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公開番号2025117549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-12
出願番号2025009642
出願日2025-01-23
発明の名称ハンドマッサージ器及びそのハンドマッサージ機構
出願人株式会社アテックス
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61H 7/00 20060101AFI20250804BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、従来技術におけるハンドマッサージ装置が機械的なマッサージ手法しか有さずマッサージ方式が単一的であるとの技術的課題を解決する。
【解決手段】本発明は、マッサージ装置の技術分野に属し、移動枠と、エアバッグ指サックと、駆動装置と、エア充填コンポーネントと、を含むハンドマッサージ機構である。エアバッグ指サックは人の手指を嵌めるのに用いられ、エア充填により膨らませることができ、移動枠上に設置される。駆動装置は移動枠に接続され、移動枠の移動を駆動するのに用いられる。エア充填コンポーネントはエアポンプ及び複数の第1エアバルブを含み、エアポンプは、チューブを介して第1エアバルブのそれぞれに接続され、複数の第1エアバルブは、各エアバッグ指サックとそれぞれチューブを介して連通するとともに各エアバッグ指サックに対してそれぞれにエア充填及びエア抜きの制御をするのに用いられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動枠と、
人の手指を嵌めるのに用いられ、エア充填により膨らませることができ、前記移動枠上に設置される、エアバッグ指サックと、
前記移動枠に接続され、前記移動枠の移動を駆動するための駆動装置と、
エアポンプ及び複数の第1エアバルブを含み、前記エアポンプは、チューブを介して前記第1エアバルブのそれぞれに接続され、前記複数の第1エアバルブは、各前記エアバッグ指サックとそれぞれチューブを介して連通するとともに各前記エアバッグ指サックに対してそれぞれにエア充填及びエア抜きの制御をするのに用いられる、エア充填コンポーネントと、を含むことを特徴とする、
ハンドマッサージ機構。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記移動枠上に前記エアバッグ指サックを取り付けるための複数の固定孔が設けられ、前記複数の固定孔は前記移動枠上に横一列に並べて設けられ、前記エアバッグ指サック上のエアノズルは、前記移動枠上の固定孔から露出するとともに、チューブを介して前記第1エアバルブに接続されることを特徴とする、請求項1に記載のハンドマッサージ機構。
【請求項3】
前記移動枠の両側に設置される位置制限フレームをさらに含み、
前記位置制限フレームにはストローク溝が備えられ、前記移動枠の両側上に、前記ストローク溝内に取り付けて移動させるためのローラーがそれぞれ設けられることを特徴とする、請求項1に記載のハンドマッサージ機構。
【請求項4】
前記駆動装置を取り付けるための取付台座をさらに含み、
前記駆動装置は前記取付台座に設置され、前記駆動装置の出力端が前記移動枠に接続されることを特徴とする、請求項1に記載のハンドマッサージ機構。
【請求項5】
前記取付台座上には、前記移動枠を位置移動後に自動で元の位置に復帰させる復帰機構が設けられ、前記取付台座上に係合タブが設けられ、前記復帰機構は接続軸と弾性部材とを含み、前記接続軸の一端に位置制限キャップが設けられ、前記接続軸の他端が前記係合タブを貫通して前記移動枠に接続され、前記弾性部材は前記接続軸に外嵌され、前記弾性部材の両端はそれぞれ前記係合タブ及び前記位置制限キャップに接続されることを特徴とする、請求項4に記載のハンドマッサージ機構。
【請求項6】
前記駆動装置は押動エアバッグと第2エアバルブとを含み、前記押動エアバッグはエア充填後に第1方向に膨張できるよう設置され、前記押動エアバッグの膨脹端は前記移動枠に接続され、前記第2エアバルブはチューブを介して前記押動エアバッグ及び前記エアポンプとそれぞれ連通することを特徴とする、請求項1に記載のハンドマッサージ機構。
【請求項7】
前記駆動装置は直動エアシリンダを含み、前記直動エアシリンダの出力端は前記移動枠に接続されることを特徴とする、請求項1に記載のハンドマッサージ機構。
【請求項8】
メカ部を含み、前記メカ部には請求項1から7のいずれか1項に記載のハンドマッサージ機構が備えられ、前記メカ部は、相互に合体可能な上部シェル及び下部シェルを含み、前記上部シェルと前記下部シェルとの間には人の手を差し込むための装着経路が備えられ、前記エア充填コンポーネントは前記上部シェルに設置され、前記移動枠と前記駆動装置とは隣り合って前記下部シェルに設置され、前記エアバッグ指サックは前記装着経路内に設置されて人の手指を嵌めるのに用いられることを特徴とする、ハンドマッサージ器。
【請求項9】
前記上部シェルには前記装着経路内に位置する第1エアバッグが設けられ、前記下部シェルには前記装着経路内に位置する第2エアバッグが設けられ、前記エア充填コンポーネントは、それぞれチューブを介して前記エアポンプに接続される第3エアバルブ及び第4エアバルブをさらに含み、前記第3エアバルブはチューブを介して前記第1エアバッグと連通し、前記第4エアバルブはチューブを介して前記第2エアバッグと連通することを特徴とする、請求項8に記載のハンドマッサージ器。
【請求項10】
前記メカ部の両側それぞれに、人の手の親指を通すための親指用貫通孔が設けられ、前記メカ部の両側の前記親指用貫通孔はシンメトリーに設置されることを特徴とする、請求項8に記載のハンドマッサージ器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マッサージ装置の技術分野に属し、特に、専ら人の手にマッサージを施すためのハンドマッサージ器及びそのハンドマッサージ機構に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
