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公開番号
2025109008
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002645
出願日
2024-01-11
発明の名称
固体二次電池
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
10/0585 20100101AFI20250716BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】急速充電が可能であり、かつ好ましい充放電効率が得られる、中間層を有する固体二次電池を提供すること。
【解決手段】正極層と、少なくとも負極集電体を含む負極層と、固体電解質材料を含む固体電解質層と、負極層と固体電解質層との間に設けられる中間層と、を有し、正極層と固体電解質層と中間層と負極層とが接合された電極接合体を拘束する緩衝材を有し、緩衝材は、25%圧縮荷重が0.5MPaより大きく、伸びが100%より小さい、固体二次電池。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
正極層と、少なくとも負極集電体を含む負極層と、固体電解質材料を含む固体電解質層と、前記負極層と前記固体電解質層との間に設けられる中間層と、を有し、
前記正極層と前記固体電解質層と前記中間層と前記負極層とが接合された電極接合体を拘束する緩衝材を有し、
前記緩衝材は、25%圧縮荷重が0.5MPaより大きく、伸びが100%より小さい、固体二次電池。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記中間層を構成する材料、及び前記固体電解質材料は、粒子状であり、
前記中間層を構成する粒子の粒径は、前記固体電解質材料の粒径よりも小さい、請求項1に記載の固体二次電池。
【請求項3】
前記中間層の空隙率は、40~70%である、請求項1又は2に記載の固体二次電池。
【請求項4】
前記中間層の複合弾性率は、1GPa未満である、請求項1又は2に記載の固体二次電池。
【請求項5】
前記中間層は、無定形炭素を含む、請求項1又は2に記載の固体二次電池。
【請求項6】
前記緩衝材の圧縮残留歪は、6%以上である、請求項1又は2に記載の固体二次電池。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、固体二次電池に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池に関する研究開発が行われている。
【0003】
このような二次電池としては、正極層と負極層との間に固体電解質層が配置された、リチウム金属電池、リチウムイオン二次電池等の固体二次電池が知られている。負極層と固体電解質層との間には、リチウム等の析出を均一化させ界面を安定化させる目的で、中間層が配置される場合がある。
【0004】
固体二次電池において、充放電効率の向上が求められている。例えば、特許文献1には、充放電効率と放電容量とを両立させるための技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2022/254796号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1は、負極に用いられるチタン酸リチウムは質量当たりの容量が小さい、という課題に対して、Li、Ti、およびOを含む第1活物質と、MoおよびOを含む第2活物質と、固体電解質と、を含む電極材料を提案するものである。一方で、中間層を有する固体二次電池において、急速充電を行った際に電流密度分布が不均一となる結果、電池が高抵抗化する、或いは短絡が発生する、という課題がある。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、急速充電が可能であり、かつ好ましい充放電効率が得られる、中間層を有する固体二次電池を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 本発明は、正極層と、少なくとも負極集電体を含む負極層と、固体電解質材料を含む固体電解質層と、前記負極層と前記固体電解質層との間に設けられる中間層と、を有し、前記正極層と前記固体電解質層と前記中間層と前記負極層とが接合された電極接合体を拘束する緩衝材を有し、前記緩衝材は、25%圧縮荷重が0.5MPaより大きく、伸びが100%より小さい、固体二次電池に関する。
【0009】
(1)の発明によれば、急速充電が可能であり、かつ好ましい充放電効率が得られる、中間層を有する固体二次電池を提供できる。
【0010】
(2) 前記中間層を構成する材料、及び前記固体電解質材料は、粒子状であり、前記中間層を構成する粒子の粒径は、前記固体電解質材料の粒径よりも小さい、(1)に記載の固体二次電池。
(【0011】以降は省略されています)
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