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公開番号2025116671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011220
出願日2024-01-29
発明の名称トイレ機器遠隔操作用プログラム、遠隔操作システム及びトイレ機器
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H04Q 9/00 20060101AFI20250801BHJP(電気通信技術)
要約【課題】前の使用者が通信接続を切断し忘れ、前の使用者の歩数の情報を取得できない場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制すること。
【解決手段】実施形態に係るトイレ機器遠隔操作用プログラムは、トイレ機器を含む外部機器との無線通信を行う通信部と、前記トイレ機器への操作指示を入力する操作画面を表示する表示部と、前記通信部を制御する制御部と、を備えた携帯端末にインストール可能なプログラムであって、第1の携帯端末が前記トイレ機器と無線通信により接続されている場合に、第2の携帯端末が発信する接続要求信号を前記第1の携帯端末の前記通信部が受信することによって、前記第1の携帯端末と前記トイレ機器との接続を切断する切断工程を、前記第1の携帯端末に実行させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
トイレ機器を含む外部機器との無線通信を行う通信部と、前記トイレ機器への操作指示を入力する操作画面を表示する表示部と、前記通信部を制御する制御部と、を備えた携帯端末にインストール可能なプログラムであって、
第1の携帯端末が前記トイレ機器と無線通信により接続されている場合に、第2の携帯端末が発信する接続要求信号を前記第1の携帯端末の前記通信部が受信することによって、前記第1の携帯端末と前記トイレ機器との接続を切断する切断工程を、前記第1の携帯端末に実行させる
ことを特徴とするトイレ機器遠隔操作用プログラム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記携帯端末が無線通信により接続しようとする前記トイレ機器を特定するID情報が、前記通信部が受信した前記接続要求信号に含まれている場合に前記切断工程を実行する
ことを特徴とする請求項1に記載のトイレ機器遠隔操作用プログラム。
【請求項3】
前記ID情報の取得に基づいて前記通信部をスキャン可能な状態にする
ことを特徴とする請求項2に記載のトイレ機器遠隔操作用プログラム。
【請求項4】
無線通信が可能な機器通信部を有するトイレ機器と、
前記トイレ機器を含む外部機器との無線通信を行う端末通信部と、前記トイレ機器への操作指示を入力する操作画面を表示する表示部と、前記端末通信部を制御する制御部と、を備えた複数の携帯端末と、
を有する遠隔操作システムであって、
前記複数の携帯端末における第1の携帯端末が前記トイレ機器と無線通信により接続されている場合に、前記複数の携帯端末における第2の携帯端末が発信する接続要求信号を前記第1の携帯端末の前記端末通信部が受信することによって、前記第1の携帯端末と前記トイレ機器との接続を切断する切断工程を、前記第1の携帯端末が実行する
ことを特徴とする遠隔操作システム。
【請求項5】
各携帯端末は、無線通信により接続しようとする前記トイレ機器を特定するID情報を取得する取得部と、前記ID情報を記憶する記憶部と、を備え、
前記第1の携帯端末は、前記端末通信部が受信した前記第2の携帯端末からの前記接続要求信号に含まれる前記ID情報が、前記記憶部に記憶された前記ID情報と同一と判断した場合に前記切断工程を実行する
ことを特徴とする請求項4に記載の遠隔操作システム。
【請求項6】
前記ID情報の取得に基づいて前記端末通信部をスキャン可能な状態にする
ことを特徴とする請求項5に記載の遠隔操作システム。
【請求項7】
無線通信が可能な機器通信部を有するトイレ機器と、
前記トイレ機器を含む外部機器との無線通信を行う端末通信部と、前記トイレ機器への操作指示を入力する操作画面を表示する表示部と、前記端末通信部を制御する制御部と、を備えた複数の携帯端末と、
を有する遠隔操作システムであって、
前記トイレ機器は、前記複数の携帯端末における第1の携帯端末が前記トイレ機器と無線通信により接続されている場合に、前記複数の携帯端末における第2の携帯端末が発信する接続要求信号を前記トイレ機器が受信することによって、前記第1の携帯端末との接続を切断する切断工程を実行する
ことを特徴とする遠隔操作システム。
【請求項8】
各携帯端末は、無線通信により接続しようとする前記トイレ機器を特定するID情報を取得する取得部を備え、
前記トイレ機器は、前記機器通信部が受信した前記第2の携帯端末からの前記接続要求信号に含まれる前記ID情報が、前記トイレ機器に特定のID情報であると判断した場合に前記切断工程を実行する
ことを特徴とする請求項7に記載の遠隔操作システム。
【請求項9】
無線通信が可能な機器通信部を有するトイレ機器であって、
前記トイレ機器を含む外部機器との無線通信を行う端末通信部と、前記トイレ機器への操作指示を入力する操作画面を表示する表示部と、前記端末通信部を制御する制御部と、を備えた複数の携帯端末における第1の携帯端末が前記トイレ機器と無線通信により接続されている場合に、前記複数の携帯端末における第2の携帯端末が発信する接続要求信号を前記トイレ機器が受信することによって、前記第1の携帯端末との接続を切断する切断工程を実行する
