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公開番号2025117838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012783
出願日2024-01-31
発明の名称集電端子
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 50/534 20210101AFI20250805BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本開示は、集電端子の精度を緩和しても、集電端子とラミネートフィルムとの融着性を確保することができる集電端子を提供することを目的とする。
【解決手段】電極積層体120と共にラミネートフィルム130で巻回して覆われることによって電池100を生成するための集電端子110であって、集電端子110が、導電性本体部110a及び樹脂緩衝部110bを有し、樹脂緩衝部110bが、ラミネートフィルム130と融着される面のうち少なくとも一部に配置されている、集電端子。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電極積層体と共にラミネートフィルムで巻回して覆われることによって電池を生成するための集電端子であって、
前記集電端子が、導電性本体部及び樹脂緩衝部を有し、
前記樹脂緩衝部が、前記ラミネートフィルムと融着される面のうち少なくとも一部に配置されている、
集電端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、集電端子に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電池は、一般的に、正極集電体層、正極活物質層、電解質層、負極活物質層、及び負極集電体層を有する電極積層体を備えている。電池の電極積層体は、例えばラミネートフィルムのような外装材に囲われた内部空間に封止されており、次のような電池が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電極体と、前記電極体の側面部に配置された側面部材と、前記電極体を覆うラミネートフィルムと、を備える電池であって、前記電池を前記側面部材側から側面視した場合に、前記側面部材の外縁は、前記電極体の外縁より内側に位置し、前記ラミネートフィルムは、前記側面部材の前記外縁を構成する面、および、前記電極体の前記外縁を構成する面を覆うように配置され、前記側面部材上に、前記ラミネートフィルムの内面同士が融着した融着部が配置されている、電池が開示されている。特許文献1の電池によると、密封性の低下を抑制できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-163373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば特許文献1のように集電端子を直接ラミネートフィルムで覆い、ラミネートフィルムと集電端子とを融着する場合には、集電端子の直角度や板厚公差等の精度について、厳格な基準を満たさなければならない。
【0006】
そこで本開示は、集電端子の精度を緩和しても、集電端子とラミネートフィルムとの融着性を確保することができる集電端子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、以下の手段によって、上記目的を達成するものである。
【0008】
〈態様1〉
電極積層体と共にラミネートフィルムで巻回して覆われることによって電池を生成するための集電端子であって、
上記集電端子が、導電性本体部及び樹脂緩衝部を有し、
上記樹脂緩衝部が、上記ラミネートフィルムと融着される面のうち少なくとも一部に配置されている、
集電端子。
〈態様2〉
上記樹脂緩衝部が、上記導電性本体部を上記電極積層体の積層方向から挟むようにして配置されている2つの部分から構成されている、態様1に記載の集電端子。
〈態様3〉
上記樹脂緩衝部のヤング率が、上記ラミネートフィルムの融着層のヤング率よりも低い、態様1又は2に記載の集電端子。
〈態様4〉
電極積層体、
上記電極積層体の集電箔に接続されている態様1~3のいずれか一項に記載の集電端子、及び
上記電極積層体と上記集電端子とを巻回して上記電極積層体を封止しているラミネートフィルム
を有する電池であって、
上記ラミネートフィルムが上記樹脂緩衝部を覆うように、上記集電端子を巻回し、かつ上記ラミネートフィルムと上記樹脂緩衝部とがヒートシールされている、
電池。
〈態様5〉
上記電池を上記集電端子側から側面視した場合に、上記集電端子の外縁は、上記電極積層体の外縁より内側に位置しており、上記集電端子の角部周辺において、上記ラミネートフィルムの融着層同士が融着した凸状融着部が形成されている、態様4に記載の電池。
【発明の効果】
【0009】
本開示の集電端子によると、集電端子の精度を緩和しても、集電端子とラミネートフィルムとの融着性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、ラミネートフィルムで封止された電池を説明するための概略図である。
図2は、本開示の集電端子を説明するための概略図である。
図3は、本開示の電池を説明するための概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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