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公開番号
2025113787
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008115
出願日
2024-01-23
発明の名称
固形燃料及びその製造方法
出願人
日鉄エンジニアリング株式会社
,
日鉄環境エネルギーソリューション株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C10L
5/44 20060101AFI20250728BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】高温環境で十分な強度を有する固形燃料及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】無水無灰ベースで固定炭素が85質量%以上であるバイオマス炭化物と、乾燥状態におけるCaOの含有量が50質量%以上である無機バインダと、を含む、固形燃料を提供する。無水無灰ベースで固定炭素が85質量%以上であるバイオマス炭化物と、乾燥状態におけるCaOの含有量が50質量%以上である無機バインダと、水と、を含む成形原料を混練し成形し、固形燃料を得る工程を有する、固形燃料の製造方法を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
無水無灰ベースで固定炭素が85質量%以上であるバイオマス炭化物と、乾燥状態におけるCaOの含有量が50質量%以上である無機バインダと、を含む、固形燃料。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記バイオマス炭化物の含有量が50質量%以上であり、前記無機バインダの含有量が15質量%以上である、請求項1に記載の固形燃料。
【請求項3】
空気中、1000℃で30分間加熱し冷却した後に測定される熱間強度が1000N以上である、請求項1又は2に記載の固形燃料。
【請求項4】
前記無機バインダがポルトランドセメントを含む、請求項1又は2に記載の固形燃料。
【請求項5】
前記バイオマス炭化物の粒子径が10mm以下である、請求項1又は2に記載の固形燃料。
【請求項6】
カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、澱粉、けい酸ナトリウム、及び粘土からなる群より選ばれる少なくとも一つをさらに含む、請求項1又は2に記載の固形燃料。
【請求項7】
粉コークスをさらに含む、請求項1又は2に記載の固形燃料。
【請求項8】
ガス化溶融炉用又はキュポラ用であり、スラグの融点調整機能を有する、請求項1又は2に記載の固形燃料。
【請求項9】
無水無灰ベースで固定炭素が85質量%以上であるバイオマス炭化物と、乾燥状態におけるCaOの含有量が50質量%以上である無機バインダと、水と、を含む成形原料を混練し成形する工程を有する、固形燃料の製造方法。
【請求項10】
前記バイオマス炭化物の粒子径が10mm以下である、請求項9に記載の固形燃料の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、固形燃料及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
地球温暖化対策のためのCO
2
削減の手段として、既存の化石燃料の代わりにバイオマスを利用する技術開発が進められている。特許文献1では、廃棄物溶融処理設備で用いられるコークスの代わりに、バイオマス炭化物にバインダを添加して成形し、乾留して得られる炭素分含有成形物を用いることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-57082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、炭素分含有成形物を燃料として用いる場合、有機バインダが好ましいとされている。しかしながら、有機バインダは一般に高価であるうえ、高温環境において強度を維持することが難しい。そこで、本開示は、高温環境で十分な強度を有する固形燃料及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面は、無水無灰ベースで固定炭素が85質量%以上であるバイオマス炭化物と、乾燥状態におけるCaOの含有量が50質量%以上である無機バインダと、を含む固形燃料を提供する。この固形燃料は、固定炭素が85質量%以上であるバイオマス炭化物と無機バインダを含んでいることから、高温環境で十分な強度を有する。
【0006】
本開示の一側面は、無水無灰ベースで固定炭素が85質量%以上であるバイオマス炭化物と、乾燥状態におけるCaOの含有量が50質量%以上である無機バインダと、水と、を含む成形原料を混練し成形する工程を有する固形燃料の製造方法を提供する。この製造方法では、固定炭素が85質量%以上であるバイオマス炭化物と、無機バインダを用いていることから、高温環境で十分な強度を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、高温環境で十分な強度を有する固形燃料及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ガス化溶融炉とこれを備える廃棄物溶融処理設備の一例を模式的に示す図である。
熱間強度及び冷間強度の測定方法を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、場合により図面を参照して、本開示の例示的な実施形態について説明する。以下の実施形態は、本開示を説明するための例示であり、本開示を以下の内容に限定する趣旨ではない。
【0010】
一実施形態に係る固形燃料は、無水無灰ベースで固定炭素が88質量%以上であるバイオマス炭化物と、乾燥状態におけるCaOの含有量が50質量%以上である無機バインダと、を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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