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公開番号
2025113923
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008329
出願日
2024-01-23
発明の名称
ハーネス組立部品
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
B60R
16/027 20060101AFI20250728BHJP(車両一般)
要約
【課題】ワイヤーハーネスをコネクタに接続させる作業の際に、回転部材との接触が回避されるように軌跡を容易にコントロールすることができるハーネス組立部品を提供する。
【解決手段】ワイヤーハーネスと保護チューブとを備えたハーネス組立部品は、保護チューブが被せられた高剛性部と、保護チューブが被せられていない、高剛性部に比べて屈曲し易い低剛性部と、を含んでいる。低剛性部は、ワイヤーハーネスの他端部がハウジングに固設されたコネクタに接続されるときに屈曲させられることで回転部材との接触が回避される位置に予め形成されている。これにより、回転部材との接触が回避させられる位置でハーネス組立部品が屈曲され易くされる。よって、ワイヤーハーネスをコネクタに接続させる作業の際に、回転部材との接触が回避されるようにハーネス組立部品の軌跡を容易にコントロールすることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
回転部材が収容された非回転部材であるハウジング内に配置されるアクチュエータと一端部が接続され且つ前記ハウジングに固設されたコネクタと他端部が接続される、複数本の電線が束ねられたワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスの外周に被せられた保護チューブと、を備えたハーネス組立部品であって、
前記保護チューブが被せられた高剛性部と、前記保護チューブが被せられていない、前記高剛性部に比べて屈曲し易い低剛性部と、を含んでおり、
前記低剛性部は、前記他端部が前記コネクタに接続されるときに屈曲させられることで前記回転部材との接触が回避される位置に予め形成されていることを特徴とするハーネス組立部品。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記低剛性部は、前記保護チューブが周方向に沿って予め切断されて分割されることで形成された、又は、前記保護チューブの屈曲位置での外周側の一部が周方向に沿って予め切断されることで形成された、前記保護チューブが被せられていない部分であることを特徴とする請求項1に記載のハーネス組立部品。
【請求項3】
前記保護チューブは、前記低剛性部が屈曲させられたときに前記アクチュエータ側の端部が前記アクチュエータに近接させられる長さに予め形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハーネス組立部品。
【請求項4】
前記アクチュエータと前記コネクタとを最短距離で接続すると前記回転部材と接触させられる場合に、前記回転部材との接触が回避させられる長さに予め形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハーネス組立部品。
【請求項5】
前記アクチュエータと前記コネクタとを最短距離で接続するよりも長い長さに予め形成されつつ前記回転部材との接触が回避させられる形状に前記低剛性部にて屈曲させられることを特徴とする請求項1又は2に記載のハーネス組立部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤーハーネスと保護チューブとを備えたハーネス組立部品に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
複数本の電線が束ねられたワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスの外周に被せられた保護チューブと、を備えたハーネス組立部品が良く知られている。例えば、特許文献1に記載されたワイヤーハーネスがそれである。この特許文献1には、ワイヤーハーネスが屈曲部位を有しており、その屈曲部位がゴムチューブで包囲されていることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-13703号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ワイヤーハーネスが、回転部材が収容された非回転部材であるハウジング内に配置されるアクチュエータと一端部が接続され且つそのハウジングに固設されたコネクタと他端部が接続される場合がある。この場合、ワイヤーハーネスをハウジングのコネクタに接続させる際の作業性を考慮すると、ハーネス組立部品の長さに余裕が必要である。しかしながら、ワイヤーハーネスをハウジングのコネクタに接続させる作業の際に、ハーネス組立部品の剛性によっては、ハーネス組立部品の軌跡のコントロールが難しくなるおそれがある。そうすると、ワイヤーハーネスをハウジングのコネクタに接続させる際に、ハーネス組立部品と回転部材との接触を回避する為の気遣い作業が発生する。ハーネス組立部品の軌跡のコントロールは、ハーネス組立部品の配策と同義である。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、ワイヤーハーネスをハウジングのコネクタに接続させる作業の際に、回転部材との接触が回避されるように軌跡を容易にコントロールすることができるハーネス組立部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の要旨とするところは、(a)回転部材が収容された非回転部材であるハウジング内に配置されるアクチュエータと一端部が接続され且つ前記ハウジングに固設されたコネクタと他端部が接続される、複数本の電線が束ねられたワイヤーハーネスと、前記ワイヤーハーネスの外周に被せられた保護チューブと、を備えたハーネス組立部品であって、(b)前記保護チューブが被せられた高剛性部と、前記保護チューブが被せられていない、前記高剛性部に比べて屈曲し易い低剛性部と、を含んでおり、(c)前記低剛性部は、前記他端部が前記コネクタに接続されるときに屈曲させられることで前記回転部材との接触が回避される位置に予め形成されていることにある。
【発明の効果】
【0007】
前記第1の発明によれば、ワイヤーハーネスと保護チューブとを備えたハーネス組立部品は、保護チューブが被せられた高剛性部と、保護チューブが被せられていない、高剛性部に比べて屈曲し易い低剛性部と、を含んでいる。低剛性部は、ワイヤーハーネスの他端部がハウジングに固設されたコネクタに接続されるときに屈曲させられることで回転部材との接触が回避される位置に予め形成されている。これにより、回転部材との接触が回避させられる位置でハーネス組立部品が屈曲され易くされる。よって、ワイヤーハーネスをハウジングのコネクタに接続させる作業の際に、回転部材との接触が回避されるようにハーネス組立部品の軌跡を容易にコントロールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
車両に搭載されるディファレンシャルギヤの概略構成の一例を説明する図である。
本発明が適用されるハーネス組立部品の概略構成の一例を説明する図である。
ハーネス組立部品がハウジング内に組み付けられた状態の一例を示す図である。
図1におけるハウジング内の右側面視である。
ハーネス組立部品がハウジング内に組み付けられた状態の一例を示す図であって、図3とは別の実施態様である。
図1におけるハウジング内の右側面視であって、図4とは別の実施態様である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、車両10に搭載されるディファレンシャルギヤ20(以下、デフ20という)の概略構成の一例を説明する図である。図2は、本発明が適用されるハーネス組立部品30の概略構成の一例を説明する図である。
(【0011】以降は省略されています)
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