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公開番号2025118147
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013284
出願日2024-01-31
発明の名称積載装置および該積載装置を備える加工機
出願人デュプロ精工株式会社
代理人個人,個人
主分類B65H 31/38 20060101AFI20250805BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】第1成果物および第2成果物の交差方向における位置が異なる場合、第1成果物および第2成果物がガイド部材に干渉することを防止する。
【解決手段】載置部と、載置部に載置された成果物の交差方向における両方の側端に対して整列動作を実行することで成果物を整列させる一対のガイド部材と、一対のガイド部材の交差方向における位置を制御する積載プロセッサと、を備え、成果物は、第1側端位置に沿って供給される第1成果物と、第1成果物に続いて第2側端位置に沿って供給される第2成果物と、を有し、積載プロセッサは、交差方向における第1側端位置と第2側端位置が異なる場合、第1側端位置および第2側端位置に基づいて、一対のガイド部材の少なくとも一方が交差方向において第1成果物および第2成果物に干渉しない干渉回避位置に一対のガイド部材が移動するように一対のガイド部材を制御する。
【選択図】図6B
特許請求の範囲【請求項1】
搬送路の搬送方向に沿って搬送される成果物を前記搬送方向に交差する交差方向に整列して積載させる積載装置であって、
前記搬送路から搬送された前記成果物が載置される載置部と、
前記載置部に載置された前記成果物の前記交差方向における両方の側端に対して整列動作を実行することによって前記成果物を整列させる一対のガイド部材と、
前記一対のガイド部材の前記交差方向における位置を制御する積載プロセッサと、を備え、
前記成果物には、前記載置部の前記交差方向における両端が第1側端位置であり且つ前記搬送方向に沿って前記載置部に搬送される第1成果物と、前記第1成果物に続いて、前記載置部の前記交差方向における両端が第2側端位置であり且つ前記搬送方向に沿って前記載置部に搬送される第2成果物と、があり、
前記積載プロセッサは、前記交差方向における前記第1側端位置と前記第2側端位置とが異なる場合、前記第1側端位置および前記第2側端位置に基づいて、前記一対のガイド部材の少なくとも一方が前記交差方向において前記第1成果物および前記第2成果物に干渉しない干渉回避位置に移動するように前記一対のガイド部材を制御する、積載装置。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
前記第1成果物には、或る第1成果物と、前記或る第1成果物に対して前記交差方向の隣に位置する他の第1成果物と、があり、
前記第2成果物には、前記交差方向において前記或る第1成果物に対して重なりを有するものの前記他の第1成果物に対して重なりを有しない位置に搬送される或る第2成果物と、前記或る第2成果物に対して前記交差方向の隣に位置するとともに、前記交差方向において前記他の第1成果物に対して重なりを有するものの前記或る第1成果物に対して重なりを有しない位置に搬送される他の第2成果物と、があり、
前記或る第1成果物および前記他の第2成果物が斜めに離間した或る組を形成しているとともに、前記他の第1成果物および前記或る第2成果物が斜めに離間した他の組を形成しており、
前記干渉回避位置は、前記或る組および前記他の組のうちで離間距離が短い方の組において、最も近くに位置する前記第1側端位置および前記第2側端位置の間に形成される干渉回避領域に位置する、請求項1に記載の積載装置。
【請求項3】
前記第1成果物および前記第2成果物が、前記交差方向においてそれぞれ3列で、前記載置部に搬送される場合、
前記第1成果物として、一側の第1成果物と中央の第1成果物と他側の第1成果物とを有し、
前記一側の第1成果物および前記中央の第1成果物は前記或る第1成果物および前記他の第1成果物の関係を有し、
前記中央の第1成果物および前記他側の第1成果物は、前記或る第1成果物および前記他の第1成果物の関係を有し、
前記第2成果物として、一側の第2成果物と中央の第2成果物と他側の第2成果物とを有し、
前記一側の第2成果物および前記中央の第2成果物は前記或る第2成果物および前記他の第2成果物の関係を有し、
前記中央の第2成果物および前記他側の第2成果物は、前記或る第2成果物および前記他の第2成果物の関係を有し、
前記第2成果物が前記第1成果物に対して交差方向において他側にずれている場合、前記干渉回避領域として、前記中央の第2成果物を整列させる一対のガイド部材のうちの一側のガイド部材が前記一側の第2成果物と前記中央の第1成果物との間に位置する一側の干渉回避領域と、前記中央の第2成果物を整列させる一対のガイド部材のうちの他側のガイド部材が前記他側の第1成果物と前記中央の第2成果物との間に位置する他側の干渉回避領域とを有し、
前記第2成果物が前記第1成果物に対して交差方向において一側にずれている場合、前記干渉回避領域として、前記中央の第2成果物を整列させる一対のガイド部材のうちの一側のガイド部材が前記一側の第1成果物と前記中央の第2成果物との間に位置する一側の干渉回避領域と、前記中央の第2成果物を整列させる一対のガイド部材のうちの他側のガイド部材が前記他側の第2成果物と前記中央の第1成果物との間に位置する他側の干渉回避領域とを有する、請求項2に記載の積載装置。
【請求項4】
