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公開番号
2025117531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-12
出願番号
2024187438
出願日
2024-10-24
発明の名称
電池システムおよび電池システムの組み立て方法
出願人
恵州億緯リ能股フン有限公司
,
EVE ENERGY CO., LTD.
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
50/213 20210101AFI20250804BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池システムの構造を最適化し、電池システムの安定性を高める方法は、従来の電池技術分野で急務となっている技術的問題である。
【解決手段】本開示は、電池システムおよび電池システムの組み立て方法を提供する。該電池システムは、電池と電池ボックスとを含み、電池ボックスが、筐体アセンブリと電池ブラケットとを含み、電池ボックスに電池を収容するための複数の電池スロットが設置され、各電池スロットが第1電池スロットと第2電池スロットとを含み、第1電池スロットと第2電池スロットが対向して設置され、第1電池スロットが電池ブラケットに設置され、第2電池スロットが前記筐体アセンブリに設置され、筐体アセンブリと電池ブラケットが電池を挟む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電池システムであって、
電池と、前記電池を収容するように設置される電池ボックスとを含み、
前記電池ボックスが、筐体アセンブリと、前記筐体アセンブリ内に取り付けられる電池ブラケットとを含み、前記電池ボックスに前記電池を収容するための複数の電池スロットが設置され、各前記電池スロットが第1電池スロットと第2電池スロットとを含み、前記第1電池スロットと前記第2電池スロットが対向して設置され、前記第1電池スロットが前記電池ブラケットに設置され、前記第2電池スロットが前記筐体アセンブリに設置され、前記筐体アセンブリと前記電池ブラケットが前記電池を挟む、
ことを特徴とする電池システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1電池スロットの溝壁には前記電池に当接する複数の第1円弧リブが設置され、及び/又は、
前記第2電池スロットの溝壁には前記電池に当接する複数の第2円弧リブが設置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の電池システム。
【請求項3】
複数の前記第1円弧リブがそれぞれ前記第1電池スロットの溝壁に均一に間隔を空けて設置され、且つ隣接する前記第1円弧リブの間には前記電池を固定するための構造接着剤が設置され、及び/又は、
前記第1円弧リブと前記第1電池スロットの両端との間には前記電池を固定するための構造接着剤が設置される、
ことを特徴とする請求項2に記載の電池システム。
【請求項4】
複数の前記第2円弧リブがそれぞれ前記第2電池スロットの溝壁に均一に間隔を空けて設置され、且つ隣接する前記第2円弧リブの間には前記電池を固定するための構造接着剤が設置され、及び/又は、
前記第2円弧リブと前記第2電池スロットの両端との間には前記電池を固定するための構造接着剤が設置される、
ことを特徴とする請求項2に記載の電池システム。
【請求項5】
隣接する前記第1電池スロットの間には第1突出リブが設置され、及び/又は、
隣接する前記第2電池スロットの間には第2突出リブが設置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の電池システム。
【請求項6】
前記第1電池スロットと前記第2電池スロットの断面形状はいずれも前記電池にマッチする円弧形状である、
ことを特徴とする請求項1に記載の電池システム。
【請求項7】
前記電池ブラケットと前記筐体アセンブリの間には圧力逃がし通路が形成され、前記電池の防爆弁が前記圧力逃がし通路に連通する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電池システム。
【請求項8】
前記電池ブラケットの端板に切欠きが設置されることで、前記電池の防爆弁と前記圧力逃がし通路を連通する、
ことを特徴とする請求項7に記載の電池システム。
【請求項9】
前記圧力逃がし通路の側板に圧力逃がし弁が取り付けられ、前記圧力逃がし弁が前記圧力逃がし通路に連通し、
前記側板が、対向して設置された、第1側板と第2側板とを含み、前記筐体アセンブリの、前記電池の第1端に近い前記第1側板には第1圧力逃がし弁が設置され、及び/又は、
前記筐体アセンブリの、前記電池の第2端に近い前記第2側板には第2圧力逃がし弁が設置される、
ことを特徴とする請求項7に記載の電池システム。
【請求項10】
前記電池の両端にいずれも防爆弁が設置され、前記圧力逃がし通路が、前記電池ブラケットの両側にそれぞれ位置する第1圧力逃がし通路と第2圧力逃がし通路とを含み、前記第1圧力逃がし通路が前記電池の第1端の前記防爆弁と直接連通し、前記第2圧力逃がし通路が前記電池の第2端の前記防爆弁と直接連通する、
ことを特徴とする請求項7に記載の電池システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、2024年01月30日に中国特許庁に提出され、出願番号が202410132738.7の中国特許出願の優先権を主張し、上記出願の全内容が引用により本開示に組み込まれる。
本開示は、電池技術分野に関し、具体的に電池システムおよび電池システムの組み立て方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
