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公開番号2025117512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2024110541
出願日2024-07-09
発明の名称内視鏡、撮像モジュール、および、内視鏡の製造方法
出願人オリンパスメディカルシステムズ株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類A61B 1/04 20060101AFI20250804BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】所定方向を観察できる斜視型内視鏡、所定方向を観察できる斜視型内視鏡の撮像モジュールを提供する。
【解決手段】内視鏡は、挿入部の先端枠20に撮像モジュール30が固定されておリ、前記撮像モジュール30は、カメラユニットと立体配線板とを含み、前記立体配線板は、第1面と、前記第1面よりも先端側の第2面と、前記第1面よりも基端側の第3面と、を有し、先端部11Aの長軸方向に対して第1の角度で傾斜している前記第1面に前記カメラユニットが実装されおリ、前記先端枠20は、前記第2面と当接している第4面と、前記第3面と当接している第5面と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
挿入部の先端部に先端枠を有し、前記先端枠に撮像モジュールが固定されている内視鏡であって、
前記撮像モジュールは、カメラユニットと、立体配線板と、を含み、
前記立体配線板は、第1面と、前記第1面よりも先端側の第2面と、前記第1面よりも基端側の第3面と、を有し、前記先端部の長軸方向に対して第1の角度で傾斜している前記第1面に、前記カメラユニットが実装されおリ、前記先端枠は、前記第2面と当接している第4面と、前記第3面と当接している第5面と、を有することを特徴とする内視鏡。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第2面、前記第3面、前記第4面および前記第5面は、前記長軸方向に対して平行であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
【請求項3】
前記立体配線板は、MIDであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
【請求項4】
前記立体配線板は、壁に囲まれ前記第1面を底面とする凹を有し、
前記凹に、前記カメラユニットが収容されておリ、
前記先端枠の貫通孔に前記凹を構成している前記壁が挿入されていることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
【請求項5】
前記第1面と前記第2面との間の第1の長さは、前記第1面と前記第3面との間の第2の長さよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
【請求項6】
前記第1の角度は、前記カメラユニットの光軸と前記第1面の垂線とがなす第2の角度と等しいことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
【請求項7】
前記第2面および前記第3面は、1つの平面上に位置することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
【請求項8】
前記第4面および前記第5面は、前記1つの平面上に位置することを特徴とする請求項7に記載の内視鏡。
【請求項9】
前記長軸方向に直交する方向において、前記第2面および前記第3面の位置が、前記カメラユニットの光軸方向の長さの範囲内であることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡。
【請求項10】
前記立体配線板は、前記第1面と前記第3面との間に第6面を有し、
前記第6面と、前記先端枠との隙間に接着剤が配設されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、挿入部の先端部に撮像モジュールが配設されている内視鏡、内視鏡の挿入部の先端部に配設される撮像モジュール、および、挿入部の先端部に撮像モジュールが配設されている内視鏡の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
斜視型内視鏡では、撮像素子が撮像する方向(観察方向)は、挿入部の先端部の長軸方向に対して所定角度で傾斜している。斜視型内視鏡は、所定の方向が観察できないと、例えば、先端部側面から突出して処置を行う処置具の位置が把握できない。
【0003】
国際公開第2019/138606号には、撮像素子が積層基板の傾斜面に実装された撮像モジュールを有する斜視型内視鏡が開示されている。撮像素子はカバーガラスを介してレンズユニットに接着固定されている。レンズユニットのレンズホルダは、先端枠の貫通孔に挿入され固定されている。レンズユニットの光軸方向、すなわち、撮像素子の観察方向は、貫通孔の中心軸の方向に固定されている。貫通孔の中心軸は、内視鏡の先端軸と所定の角度で傾斜している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/138606号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態は、所定方向を観察できる斜視型内視鏡、所定方向を観察できる斜視型内視鏡の撮像モジュール、および、所定方向を観察できる斜視型内視鏡の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態の内視鏡は、挿入部の先端部に先端枠を有し、前記先端枠に撮像モジュールが固定されており、前記撮像モジュールは、カメラユニットと、立体配線板と、を含み、前記立体配線板は、第1面と、前記第1面よりも先端側の第2面と、前記第1面よりも基端側の第3面と、を有し、前記先端部の長軸方向に対して第1の角度で傾斜している前記第1面に、前記カメラユニットが実装されおリ、前記先端枠は、前記第2面と当接している第4面と、前記第3面と当接している第5面と、を有する。
【0007】
本発明の実施形態の撮像モジュールは、カメラユニットと、前記カメラユニットが実装された第1面と、前記第1面と第1の角度を有する第2面および第3面とを有する立体配線板と、を具備し、前記第2面は、前記立体配線板の長軸方向の一端側に位置し、前記第3面は、前記第1面を挟んで、前記第2面とは反対側に位置し、前記第2面および前記第3面は、それぞれが内視鏡の先端枠の2つの面のそれぞれと当接するように配置されている。
【0008】
本発明の実施形態の内視鏡の製造方法は、第1面と、前記第1面よりも先端側の第2面と、前記第1面よりも基端側の第3面と、を有し、前記第1面をはさんで配置されている前記第2面および前記第3面は、前記第1面と第1の角度を有する、立体配線板を作製し、前記立体配線板の前記第1面に、カメラユニットを実装し、撮像モジュールを作製し、先端枠を作製し、前記先端枠は、第4面と第5面と、を有し、前記立体配線板の前記第2面と前記先端枠の前記第4面とを当接するとともに、前記立体配線板の前記第3面と前記先端枠の前記第5面とを当接し、前記立体配線板と前記先端枠との隙間に接着剤を注入し、前記接着剤を硬化処理し、前記撮像モジュールを、内視鏡の挿入部の先端部に固定する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施形態によれば、所定方向を観察できる内視鏡、所定方向を観察できる内視鏡の撮像モジュール、および、所定方向を観察できる内視鏡の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施形態の内視鏡を含む内視鏡システムの構成を示す図である。
図2は、本発明の実施形態の内視鏡の先端部の斜視図である。
図3は、本発明の実施形態の内視鏡の先端部の斜視断面図である。
図4は、本発明の実施形態の内視鏡の立体配線板の斜視図である。
図5は、本発明の実施形態の内視鏡の先端部の分解断面図である。
図6は、本発明の実施形態の内視鏡の製造方法のフローチャートである。
図7は、本発明の実施形態の内視鏡のカメラユニットの斜視断面図である。
図8は、本発明の実施形態の内視鏡の立体配線板の斜視断面図である。
図9は、本発明の実施形態の内視鏡の製造方法を説明するための断面図である。
図10は、本発明の実施形態の内視鏡の製造方法を説明するための断面図である。
図11は、本発明の実施形態の変形例1の内視鏡の先端部の断面図である。
図12は、本発明の実施形態の変形例2の内視鏡の先端部の断面図である。
図13は、本発明の実施形態の変形例3の内視鏡の先端部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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