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公開番号2025115703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-07
出願番号2024010292
出願日2024-01-26
発明の名称化粧シート及び化粧部材
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20250731BHJP(積層体)
要約【課題】延伸負荷がかかった際における外観の変化が起こりにくい化粧シートを提供する。
【解決手段】着色樹脂層、印刷層、透明樹脂層を少なくともこの順に備える化粧シートであって、以下の条件(1)~(3)をすべて満たす、化粧シート。
(1)前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層の両方がオレフィン系熱可塑性樹脂層である。(2)前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層中の少なくとも一方又は両方がセルロースを主成分とする繊維質材料を含有する。
(3)前記繊維質材料の(平均繊維長/平均繊維径)で定義されるアスペクト比が10~1000である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
着色樹脂層、印刷層、透明樹脂層を少なくともこの順に備える化粧シートであって、
以下の条件(1)~(3)をすべて満たす、化粧シート。
(1)前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層の両方がオレフィン系熱可塑性樹脂層である。
(2)前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層の少なくとも一方又は両方がセルロースを主成分とする繊維質材料を含有する。
(3)(平均繊維長/平均繊維径)で定義される前記繊維質材料のアスペクト比が10~1000である。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層の内の前記着色樹脂層のみが前記セルロースを主成分とする繊維質材料を含有する、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項3】
前記着色樹脂層は、前記繊維質材料を、0.1~5.0質量%の濃度で含有する、請求項1又は2記載の化粧シート。
【請求項4】
前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層の内の前記繊維質材料を含む層の少なくとも一つが、カルボン酸無水物がグラフト重合されたポリオレフィンを含む、請求項1又は2に記載の化粧シート。
【請求項5】
前記カルボン酸無水物が無水マレイン酸である、請求項4に記載の化粧シート。
【請求項6】
前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層の内の前記繊維質材料を含む層の少なくとも一つがインフレーション法により成形されている、請求項1又は2に記載の化粧シート。
【請求項7】
基材と、前記基材上に貼り付けられた請求項1又は2に記載の化粧シートと、を備える、化粧部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧シート及び化粧部材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
建材の表層装飾に使用される化粧シートには、Vカット曲げ加工(化粧シートを基材に貼り付けた後、基材における化粧シートとは反対面側にV字の溝を形成してから行う折り曲げ加工)や、ラッピング加工などで、延伸負荷が与えられることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4248728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
化粧シートに延伸負荷が与えられた場合に、化粧シートの外観において、模様の伸びなどの外観の変化が生じることがあった。外観の変化を抑制するために、化粧シートを柔軟にする方法が提案されているが、耐傷性が低下する問題があった。
【0005】
本発明はかかる課題を解決する為に考案されたものであり、化粧シートに延伸負荷がかかった際における外観の変化が起こりにくい、化粧シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]着色樹脂層、印刷層、透明樹脂層を少なくともこの順に備える化粧シートであって、
以下の条件(1)~(3)をすべて満たす、化粧シート。
(1)前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層の両方がオレフィン系熱可塑性樹脂層である。
(2)前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層中の少なくとも一方又は両方がセルロースを主成分とする繊維質材料を含有する。
(3)(平均繊維長/平均繊維径)で定義される前記繊維質材料のアスペクト比が10~1000である。
[2]前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層の内の前記着色樹脂層のみが前記セルロースを主成分とする繊維質材料を含有する、[1]に記載の化粧シート。
[3]前記着色樹脂層は、前記繊維質材料をが、0.1~5.0質量%の濃度で含有する、[1]又は[2]記載の化粧シート。
[4]前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層の内の前記繊維質材料を含む層の少なくとも一つが、カルボン酸無水物がグラフト重合されたポリオレフィンを含む、
[1]~[3]のいずれか一項に記載の化粧シート。
[5]前記カルボン酸無水物が無水マレイン酸である、[4]に記載の化粧シート。
[6]前記着色樹脂層及び前記透明樹脂層の内の前記繊維質材料を含む層の少なくとも一つがインフレーション法により成形されている、[1]~[5]のいずれか一項に記載の化粧シート。
[7]基材と、前記基材上に貼り付けられた[1]~[6]に記載の化粧シートと、を備える、化粧部材。
【発明の効果】
【0007】
本発明よれば、延伸負荷がかかった際における外観の変化が起こりにくい化粧シートが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態にかかる化粧シートを説明する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(化粧シート)
本発明の化粧シートの一例を、図1を参照して説明する。
【0010】
図1に示すように、化粧シート100は、少なくとも、着色樹脂層10、印刷層20、及び、透明樹脂層30をこの順に備える。
(【0011】以降は省略されています)

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