新エネルギーの急速な発展に伴い、車載低圧電池は悪条件に直面しており、例えば、でこぼこのある路面を高速走行すると、電池に強い振動や衝撃が生じやすく、電池に損傷を与えやすく、深刻な場合には電池の熱暴走が起こり、安全事故を引き起こす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
したがって、電池システムの構造を最適化し、電池システムの安定性を高める方法は、従来の電池技術分野で急務となっている技術的問題である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、電池システムを提供する。前記電池システムは、電池と、前記電池を収容するように設置される電池ボックスとを含み、電池ボックスが、筐体アセンブリと、筐体アセンブリ内に取り付けられる電池ブラケットとを含み、電池ボックスに電池を収容するための複数の電池スロットが設置され、各電池スロットが第1電池スロットと第2電池スロットとを含み、第1電池スロットと第2電池スロットが対向して設置され、第1電池スロットが電池ブラケットに設置され、第2電池スロットが筐体アセンブリに設置され、電池スロット内には電池を固定するための構造接着剤が設置される。
【0005】
本開示は、電池システムの組み立て方法をさらに提供する。前記電池システムの組み立て方法は、電池ブラケットを提供し、電池ブラケットの各第1電池スロットに、第1円弧リブと構造接着剤が予め設置されることと、電池を第1電池スロットに組み立て、且つ予め設置されたBMS(Battery Management System、電池マネジメントシステム)アセンブリとバスバーを電池に接続することと、筐体アセンブリを提供し、筐体アセンブリの各第2電池スロットに、第2円弧リブと構造接着剤が予め設置されることと、電池が組み立てられた電池ブラケットと筐体アセンブリを組み立てることと、蓋アセンブリを提供し、且つ蓋アセンブリが組み立てられた筐体アセンブリを覆うこととを含む。
【発明の効果】
【0006】
本開示によって提供される電池システムには、筐体アセンブリと電池ブラケットによって電池を挟むことで、電池に対して位置限定と固定を行い、電池が該電池スロット内に固定されることを確保し、電池と電池ボックスの相対運動を防止し、電池システムの安定性を高める。また、第2電池スロットは、直接筐体アセンブリに設置され、独立した取付けスロット部品と筐体の組み合わせ構造に比べて、該筐体アセンブリの高さがもっと低く、高さ方向のスペースを節約できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示のいくつかの実施方式によって提供される電池システムの斜視視野角の立体図である。
本開示のいくつかの実施方式によって提供される電池システムの分解図である。
本開示のいくつかの実施方式によって提供される電池システムの仰視視野角の立体図である。
本開示のいくつかの実施方式によって提供される電池ブラケットの仰視視野角の立体図である。
本開示のいくつかの実施方式によって提供される電池が取り付けられた電池ブラケットの仰視視野角の立体図である。
本開示のいくつかの実施方式によって提供される上の蓋を取り外した後の電池システムの上面図である。
本開示のいくつかの実施方式によって提供される図6のA-A線に沿った断面図である。
本開示のいくつかの実施方式によって提供される電池システムの組み立て方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
ここで説明される具体的な実施方式は、本開示を説明および解釈するためのものだけであり、本開示を制限するものではないことを理解すべきである。本開示では、反対の説明がない限り、使用される方位語「上」および「下」が通常、装置の実際の使用または作動状態における上と下を指し、具体的には図面の図面方向を指す。「内」および「外」は装置の輪郭に対して言及する。
【0009】
従来技術では、車載低圧電池は悪条件に直面しており、例えば、でこぼこのある路面を高速走行すると、電池に強い振動や衝撃が生じやすく、電池に損傷を与えやすく、深刻な場合には電池の熱暴走が起こり、安全事故を引き起こす可能性がある。そのため、本開示の実施例は、電池システムおよび電池システムの組み立て方法を提供し、筐体アセンブリと電池ブラケットによって電池を挟むことで、電池に対して位置限定と固定を行い、電池が該電池スロット内に固定されることを確保し、電池と電池ボックスの相対運動を防止し、電池システムの安定性を高める。第2電池スロットは、直接筐体アセンブリに設置され、独立した取付けスロット部品と筐体の組み合わせ構造に比べて、該筐体アセンブリの高さがもっと低く、高さ方向のスペースを節約できる。具体的な技術案は以下の具体的な説明を参照する。
【0010】
以下の説明では、用語「電池モジュール」、「電池」、「電池要素」、「電池セル」および「電池パック」は相互に交換して使用でき、かつ様々な異なる充電可能な電池化学および構造のいずれか1つを指すことができ、リチウムイオン(例えば、リチウムイオンリン酸塩、リチウムコバルト酸化物、リチウム鉄リン酸塩、その他の酸化金属リチウムなど)、リチウムイオンポリマー、ニッケル水素、ニッケルカドミウム、ニッケル水素、ニッケル亜鉛、銀亜鉛またはその他の電池タイプ構造が含まれるが、これらに限定されない。用語「電気自動車」は、ここで、EVと呼ばれる完全に電気で動く車や、PHEVと呼ばれるプラグインハイブリッド車、またはハイブリッド車(HEV)を指す。ハイブリッド車両は、電気駆動システムとする複数の推進源を採用する。複数の図面において同じ符号が同じ部品または同等の機能を有する部品を指すことを理解すべきである。
(【0011】以降は省略されています)
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