生活の質の向上とともに、身体の健康及びヘルスケアに対する人々のニーズも高まっている。重要なヘルスケア方法であるマッサージも重視されつつあり、その応用は大きな市場を有する。人の手のひらには多くの経穴があり、手のひらの経穴へのマッサージをしばしば行うことは心身の健康に有益である。ハンドマッサージ専用のマッサージ装置はすでに市販されているが、その機能は単純で、一般的に圧迫機能しか果たせない。例えば、人の手の特定部位を機械的に押圧するなどである。従来のハンドマッサージ器はマッサージ方式が単一的で、ユーザー体験が悪く、使用ニーズを満たせないことが、売行きに影響を及ぼしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、ハンドマッサージ器及びそのハンドマッサージ機構を提供し、従来技術におけるハンドマッサージ装置が機械的なマッサージ手法しか有さずマッサージ方式が単一的であるとの技術的課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を実現するため、本発明に用いられる技術的解決手段は、移動枠と、人の手指を嵌めるのに用いられ、エア充填により膨らませることができ、前記移動枠上に設置される、エアバッグ指サックと、前記移動枠に接続され、前記移動枠の移動を駆動するための駆動装置と、エアポンプ及び複数の第1エアバルブを含み、前記エアポンプは、チューブを介して前記第1エアバルブのそれぞれに接続され、前記複数の第1エアバルブは、各前記エアバッグ指サックとそれぞれチューブを介して連通するとともに各前記エアバッグ指サックに対してそれぞれにエア充填及びエア抜きの制御をするのに用いられる、エア充填コンポーネントと、を含む、ハンドマッサージ機構を提供することである。
【発明の効果】
【0005】
本発明が提供するハンドマッサージ器の有利な効果は以下のとおりである。従来技術に比して、本発明のハンドマッサージ機構は移動枠と、人の手指をそれぞれ嵌めるためのエアバッグ指サックとを備え、エアバッグ指サックは完全に人の手指を包み込むことができ、エアバッグ指サックがエア充填により膨張すると手指に圧迫感を与えることができ、従来的な両側から手指を挟んで加圧する構造よりも優れている。駆動装置は、移動枠を駆動し、各エアバッグ指サックを連動して同期移動させるのに用いられ、これにより人の手指を揉みつつ手指の延伸方向に引き伸ばすのに類似したマッサージ動作を形成し、人の手指に対し、引き伸ばされているようなマッサージの手触りを有効に与える。本願のハンドマッサージ機構において、エア充填コンポーネントは、エアポンプと、各エアバッグ指サックに対してそれぞれにエア充填及びエア抜きの制御をするための複数の第1エアバルブとを含み、これら第1エアバルブはそれぞれチューブを介して各エアバッグ指サックと連通し、これにより各手指に対してそれぞれに単独又は任意の組み合わせの引き伸ばしマッサージ動作が実現され、マッサージのリアルさが有効に高まり、ユーザー体験を向上させる。
【0006】
移動枠上の構造に対する改良として、前記移動枠上に前記エアバッグ指サックを取り付けるための複数の固定孔が設けられ、前記複数の固定孔は前記移動枠上に横一列に並べて設けられ、前記エアバッグ指サック上のエアノズルは、前記移動枠上の固定孔から露出するとともに、チューブを介して前記第1エアバルブに接続される。各エアバッグ指サックを各固定孔の位置に合わせて移動枠上に横一列に固定することができ、装着時に各手指と各エアバッグ指サックとの位置を自動的に合わせるのに便利である。
【0007】
一実施形態において、ハンドマッサージ機構は、前記移動枠の両側に設置される位置制限フレームをさらに含み、前記位置制限フレームにはストローク溝が備えられ、前記移動枠の両側上に、前記ストローク溝内に取り付けて移動させるためのローラーがそれぞれ設けられる。このようにすると、駆動装置が移動枠を移動させるとき、移動枠はローラーによって位置制限フレームのストローク溝内を移動し、これによって移動枠の位置移動方向及び移動範囲が制限される。
【0008】
一実施形態において、ハンドマッサージ機構は、前記駆動装置を取り付けるための取付台座をさらに含み、前記駆動装置は前記取付台座に設置され、前記駆動装置の出力端が前記移動枠に接続され、これによって移動枠の直線移動が駆動される。
【0009】
一実施形態において、前記取付台座上には、前記移動枠を位置移動後に自動で元の位置に復帰させる復帰機構が設けられ、前記取付台座上に係合タブが設けられ、前記復帰機構は接続軸と弾性部材とを含み、前記接続軸の一端に位置制限キャップが設けられ、前記接続軸の他端が前記係合タブを貫通して前記移動枠に接続され、前記弾性部材は前記接続軸に外嵌され、前記弾性部材の両端はそれぞれ前記係合タブ及び前記位置制限キャップに接続される。このようにすると、駆動装置が移動枠を移動させた後、弾性部材の弾性復元機能を利用して移動枠が自動復帰し、これによって移動枠の往復移動が実現し、手指に引き伸ばしマッサージ動作を繰り返し実施するのに有利である。
【0010】
駆動装置の構造に対する改良として、前記駆動装置は押動エアバッグと第2エアバルブとを含み、前記押動エアバッグはエア充填後に第1方向に膨張できるよう設置され、前記押動エアバッグの膨脹端は前記移動枠に接続され、前記第2エアバルブはチューブを介して前記押動エアバッグ及び前記エアポンプとそれぞれ連通する。このようにすると、押動エアバッグと第2エアバルブとで駆動機構が構成され、移動枠に対する駆動力が有効に確保され、手指への引き伸ばしマッサージ動作が実現される。従来のモーター駆動構造に比して軽便で、占有空間が小さく、身体装着装置への設置に有利である。
(【0011】以降は省略されています)

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