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公開番号
2025117729
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024012610
出願日
2024-01-31
発明の名称
風力発電装置のブレード用保護フィルム、風力発電装置のブレード、および風力発電装置
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09J
7/22 20180101AFI20250805BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】環境負荷を低減できる風力発電装置のブレード用保護フィルムを提供する。
【解決手段】生分解性樹脂を含有する保護層と、前記保護層の一方の面に配置された接着層と、を有する、風力発電装置のブレード用保護フィルム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
生分解性樹脂を含有する保護層と、前記保護層の一方の面に配置された接着層と、を有する、風力発電装置のブレード用保護フィルム。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記接着層が、生分解性樹脂を含有する、請求項1に記載のブレード用保護フィルム。
【請求項3】
表面に請求項1または請求項2に記載のブレード用保護フィルムを有する、風力発電装置のブレード。
【請求項4】
請求項3に記載のブレードを備える、風力発電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、風力発電装置のブレード用保護フィルム、風力発電装置のブレード、および風力発電装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
風力発電装置のブレードは、太陽光による紫外線、風、雨、雪、霰、雹、雷、海水、ガス、砂、塵、埃等に曝される。また、風力発電装置のブレードは、鳥、虫、飛来物の衝突等の影響を受けることもある。このように、ブレードは、厳しい環境下にあるため、長期間の使用により、損傷、変形、表面汚染、表面剥離といった不具合が起こる。くわえて、ブレードは、高速度で回転しているため、損傷、変形、表面汚染、表面剥離の可能性も高まる。これらの不具合は、発電効率の低下を招く。最悪の場合、ブレードの折損、落下に至ることもある。
【0003】
そこで、ブレードの保護のために、ブレードの表面に保護フィルムまたは保護カバーを配置する技術が提案されている(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2012/102294号
特表2018-503775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
風力発電装置のブレードは、定期的に点検し、必要な場合は補修等の保守を行うことが重要である。そのため、保護フィルムが劣化した場合は、貼り替えが行われている。保護フィルムにはポリウレタン等の樹脂が用いられており、ブレードから剥離した後の保護フィルムは廃棄される。また、風力発電装置は屋外に設置されるため、貼り換え時に保護フィルムは劣化していることが多いので、剥離時に保護フィルムの一部が小片化することにより、剥離後の保護フィルムを完全に回収することが困難である場合がある。また、保護フィルムが劣化することにより、保護フィルムの一部がブレード表面から剥がれ落ちる場合もある。
【0006】
近年、廃プラスチックやマイクロプラスチックによる環境問題がクローズアップされている。中でも、廃プラスチックやマイクロプラスチックによる海洋汚染は深刻であり、生分解性樹脂の普及が期待されている。
【0007】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、環境負荷を低減できる風力発電装置のブレード用保護フィルムを提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施形態は、生分解性樹脂を含有する保護層と、上記保護層の一方の面に配置された接着層と、を有する、風力発電装置のブレード用保護フィルムを提供する。
【0009】
本開示の他の実施形態は、表面に上述のブレード用保護フィルムを有する、風力発電装置のブレードを提供する。
【0010】
本開示の他の実施形態は、上述のブレードを備える、風力発電装置を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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