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公開番号
2025111295
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005631
出願日
2024-01-17
発明の名称
積層体および包装袋
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B32B
27/28 20060101AFI20250723BHJP(積層体)
要約
【課題】クリーン環境内で使用される物品を好適に包装でき、かつ層間での浮きの発生が抑制された、包装材料として好適な積層体を提供する。
【解決手段】積層体であって、該積層体は、少なくとも、本体部と、剥離部と、を積層方向に備え、本体部は、第1面と、第1面に対向する第2面と、を有し、剥離部は、第1面と、第1面に対向する第2面と、を有し、剥離部は、本体部から剥離できるように、本体部の第1面上に設けられており、本体部が、本体部の第1面を構成する層として、エチレン-不飽和カルボン酸共重合体およびアイオノマー樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂を含有する樹脂層を備える、積層体。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
積層体であって、
前記積層体は、少なくとも、
本体部と、
剥離部と、
を積層方向に備え、
前記本体部は、第1面と、前記第1面に対向する第2面と、を有し、前記剥離部は、第1面と、前記第1面に対向する第2面と、を有し、前記剥離部は、前記本体部から剥離できるように、前記本体部の前記第1面上に設けられており、
前記本体部が、前記本体部の第1面を構成する層として、エチレン-不飽和カルボン酸共重合体およびアイオノマー樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂を含有する樹脂層を備える、
積層体。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記アイオノマー樹脂が、エチレン系アイオノマー樹脂である、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記エチレン-不飽和カルボン酸共重合体および前記アイオノマー樹脂が、それぞれ独立して、0.910g/cm
3
以上の密度を有する、請求項1に記載の積層体。
【請求項4】
前記剥離部が、ヘテロ原子含有樹脂を主成分として含有するヘテロ原子含有樹脂層を少なくとも備え、
前記ヘテロ原子含有樹脂層が、前記本体部における、エチレン-不飽和カルボン酸共重合体およびアイオノマー樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂を含有する前記樹脂層と接している、
請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
前記ヘテロ原子含有樹脂が、ポリアミド、エチレン-ビニルアルコール共重合体、ポリエステルおよびポリビニルアルコールから選択される少なくとも1種を含む、請求項4に記載の積層体。
【請求項6】
前記剥離部が、ポリオレフィンを主成分として含有するポリオレフィン層をさらに備える、請求項4に記載の積層体。
【請求項7】
前記ポリオレフィン層が、前記ポリオレフィンに加えて、酸変性ポリオレフィンをさらに含有する、請求項6に記載の積層体。
【請求項8】
前記本体部が、前記本体部の第2面を構成する層として、熱融着性樹脂層をさらに備える、請求項1に記載の積層体。
【請求項9】
前記本体部が、エチレン-不飽和カルボン酸共重合体およびアイオノマー樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂を含有する前記樹脂層と前記熱融着性樹脂層との間に、中間層をさらに備える、請求項8に記載の積層体。
【請求項10】
前記中間層が、直鎖状低密度ポリエチレンを主成分として含有する、請求項9に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、積層体および包装袋に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
半導体製品は、埃および塵等の異物が該製品に付着すると品質が低下しえることから、清浄度の高いクリーンルーム等のクリーン環境下で製造または使用されている。このような環境内に物品を持ち込む際には、プラスチックフィルム製の袋内に物品を収容した包装体を、クリーン環境内に持ち込む場合が多い。したがって、半導体製品等の高いクリーン度が要求される物品を収容する包装袋に対しても、高いクリーン性が求められている。
【0003】
包装体は、従来、内袋および外袋を少なくとも備える2重袋を用いて以下のようにして製造されている(例えば、特許文献1参照)。まず内袋の内側に物品を入れ、真空脱気し、内袋の開口部を密封する。次に外袋の内側に該内袋を入れ、真空脱気し、外袋の開口部を密封する。このような2重包装、または必要に応じて3重包装により、物品は包装されている。物品を使用する際には、クリーン環境の前室で外袋を開封して内袋を取り出し、クリーンな状態の内袋をクリーン環境内で開封して、物品は取り出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-126437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
2重脱気包装または3重脱気包装により物品を包装する際、脱気包装が複数回行われる。このため、物品包装の作業効率が高くない場合がある。また、包装袋の開封時には、複数回行われる袋の開封が手間である場合がある。そこで本発明者らは、本体部と剥離可能な剥離部とを備える積層体を用いて包装袋を作製することを検討した。クリーン環境の前室で包装袋の剥離部を本体部から剥離することで、クリーンな状態の袋をクリーン環境内に持ち込むことができる。しかしながら、本発明者らは、そのような積層体において層間での浮きが発生し、外観が低下するという新たな課題を見出した。
【0006】
本開示の目的は、クリーン環境内で使用される物品を好適に包装でき、かつ層間での浮きの発生が抑制された、包装材料として好適な積層体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一つの態様の積層体は、少なくとも、本体部と、剥離部と、を積層方向に備え、本体部は、第1面と、第1面に対向する第2面と、を有し、剥離部は、第1面と、第1面に対向する第2面と、を有し、剥離部は、本体部から剥離できるように、本体部の第1面上に設けられており、本体部が、本体部の第1面を構成する層として、エチレン-不飽和カルボン酸共重合体およびアイオノマー樹脂から選択される少なくとも1種の樹脂を含有する樹脂層を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、クリーン環境内で使用される物品を包装でき、かつ層間での浮きの発生が抑制された、包装材料として好適な積層体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図2は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図3は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図4は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図5は、本開示の積層体の一実施形態の模式断面図である。
図6は、本開示の包装袋の一実施形態の模式断面図である。
図7は、本開示の包装袋の一実施形態の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、詳細に説明する。本開示の態様は多くの異なる形態で実施でき、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されない。図面は、説明をより明確にするため、実施形態に比べ、各層の幅、厚さおよび形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本開示の解釈を限定しない。本明細書と各図において、既出の図に関してすでに説明したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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