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公開番号
2025111061
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005214
出願日
2024-01-17
発明の名称
積み重ね用治具、台車の積み重ね方法及び運搬方法
出願人
高砂熱学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B62B
3/16 20060101AFI20250723BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】運送車両によって建設現場などに資材を運んだ後、資材を台車に積み替える手間を省いて省力化、作業時間の短縮を図る。
【解決手段】載置面に荷物Bを載せた台車1Aのコーナー部分から立ち上がるパイプ21の上端部を、積み重ね用治具10の受容部12内に挿入し、その後積み重ね用治具10の台座部14に、載置面に荷物Bを載せた他の台車1Bのコーナー部分に設けられたソケット3の下部を挿入して、荷物Bを載せた台車1Aの上に荷物Bを載せた他の台車1Bを積み重ねる。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
台車を上下方向に積み重ねる際に使用する積み重ね用治具であって、
前記台車の各コーナー部分に設けられたパイプの上端部が挿入されて所定位置に受け止め可能な複数の受容部と、
前記受容部同士を連結するフレームを有し、
前記各受容部の上部には台座部が設けられ、
前記台座部は、台車のコーナー部分に設けられて前記パイプの下端部が挿入されるソケットの下部を受容可能であることを特徴とする、積み重ね用治具。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記台座部の受容部分の内径は、底部に向かうにつれて小さくなることを特徴とする、請求項1に記載の積み重ね用治具。
【請求項3】
請求項1~2のいずれか一項に記載の積み重ね用治具を用いて、荷物を載せた台車を上下方向に積み重ねる方法であって、
載置面に荷物を載せた台車のコーナー部分から立ち上がるパイプの上端部を、
前記積み重ね用治具の受容部内に挿入し、
その後前記積み重ね用治具の台座部に、載置面に荷物を載せた他の台車のコーナー部分の下部に設けられたソケットの下部を挿入することを特徴とする、台車の積み重ね方法。
【請求項4】
前記パイプの下端部を前記ソケット内に挿入した際に、前記パイプの降下を防止する支持部が、前記パイプの外周に設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の台車の積み重ね方法。
【請求項5】
前記パイプの下端部を前記ソケット内に挿入した際に、前記パイプの降下を防止する支持部が、前記ソケットに設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の台車の積み重ね方法。
【請求項6】
前記パイプの上端部が前記受容部に挿入されて所定位置にて受け止められた際にそのことを示す印が、前記パイプの外周に設けられていることを特徴とする、請求項3に記載の台車の積み重ね方法。
【請求項7】
請求項3に記載の台車の積み重ね方法によって荷物を載置したまま積み重ねた台車を施設内で保管し、
目的地に運送する際には前記積み重ねた状態を解除して、荷物を載置した台車を運送車両に積み込むことを特徴とする、運搬方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積み重ね用治具、台車の積み重ね方法及び運搬方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、例えば建築現場での省人化や現場での労力の低減を図るため、予め工場や倉庫内で部品、部材、筐体などをある程度組み立ててユニット化して、現場に搬入することが行われている。
【0003】
この場合、従来はユニット化したそのような資材を現場に搬送する際には、例えば特許文献1に開示されているように、上面に資材を載置でき、側面にフォークリフト等のフォークが挿入される挿入部が設けられた運搬用のパレットが利用されている。そしてパレット上に資材を載置した後、パレットごとフォークリフトによって運送トラックなどの運送車両の荷台に積載されていた。
【0004】
資材を載置したパレットは運送車両によって建築現場へ運送された後、現場で待機していたフォークリフトによって運送車両の荷台から降ろされ、通常は例えば所定の集積場所へ運ばれて当該集積場所から当該資材が使用される現場へ運ばれる。運送車両の荷台から降ろされて直ちに現場へ運ばれる場合もある。
【0005】
いずれにしろ資材を使用する現場に当該資材を運ぶ際は、集積場所で一旦パレットから資材を下ろし、使用する現場へ搬送するため台車に積み替え、作業員が当該台車を押して運搬し、使用する現場で作業員が当該資材を台車から降ろして使用している。パレット上の資材を台車に乗せ換えるのは、往々にして建設現場では段差等があり、パレットのままでの取り扱いや運搬は難しいからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-81268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記したように、現場で待機していたフォークリフトによって運送トラックなどの運送車両の荷台から降ろされた後、資材が使用される現場へ運搬するには、結局台車に移し替える必要があり、その際の手間がかかり、また相応の時間も要していた。
【0008】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、例えば運送車両によって建設現場に運ばれた後、資材を台車に積み替える手間を省いて省力化、作業時間の短縮を図ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するため、本発明は、台車を上下方向に積み重ねる際に使用する積み重ね用治具であって、前記台車の各コーナー部分に設けられたパイプの上端部が挿入されて所定位置に受け止め可能な複数の受容部と、前記受容部同士を連結するフレームを有し、前記各受容部の上部には台座部が設けられ、前記台座部は、台車のコーナー部分に設けられて前記パイプの下端部が挿入されるソケットの下部を受容可能であることを特徴としている。
【0010】
本発明にかかる治具は、例えば載置面に荷物を載せた台車のコーナー部分から立ち上がるパイプの上端部を、前記積み重ね用治具の受容部内に挿入し、その後前記積み重ね用治具の台座部に、載置面に荷物を載せた他の台車のコーナー部分の下部に設けられたソケットの下部を挿入する。これによって下側の台車と上側の台車は前記パイプによって連結される。したがって台車に例えば資材等の荷物を載置したまま、台車同士を上下に積み重ねることができる。載置面に荷物を載せた他の台車のコーナー部分の下部に設けられたソケットの下部を台座部に挿入する際には、例えばフォークリフトを用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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