明の第2形態では、第1形態において、香味発生物品を収容部に挿入した場合に、所定範囲において抵抗値が所定量以上変動する局所変動領域が少なくとも1つ設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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