ことを特徴とするトイレ機器。
【請求項10】
各携帯端末は、無線通信により接続しようとする前記トイレ機器を特定するID情報を取得可能であり、
前記機器通信部が受信した前記第2の携帯端末からの前記接続要求信号に含まれる前記ID情報が、前記トイレ機器に特定のID情報であると判断した場合に前記切断工程を実行する
ことを特徴とする請求項9に記載のトイレ機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の実施形態は、トイレ機器遠隔操作用プログラム、遠隔操作システム及びトイレ機器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォンなどの携帯情報端末を使って温水洗浄便座などの便座装置を遠隔操作する技術が知られている。携帯情報端末は、便座装置と無線通信を行うことにより、便座装置を遠隔操作する。この際、便座装置と携帯情報端末との通信規格によっては、1つの携帯情報端末を便座装置に接続している間は、その便座装置に別の携帯情報端末を接続することができない。そのため、携帯情報端末によって便座装置を遠隔操作が可能なシステムにおいて、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制する手法が提供されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7216908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来技術には改善の余地がある。例えば、上記従来技術では、携帯情報端末を所持した使用者の歩数を計測し、計測した歩数の情報を基に、歩数が第1閾値を超えたことに応答して、通信接続状態を自動で切断する。このように、上記従来技術では、使用者の歩数の情報を取得する必要があり、歩数の情報を取得できない場合には対応することが難しい。そのため、使用者の歩数によらずに、前の使用者が通信接続を切断し忘れた場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制可能にすることが望まれている。
【0005】
開示の実施形態は、前の使用者が通信接続を切断し忘れ、前の使用者の歩数の情報を取得できない場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制できるトイレ機器遠隔操作用プログラム、遠隔操作システム及びトイレ機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係るトイレ機器遠隔操作用プログラムは、トイレ機器を含む外部機器との無線通信を行う通信部と、前記トイレ機器への操作指示を入力する操作画面を表示する表示部と、前記通信部を制御する制御部と、を備えた携帯端末にインストール可能なプログラムであって、第1の携帯端末が前記トイレ機器と無線通信により接続されている場合に、第2の携帯端末が発信する接続要求信号を前記第1の携帯端末の前記通信部が受信することによって、前記第1の携帯端末と前記トイレ機器との接続を切断する切断工程を、前記第1の携帯端末に実行させることを特徴とする。
【0007】
実施形態の一態様に係るトイレ機器遠隔操作用プログラムによれば、第1の携帯端末がトイレ機器と無線通信により接続中に、第1の携帯端末が第2の携帯端末から発信された接続要求信号を受信した場合、第1の携帯端末とトイレ機器との接続を切断する。これにより、トイレ機器遠隔操作用プログラムは、前の使用者が通信接続を切断し忘れ、前の使用者の歩数の情報を取得できない場合でも、次の使用者が通信接続できなくなってしまう事態を抑制できる。
【0008】
このように、実施形態の一態様に係るトイレ機器遠隔操作用プログラムによれば、後からトイレ個室(「トイレブース」ともいう)に入った人の携帯端末でトイレ機器の遠隔操作を開始しようとすると、直前に同じトイレ個室を使っていた人の携帯端末がトイレ機器と接続されたままになっていても自動的に遮断されるので、トイレ個室内にいる人の携帯端末がトイレ機器と優先的に接続されることになり、携帯端末によるトイレ機器の遠隔操作を確実に実行することが可能となる。
【0009】
なお、本願でいう遠隔操作とは、トイレ機器に直接接触せずに操作できる操作態様であり、距離の遠近については任意の態様であってもよい。例えば、トイレ機器遠隔操作用プログラムがインストールされた携帯端末を用いた遠隔操作は、携帯端末を有する使用者が便座に座った状態等、携帯端末がトイレ機器(例えば便座装置)に近い位置で行われる操作も含まれる。このように、本願で言う遠隔操作は、使用者の携帯端末を用いてトイレ機器を操作する態様であり、遠隔操作は、単に操作と読み替えてもよいし、携帯端末によるトイレ機器の操作と読み替えてもよい。
【0010】
実施形態の一態様に係るトイレ機器遠隔操作用プログラムにおいて、前記携帯端末が無線通信により接続しようとする前記トイレ機器を特定するID情報が、前記通信部が受信した前記接続要求信号に含まれている場合に前記切断工程を実行することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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