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公開番号2025114675
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2025076062,2021555284
出願日2025-05-01,2020-03-13
発明の名称石灰化を促進するための組成物及び方法
出願人ザ ユニバーシティー オブ メルボルン,THE UNIVERSITY OF MELBOURNE
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A61K 8/64 20060101AFI20250729BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】歯のエナメル質中の、低石灰化した歯の表面又は表面下の視認性を低下させるための組成物及び使用を提供する。
【解決手段】一態様において、本発明は、低石灰化した歯の表面又は表面下の視認性を低下させる方法であって、(i)低石灰化した歯の表面又は表面下に、少なくとも40%w/vのホスホペプチド(PP)安定化非晶質リン酸カルシウム(ACP)及び/又は非晶質フッ化リン酸カルシウム(ACFP)を含むpH6以下のpHの液体組成物を接触させるステップと;(ii)(i)に続いて、低石灰化した歯の表面又は表面下に塗布した液体組成物のpHを約9以上に上昇させ、それによって低石灰化した歯の表面又は表面下の中及び/又は上にゲルを形成し、それによって低石灰化した歯の表面又は表面下の視認性を低下させるステップと、を含む方法を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
低石灰化した歯の表面又は表面下の視認性を低下させる方法であって、
前記低石灰化した歯の表面又は表面下に、少なくとも40%w/wのホスホペプチド(PP)安定化非晶質リン酸カルシウム(ACP)及び/又は非晶質フッ化リン酸カルシウム(ACFP)を含むpH5以上であるがpH9以下であるpHの液体組成物を接触させ、
それによって低石灰化した歯の表面又は表面下の視認性を低下させるステップ、
を含む方法。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
象牙質知覚過敏症の処置又は予防を、それを必要とする被験者に対して行う方法であって:
露出した象牙細管に、少なくとも40%w/wのホスホペプチド(PP)安定化非晶質リン酸カルシウム(ACP)及び/又は非晶質フッ化リン酸カルシウム(ACFP)を含むpH5以上であるがpH9以下であるpHの液体組成物を接触させ、
それによって象牙質知覚過敏症の処置又は予防を、それを必要とする前記被験者に対して行うステップ、
を含む方法。
【請求項3】
前記液体組成物のpHが6以上であるが8以下であり、好ましくは、7以上であるが8以下である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記液体組成物が遊離のフッ化物イオンをさらに含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記遊離のフッ化物イオンが前記液体組成物中に約200ppm~10,000ppmの範囲内の濃度で存在する、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記遊離のフッ化物イオンが前記液体組成物中に約2,600ppm~約8,500ppmの範囲内の濃度で存在する、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記遊離のフッ化物イオンが前記液体組成物中に約7,800ppmの濃度で存在する、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記方法が、前記歯の表面若しくは表面下、又は病変を加熱するステップをさらに含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記歯の表面又は表面下が37℃を超える温度に加熱される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記歯の表面又は表面下が40℃以上の温度に加熱される、請求項8に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、オーストラリア国仮出願第2019900833号明細書及びオーストラリア国仮出願第2019903860号明細書(それぞれの内容はその全体が参照により本明細書に援用される)の優先権を主張する。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
本発明は、低石灰化した歯の表面又は表面下、特に歯のエナメル質の視認性を低下させるための組成物及び使用に関する。
【背景技術】
【0003】
歯の白斑は、齲蝕(白斑病変)、低石灰化(たとえばフッ素症病変及び他の発育障害)、又はその他の脱灰プロセス(例えば酸蝕症病変)によって生じうる歯のエナメル質/象牙質における多孔質病変である。典型的にはこれらは齲蝕形成の初期段階を示しており、この場合罹患した表面は、穏やかな探針では無傷に見える。不十分な石灰化及び関連の白斑病変の他の一般的な原因としては、外傷と、口腔乾燥症と、細菌のシェルターとなるか又は正常な再石灰化を妨害する場合がある固定式矯正装置の周囲で部分的にのみ再石灰化した停止性齲蝕とが挙げられる。
【0004】
エナメル質及び象牙質におけるこの多孔質組織は、半透明のエナメル質及び象牙質とは異なる屈折率を有し、したがって多孔質病変は、半透明の背景に対して乳白色の病変として現れる。これらの病変は美容上の問題となるだけでなく、齲蝕/酸蝕症の悪化及び知覚過敏の危険性も増大させる。
【0005】
これらの病変の窩洞形成の前の現行の処置は、リン酸カルシウムを含む又は含まないフッ化物を用いた再石灰化を伴うが、再石灰化は遅いプロセスであり、病変の外観を変化させるために数か月を要し、この外観は完全にはなくならないことが多い。別の処置は、メタクリレート系樹脂の浸潤を伴う侵襲性又は最善で微小侵襲性の修復を含む。これらの修復方法は、費用が高く、時間がかかり、白斑の自然修復(カルシウム及びホスフェートを用いた再石灰化)が行われないために、修復材料の変色又は不十分な封止による修復下の齲蝕の問題が後に発生しうる。
【0006】
多孔質の白斑の修復及び知覚過敏の軽減のための最良の処置は、フッ化物イオンを用いて又は用いずにCPP-ACP(Recaldent(商標)として市販される)で病変を処置して、ハイドロキシアパタイト又はフルオロハイドロキシアパタイトによる再石灰化を行うことである。しかし、この技術を用いた現行の処置方法は、病変の外観の改善及び知覚過敏の軽減を実現するために、最善でも数週間の処置が依然として必要である。これによって、低い適応性及び不十分な再石灰化に起因して、不満足な患者転帰を生じうる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
低石灰化した歯の表面又は表面下の視認性を低下させる、及び/又は低石灰化した歯の表面又は表面下にバリアを形成する、新規で改善された方法の提供が必要とされている。
【0008】
本明細書におけるあらゆる従来技術に対する言及は、この従来技術が、オーストラリア又はあらゆる他の管轄区における周知の一般知識の一部を構成するものであり、この従来技術が当業者によって関連するとして確認され、理解され、見なされるものと予想される
ことが妥当となりうるとの、承認でもなんらかの形態の示唆でもなく、そのように解釈すべきではない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様において、本発明は、低石灰化した歯の表面又は表面下の視認性を低下させる方法であって、
低石灰化した歯の表面又は表面下に、少なくとも40%w/wのホスホペプチド(PP)安定化非晶質リン酸カルシウム(ACP)及び/又は非晶質フッ化リン酸カルシウム(ACFP)を含むpH5以上であるがpH9以下であるpHの液体組成物を接触させ、
それによって低石灰化した歯の表面又は表面下の視認性を低下させるステップ、
を含む方法を提供する。
【0010】
好ましくは、液体組成物のpHは、pH6以上であるがpH8以下であり、たとえば7以上であるがpH8以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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