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公開番号
2025112642
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006994
出願日
2024-01-19
発明の名称
建具
出願人
YKK AP株式会社
代理人
弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類
E06B
3/26 20060101AFI20250725BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】外召合せ框および内召合せ框の間の気密性を維持できる建具を提供すること。
【解決手段】引き違い窓1は、外障子4は、金属框材441および樹脂框材541を組み合わせてなる召合せ框44を有し、内障子6は、金属框材641および樹脂框材741を組み合わせてなる召合せ框64を有する。召合せ框44および召合せ框64は、Z軸方向において互いに重なる煙返し部447,647をそれぞれ有する。召合せ框64には、煙返し部647よりも室内空間側に配置され且つ召合せ框64との間で室内外を遮断する気密材14が装着される。召合せ框44の金属框材441は、召合せ框64に対向して配置される金属製の当接部448を有し、当接部448には、気密材14が摺動自在に当接される。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
外障子および内障子が枠体内に配置されて構成される建具であって、
前記外障子は、金属製の金属框材および樹脂製の樹脂框材を組み合わせてなる外召合せ框を有し、
前記内障子は、金属製の金属框材および樹脂製の樹脂框材を組み合わせてなる内召合せ框を有し、
前記外召合せ框および前記内召合せ框は、見込み方向において互いに重なる煙返し部をそれぞれ有し、
前記内召合せ框には、前記煙返し部よりも室内空間側に配置され且つ外召合せ框との間で室内外を遮断する気密材が装着され、
前記外召合せ框の金属框材は、前記内召合せ框に対向して配置される金属製の当接部を有し、
前記当接部には、前記気密材が摺動自在に当接される
ことを特徴とする建具。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の建具において、
前記内召合せ框の金属框材には、前記気密材が嵌合装着される凹溝部が形成される
ことを特徴とする建具。
【請求項3】
請求項1に記載の建具において、
前記当接部は、前記外召合せ框から前記内召合せ框側に向かって延出した延出片部と、前記延出片部から左右方向に延出し且つ前記気密材が摺動自在に当接する当接片部とを有し、
前記延出片部は、前記外障子の内周側に向かって左右方向に突出した突部を有し、
前記当接片部は、室外側に向かって見込み方向に突出した突部を有し、
前記延出片部および前記当接片部は、前記突部の間に前記樹脂框材が係合する係合溝部を構成する
ことを特徴とする建具。
【請求項4】
請求項3に記載の建具において、
前記外召合せ框の金属框材は、前記当接部が形成され且つ左右方向に沿った室外見付け面部を有し、
前記外召合せ框の樹脂框材は、前記室外見付け面部の端部を覆う樹脂本体部と、前記樹脂本体部に連続し且つ前記係合溝部に係合される係合片部と、前記係合片部よりも室内側の位置において前記樹脂本体部から前記当接片部の先端に向かって突出する突部とを有する
ことを特徴とする建具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外障子および内障子が枠体内に配置される引き違い窓や片引き窓などの建具に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、サッシ枠の内部に室外側サッシ障子および室内側サッシ障子がスライド可能に設置されるサッシが知られている(特許文献1参照)。室外側サッシ障子は、アルミニウムを材料として形成された形材と、室内側に位置する樹脂カバー材とを有する召合外框(外召合せ框)を備えている。室内側サッシ障子は、アルミニウムを材料として形成された形材と、形材の室内と対向する面を覆う樹脂カバー材とを有する召合内框(内召合せ框)を備えている。
召合内框には、召合外框の樹脂カバー材に当接またはわずかな隙間をあけて離間する時部が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-194056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載のサッシにおいて、召合内框の突起部を召合外框の樹脂カバー材に当接させる場合、召合外框の樹脂カバー材が気温変化等によって繰り返し生じる熱収縮に基づき変形を生じ、当該当接状態を保ち得ずに気密性を維持することが困難となるおそれがある。
【0005】
本発明の目的は、外召合せ框および内召合せ框の間の気密性を維持できる建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の建具は、外障子および内障子が枠体内に配置されて構成される引き違い窓であって、前記外障子は、金属製の金属框材および樹脂製の樹脂框材を組み合わせてなる外召合せ框を有し、前記内障子は、金属製の金属框材および樹脂製の樹脂框材を組み合わせてなる内召合せ框を有し、前記外召合せ框および前記内召合せ框は、見込み方向において互いに重なる煙返し部をそれぞれ有し、前記内召合せ框には、前記煙返し部よりも室内空間側に配置され且つ外召合せ框との間で室内外を遮断する気密材が装着され、前記外召合せ框の金属框材は、前記内召合せ框に対向して配置される金属製の当接部を有し、前記当接部には、前記気密材が摺動自在に当接されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、外召合せ框および内召合せ框の間の気密性を維持できる建具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る引き違い窓を示す内観姿図。
前記実施形態に係る引き違い窓を示す縦断面図。
前記実施形態に係る引き違い窓を示す横断面図。
前記実施形態に係る引き違い窓の上部を拡大して示す縦断面図。
前記実施形態に係る引き違い窓の下部を拡大して示す縦断面図。
前記実施形態に係る引き違い窓の一方の戸先部を拡大して示す横断面図。
前記実施形態に係る引き違い窓の他方の戸先部を拡大して示す横断面図。
前記実施形態に係る引き違い窓の召合せ部を拡大して示す横断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1~図3に示す建具である引き違い窓1は、ビルなどの建物の開口に設置され、窓枠2(枠体)と、窓枠2内に引き違い式にスライド移動可能に配置される外障子4および内障子6とを備えている。
以下の説明において、引き違い窓1の左右方向をX軸方向とし、引き違い窓1の上下方向をY軸方向とし、引き違い窓1の見込み方向をZ軸方向(室内外方向)とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
【0010】
[窓枠]
窓枠2は、四周枠組みされる上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24を備えている。上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24は、室外側の金属枠材211,221,231,241と、室内側の樹脂枠材311,321,331,341とを連結して構成されている。金属枠材211,221,231,241は、アルミ製の形材であって押出成形されており、樹脂枠材311,321,331,341は、合成樹脂製の形材であって押出成形されている。
(【0011】以降は省略されています)
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