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公開番号2025117347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024012133
出願日2024-01-30
発明の名称定着装置及び画像形成装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250804BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着部材の回転や交換に悪影響を与えずに定着部材を清掃可能な清掃部材を備える定着装置を提供する。
【解決手段】定着装置は、回転可能な定着部材21と、前記定着部材21との間に加圧領域を形成する加圧部材27と、前記加圧領域の圧力を変更する圧力変更機構29と、前記定着部材21の端部を清掃する清掃部材31と、を備え、前記圧力変更機構29は、前記定着部材21を支持する支持プレート41と、前記支持プレート41に当接するカム43と、を備え、前記カム43のシャフト45が所定の角度内を回転することで、前記支持プレート41が前記カム43に案内されて前記定着部材21が移動して前記加圧領域の圧力を変更し、前記清掃部材31は、前記カム43のシャフト45に固定され、前記加圧領域の圧力変更時に前記カム43のシャフト45を中心とする前記所定の角度内を回動する間に前記定着部材21の端部に接触して該端部を清掃する。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
加熱源によって加熱される、回転可能な定着部材と、
前記定着部材との間に、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧してトナー像を用紙に定着する加圧領域を形成する加圧部材と、
前記加圧領域の圧力を変更する圧力変更機構と、
用紙の幅方向における前記定着部材の端部を清掃する清掃部材と、を備え、
前記圧力変更機構は、
前記定着部材を支持し、一端が回動可能に支持された支持プレートと、前記支持プレートに当接するカム面を有するカムと、を備え、前記カムのシャフトが所定の角度内で一方向又は他方向に回転することで、前記支持プレートが前記カム面に案内されて前記定着部材が前記加圧部材に近接する方向又は離間する方向に移動して前記加圧領域の圧力を変更し、
前記清掃部材は、前記カムのシャフトと一体に回動可能に固定され、前記加圧領域の圧力変更時に前記カムのシャフトを中心とする前記所定の角度内を一方向及び他方向に回動する間に前記定着部材の端部に接触することで該端部を清掃することを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記清掃部材が前記定着部材の端部に接触している間、前記定着部材は回転していることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記清掃部材は、前記加圧領域の圧力が、トナー像を用紙に定着可能な所定の圧力よりも減圧された状態から前記所定の圧力に加圧される際に、前記定着部材の端部に接触することを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記定着部材は、可撓性を有する無端状の定着ベルトであって、
前記定着ベルトを内側から支持する支持部材を備え、
前記清掃部材は、前記定着ベルトの、前記支持部材で支持されていない箇所に接触することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記所定角度は180度であり、
前記清掃部材は、前記カムのシャフトを中心とする中心角度が45度の扇型形状を有し、前記カムの最大径部と最小径部との間で前記カムのシャフトに固定されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
用紙にトナー像を転写する画像形成部と、
前記画像形成部で転写されたトナー像を用紙に定着する請求項1に記載の定着装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙にトナー像を定着する定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
定着装置は、ヒーターによって加熱される定着部材と、定着部材に接触して加圧領域を形成する加圧部材と、を備え、定着部材と加圧部材とが回転することで、加圧領域に搬送される用紙にトナー像を定着する。このような定着装置では、用紙の幅方向における定着部材の両端部に、用紙の側縁から発生する紙粉が付着しやすい。定着部材に紙粉が付着すると、紙粉によって用紙に縦筋が発生するなどの画像不具合が発生する。
【0003】
このため、例えば、特許文献1に記載の定着装置は、回転部材(定着部材又は加圧部材)に押し当てられて紙粉等を除去するクリーニングローラーを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-145929号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記特許文献1に記載された定着装置では、クリーニングローラーが常に回転部材に押し当てられているので、回転部材の回転に負荷が加わる。さらに、回転部材を交換する際にクリーニングローラーを退避させる必要があり、交換に手間がかかる。さらには、クリーニングローラーと回転部材との間の摩擦で熱が発生する虞もある。
【0006】
本発明は上記事情を考慮し、定着部材の回転や交換に悪影響を与えずに定着部材を清掃可能な清掃部材を備える定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の定着装置は、加熱源によって加熱される、回転可能な定着部材と、前記定着部材との間に、トナー像が転写された用紙を加熱及び加圧してトナー像を用紙に定着する加圧領域を形成する加圧部材と、前記加圧領域の圧力を変更する圧力変更機構と、用紙の幅方向における前記定着部材の端部を清掃する清掃部材と、を備え、前記圧力変更機構は、前記定着部材を支持し、一端が回動可能に支持された支持プレートと、前記支持プレートに当接するカム面を有するカムと、を備え、前記カムのシャフトが所定の角度内で一方向又は他方向に回転することで、前記支持プレートが前記カム面に案内されて前記定着部材が前記加圧部材に近接する方向又は離間する方向に移動して前記加圧領域の圧力を変更し、前記清掃部材は、前記カムのシャフトと一体に回動可能に固定され、前記加圧領域の圧力変更時に前記カムのシャフトを中心とする前記所定の角度内を一方向及び他方向に回動する間に前記定着部材の端部に接触することで該端部を清掃することを特徴とする。
【0008】
本発明において、前記清掃部材が前記定着部材の端部に接触している間、前記定着部材は回転していることを特徴としてもよい。
【0009】
本発明において、前記清掃部材は、前記加圧領域の圧力が、トナー像を用紙に定着可能な所定の圧力よりも減圧された状態から前記所定の圧力に加圧される際に、前記定着部材の端部に接触することを特徴としてもよい。
【0010】
本発明において、前記定着部材は、可撓性を有する無端状の定着ベルトであって、前記定着ベルトを内側から支持する支持部材を備え、前記清掃部材は、前記定着ベルトの、前記支持部材で支持されていない箇所に接触することを特徴としてもよい、
(【0011】以降は省略されています)

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