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公開番号2025111710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-30
出願番号2025074933,2023505094
出願日2025-04-28,2021-11-01
発明の名称運指提示装置、訓練装置、運指提示方法および訓練方法
出願人ヤマハ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G10G 1/00 20060101AFI20250723BHJP(楽器;音響)
要約【課題】楽器を演奏する際の運指を提示する運指提示装置、訓練装置、運指提示方法および訓練方法を提供する。
【解決手段】訓練装置10および運指提示装置20を備える提示運指提示装置100において、運指提示装置は、受付部および推定部を備える。受付部は、複数の音符からなる音符列および音符列を演奏する演奏者を示す演奏者識別子を含む時系列データを受け付ける。推定部は、訓練済モデルを用いて、音符情報を推定する。音符情報は、演奏者識別子に基づいて音符列から運指を付与する対象となる音符を示す。訓練済モデルは、複数の音符からなる参照音符列および参照音符列を演奏する参照演奏者を示す参照演奏者識別子を含む入力時系列データと、参照音符列から参照演奏者の運指を付与する対象となる音符を示す出力音符情報との間の入出力関係を習得した機械学習モデルである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の音符からなる音符列および前記音符列を演奏する演奏者を示す演奏者識別子を含む時系列データを受け付ける受付部と、
訓練済モデルを用いて、前記演奏者識別子に基づいて前記音符列から運指を付与する対象となる音符を示す音符情報を推定する推定部とを備え、
前記訓練済モデルは、複数の音符からなる参照音符列および前記参照音符列を演奏する参照演奏者を示す参照演奏者識別子を含む入力時系列データと、前記参照音符列から前記参照演奏者の運指を付与する対象となる音符を示す出力音符情報との間の入出力関係を習得した機械学習モデルである、運指提示装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記演奏者識別子は、前記演奏者の身体的特徴に対応するように決定される、請求項1記載の運指提示装置。
【請求項3】
前記演奏者識別子は、前記演奏者による演奏の流儀に対応するように決定される、請求項1または2記載の運指提示装置。
【請求項4】
前記音符情報が示す音符が識別可能に表示された補助用楽譜を示す楽譜情報を生成する生成部をさらに備える、請求項1~3のいずれか一項に記載の運指提示装置。
【請求項5】
複数の音符からなる参照音符列および前記参照音符列を演奏する参照演奏者を示す参照演奏者識別子を含む入力時系列データを取得する第1の取得部と、
前記参照音符列から前記参照演奏者の運指を付与する対象となる音符を示す出力音符情報を取得する第2の取得部と、
前記入力時系列データと前記出力音符情報との間の入出力関係を習得した訓練済モデルを構築する構築部とを備える、訓練装置。
【請求項6】
複数の音符からなる音符列および前記音符列を演奏する演奏者を示す演奏者識別子を含む時系列データを受け付け、
訓練済モデルを用いて、前記演奏者識別子に基づいて前記音符列から運指を付与する対象となる音符を示す音符情報を推定し、
前記訓練済モデルは、複数の音符からなる参照音符列および前記参照音符列を演奏する参照演奏者を示す参照演奏者識別子を含む入力時系列データと、前記参照音符列から前記参照演奏者の運指を付与する対象となる音符を示す出力音符情報との間の入出力関係を習得した機械学習モデルであり、
コンピュータにより実行される、運指提示方法。
【請求項7】
複数の音符からなる参照音符列および前記参照音符列を演奏する参照演奏者を示す参照演奏者識別子を含む入力時系列データを取得し、
前記参照音符列から前記参照演奏者の運指を付与する対象となる音符を示す出力音符情報を取得し、
前記入力時系列データと前記出力音符情報との間の入出力関係を習得した訓練済モデルを構築し、
コンピュータにより実行される、訓練方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、楽器を演奏する際の運指を提示する運指提示装置、訓練装置、運指提示方法および訓練方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
