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公開番号
2025116531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-08
出願番号
2024011013
出願日
2024-01-29
発明の名称
画像処理プログラム、画像処理システム、画像処理装置、および画像処理方法
出願人
任天堂株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06T
15/04 20110101AFI20250801BHJP(計算;計数)
要約
【課題】仮想空間において、デカールの貫通が問題となりそうな箇所をデカールが貫通して投影されることを防止することができる画像処理プログラム、画像処理システム、画像処理装置、および画像処理方法を提供する。
【解決手段】仮想空間内において、投影位置および投影方向が設定されたデカールを定義させ、当該デカールに対して設定される遮蔽オブジェクトを配置させ、仮想空間の描画処理において、投影位置および投影方向に応じたデカールの投影対象の面のうち、投影方向に沿って遮蔽オブジェクトに遮蔽される範囲について、デカールの投影をさせずに、またはデカールの投影の度合いを下げて描画を行わせ、投影方向に沿って遮蔽オブジェクトに遮蔽されない範囲について、デカールを投影させて描画を行わせる。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
情報処理装置のコンピュータに、
仮想空間内において、投影位置および投影方向が設定されたデカールを定義させ、当該デカールに対して設定される遮蔽オブジェクトを配置させ、
前記仮想空間の描画処理において、前記投影位置および前記投影方向に応じた前記デカールの投影対象の面のうち、
前記投影方向に沿って前記遮蔽オブジェクトに遮蔽される範囲について、前記デカールの投影をさせずに、または前記デカールの投影の度合いを下げて描画を行わせ、
前記投影方向に沿って前記遮蔽オブジェクトに遮蔽されない範囲について、前記デカールを投影させて描画を行わせる、画像処理プログラム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記コンピュータに、さらに、前記仮想空間内において、前記デカールの前記投影位置および前記投影方向の少なくともいずれかを動的に変化させる、請求項1記載の画像処理プログラム。
【請求項3】
前記コンピュータに、さらに、前記仮想空間内において、前記遮蔽オブジェクトの位置および形状の少なくともいずれかを動的に変化させる、請求項1記載の画像処理プログラム。
【請求項4】
前記遮蔽オブジェクトは、描画対象でないオブジェクトである、請求項1から3のいずれか記載の画像処理プログラム。
【請求項5】
前記遮蔽オブジェクトは、平面形状のオブジェクトである、請求項1から3のいずれか記載の画像処理プログラム。
【請求項6】
前記遮蔽オブジェクトには、アルファ値を含むテクスチャが設定され、
前記コンピュータに、さらに、前記仮想空間の描画処理において、前記投影時に遮蔽される前記遮蔽オブジェクト上の位置に対応する前記テクスチャのアルファ値に応じた投影度合いで、前記デカールを投影させて描画させる、請求項5記載の画像処理プログラム。
【請求項7】
プロセッサを備えた画像処理システムであって、
前記プロセッサは、
仮想空間内において、投影位置および投影方向が設定されたデカールを定義して、当該デカールに対して設定される遮蔽オブジェクトを配置し、
前記仮想空間の描画処理において、前記投影位置および前記投影方向に応じた前記デカールの投影対象の面のうち、
前記投影方向に沿って前記遮蔽オブジェクトに遮蔽される範囲について、前記デカールの投影をせずに、または前記デカールの投影の度合いを下げて描画を行い、
前記投影方向に沿って前記遮蔽オブジェクトに遮蔽されない範囲について、前記デカールを投影して描画を行う、画像処理システム。
【請求項8】
前記プロセッサは、さらに、前記仮想空間内において、前記デカールの前記投影位置および前記投影方向の少なくともいずれかを動的に変化させる、請求項7記載の画像処理システム。
【請求項9】
前記プロセッサは、さらに、前記仮想空間内において、前記遮蔽オブジェクトの位置および形状の少なくともいずれかを動的に変化させる、請求項7記載の画像処理システム。
【請求項10】
前記遮蔽オブジェクトは、描画対象でないオブジェクトである、請求項7から9のいずれか記載の画像処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、仮想空間内の描画処理を行う画像処理プログラム、画像処理システム、画像処理装置、および画像処理方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、仮想空間における物体の表面にデザインや模様等を投影して貼り付けるデカール処理がある(例えば、非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
”Unreal Engine ドキュメント“、1.1-デカールの基本、[online]、Epic Games Inc.、[令和5年12月12日検索]、インターネット<URL:https://docs.unrealengine.com/4.27/ja/Resources/ContentExamples/Decals/1_1/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記デカール処理は、投影する物体を貫通して、デカールの投影方向に沿って当該物体の裏側となる位置まで当該デカールが投影されてしまう問題があった。
【0005】
それ故に、本発明の目的は、仮想空間において、デカールの貫通が問題となりそうな箇所をデカールが貫通して投影されることを防止することができる画像処理プログラム、画像処理システム、画像処理装置、および画像処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は例えば以下の(1)~(6)のような構成を採用し得る。
【0007】
(1)
本発明の画像処理プログラムの一構成例は、情報処理装置のコンピュータに、仮想空間内において、投影位置および投影方向が設定されたデカールを定義させ、当該デカールに対して設定される遮蔽オブジェクトを配置させ、仮想空間の描画処理において、投影位置および投影方向に応じたデカールの投影対象の面のうち、投影方向に沿って遮蔽オブジェクトに遮蔽される範囲について、デカールの投影をさせずに、またはデカールの投影の度合いを下げて描画を行わせ、投影方向に沿って遮蔽オブジェクトに遮蔽されない範囲について、デカールを投影させて描画を行わせる。
【0008】
上記(1)の構成によれば、デカールが貫通して問題になりそうな箇所に遮蔽オブジェクトを配置することにより、当該箇所をデカールが貫通して描画されることを防止することができる。
【0009】
(2)
上記(1)の構成において、上記コンピュータに、さらに、仮想空間内において、デカールの投影位置および投影方向の少なくともいずれかを動的に変化させてもよい。
【0010】
上記(2)の構成によれば、従来のマスク処理によりデカールを適用しないメッシュにマスクする処理と比較して、仮想空間内におけるデカールの投影位置および投影方向の少なくともいずれかの動的な変化に柔軟にデカールの遮蔽を設定することができ、デカールが移動するような態様に好適である。
(【0011】以降は省略されています)
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