楽器の演奏の練習を補助するための装置が知られている。例えば、特許文献1に記載された情報処理装置においては、演奏者の演奏技術レベルが算出され、算出された演奏技術レベルに基づいて、演奏者に演奏可能な楽曲が提示される。しかしながら、演奏者が未熟である場合には、各音符を楽器により演奏する際の指使い(以下、運指と呼ぶ。)を適切に決めることは容易ではない。これに対し、特許文献2には、音符系列の各音符での運指を確率モデルに基づいて決定する運指決定方法が記載されている。
特開2013-083845号公報
特開2007-241034号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献2によれば、演奏者は、確率モデルに基づいた楽器演奏における運指を認識することができる。しかしながら、現実的には運指の組み合わせは無数に存在し、楽曲を演奏するための最適な運指は1つではない。そのため、より適切な運指が提示されることが望まれる。
【0004】
本発明の目的は、楽器を演奏する際の適切な運指を提示することが可能な運指提示装置、訓練装置、運指提示方法および訓練方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の局面に従う運指提示装置は、複数の音符からなる音符列および音符列を演奏する演奏者を示す演奏者識別子を含む時系列データを受け付ける受付部と、訓練済モデルを用いて、演奏者識別子に基づいて音符列から運指を付与する対象となる音符を示す音符情報を推定する推定部とを備え、訓練済モデルは、複数の音符からなる参照音符列および参照音符列を演奏する参照演奏者を示す参照演奏者識別子を含む入力時系列データと、参照音符列から参照演奏者の運指を付与する対象となる音符を示す出力音符情報との間の入出力関係を習得した機械学習モデルである。
【0006】
本発明の第2の局面に従う訓練装置は、複数の音符からなる参照音符列および参照音符列を演奏する参照演奏者を示す参照演奏者識別子を含む入力時系列データを取得する第1の取得部と、参照音符列から参照演奏者の運指を付与する対象となる音符を示す出力音符情報を取得する第2の取得部と、入力時系列データと出力音符情報との間の入出力関係を習得した訓練済モデルを構築する構築部とを備える。
【0007】
本発明の第3の局面に従う運指提示方法は、複数の音符からなる音符列および音符列を演奏する演奏者を示す演奏者識別子を含む時系列データを受け付け、訓練済モデルを用いて、演奏者識別子に基づいて音符列から運指を付与する対象となる音符を示す音符情報を推定し、訓練済モデルは、複数の音符からなる参照音符列および参照音符列を演奏する参照演奏者を示す参照演奏者識別子を含む入力時系列データと、参照音符列から参照演奏者の運指を付与する対象となる音符を示す出力音符情報との間の入出力関係を習得した機械学習モデルであり、コンピュータにより実行される。
【0008】
本発明の第4の局面に従う訓練方法は、複数の音符からなる参照音符列および参照音符列を演奏する参照演奏者を示す参照演奏者識別子を含む入力時系列データを取得し、参照音符列から参照演奏者の運指を付与する対象となる音符を示す出力音符情報を取得し、入力時系列データと出力音符情報との間の入出力関係を習得した訓練済モデルを構築し、コンピュータにより実行される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、楽器を演奏する際の適切な運指を提示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る運指提示装置および訓練装置を含む処理システムの構成を示すブロック図である。
図2は各訓練データの一例を示す図である。
図3は訓練装置および運指提示装置の構成を示すブロック図である。
図4は表示部に表示される補助用楽譜の一例を示す。
図5は図3の訓練装置による訓練処理の一例を示すフローチャートである。
図6は図3の運指提示装置による運指提示処理の一例を示すフローチャートである。
図7は入力時系列データの他の例を示す図である。
図8は変形例における入力時系列データの一例を示す図である。
図9は変形例における出力指情報の一例を示す図である。
図10は第2の実施の形態における入力時系列データの一例を示す図である。
図11は第3の実施の形態における出力指情報の一例を示す図である。
図12は変形例における運指提示処理の一例を示すフローチャートである。
図13は運指提示処理のステップS24で推定される指情報の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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