前記第2成果物が前記第1成果物に対して交差方向において他側にずれている場合、前記一側のガイド部材は、前記一側の干渉回避領域における前記中央の第1成果物における前記一側の第1成果物に近い側の前記第1側端位置に位置するとともに、前記他側のガイド部材は、前記他側の干渉回避領域における前記他側の第1成果物における前記中央の第1成果物に近い側の前記第1側端位置に位置し、
前記第2成果物が前記第1成果物に対して交差方向において一側にずれている場合、前記一側のガイド部材は、前記一側の干渉回避領域における前記一側の第1成果物における前記中央の第1成果物に近い側の前記第1側端位置に位置するとともに、前記他側のガイド部材は、前記他側の干渉回避領域における前記中央の第1成果物における前記他側の第1成果物に近い側の前記第1側端位置に位置する、請求項3に記載の積載装置。
【請求項5】
前記積載プロセッサは、前記第1成果物が前記交差方向に整列された位置を基準にして前記第2成果物が整列されるように前記一対のガイド部材を制御する、請求項1に記載の積載装置。
【請求項6】
前記第2成果物の前記交差方向におけるサイズが前記第1成果物よりも大きい場合、前記積載プロセッサは、前記第2成果物が、整列された前記第1成果物よりも前記交差方向の外方にはみ出して整列されるように前記一対のガイド部材を制御する、請求項1に記載の積載装置。
【請求項7】
前記載置部に搬送された前記成果物の前記搬送方向の前端を規制する前端規制部をさらに有し、
前記前端規制部は、前記載置部における前記搬送方向の下流側に配設される、請求項1に記載の積載装置。
【請求項8】
前記積載プロセッサは、前記成果物を整列させる前記一対のガイド部材の前記整列動作を前記一対のガイド部材が前記第2側端位置に対して所定距離以上離れた位置までの領域で行うように前記一対のガイド部材を制御する、請求項1に記載の積載装置。
【請求項9】
搬送路の搬送方向に沿って搬送される成果物を前記搬送方向に交差する交差方向に整列して積載させる積載装置であって、
前記搬送路から排出された前記成果物が載置される載置部と、
前記載置部に載置された前記成果物の前記交差方向における両方の側端に対して整列動作を実行することによって前記成果物を整列させる一対のガイド部材と、
前記一対のガイド部材の前記交差方向における位置を制御する積載プロセッサと、を備え、
前記成果物には、前記載置部の前記交差方向における両端が第1側端位置であり且つ前記搬送方向に沿って前記載置部に排出される第1成果物と、前記第1成果物に続いて、前記載置部の前記交差方向における両端が第2側端位置であり且つ前記搬送方向に沿って前記載置部に排出される第2成果物と、があり、
前記積載プロセッサは、前記交差方向における前記第1側端位置と前記第2側端位置とが異なる場合、前記第1側端位置および前記第2側端位置に基づいて、前記一対のガイド部材の少なくとも一方が前記交差方向において前記第1成果物および前記第2成果物に干渉しない干渉回避位置に移動するように前記一対のガイド部材を制御する、積載装置と、
前記積載装置に対して前記搬送方向の上流側に配設される加工装置と、を備え、
前記加工装置は、前記第1側端位置に対応する第1切断位置に従ってシートを切断加工することによって前記第1成果物の側端を形成し、前記第2側端位置に対応する第2切断位置に従って前記シートを切断加工することによって前記第2成果物の側端を形成する、加工機。
【請求項10】
前記加工装置は、前記シートに設けられた加工情報提供部から加工処理情報を取得する加工情報取得部をさらに有し、
前記加工装置は、前記加工情報取得部を通じて取得された前記加工処理情報に基づいて、前記シートを切断加工する、請求項9に記載の加工機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、積載装置および該積載装置を備える加工機に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1では、積み重ね装置のテーブルに供給される複数列のシートの位置に対応して、シートの側端を整列させるガイド部材を位置決めする、シートの積み重ね方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第2987135号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の方法は、テーブルに供給されるシート(以下、成果物という)が積み重ねられる間に、成果物の搬送方向に交差する交差方向におけるガイド部材の位置決めが、実質的に変化しない場合に関する。第1成果物と、第1成果物に続く第2成果物とが、交差方向での位置が異なる場合、成果物がガイド部材に干渉する可能性があるが、このような干渉を防止するためにガイド部材が如何にあるべきかについて、特許文献1の方法は何らの開示や示唆をなすものではない。
【0005】
したがって、この発明の解決すべき技術的課題は、第1成果物および第2成果物の交差方向における位置が異なる場合、第1成果物および第2成果物がガイド部材に干渉することを防止する、積載装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するために、この発明によれば、以下の積載装置が提供される。
【0007】
すなわち、この発明に係る積載装置は、
搬送路の搬送方向に沿って搬送される成果物を前記搬送方向に交差する交差方向に整列して積載させる積載装置であって、
前記搬送路から搬送された前記成果物が載置される載置部と、
前記載置部に載置された前記成果物の前記交差方向における両方の側端に対して整列動作を実行することによって前記成果物を整列させる一対のガイド部材と、
前記一対のガイド部材の前記交差方向における位置を制御する積載プロセッサと、を備え、
前記成果物には、前記載置部の前記交差方向における両端が第1側端位置であり且つ前記搬送方向に沿って前記載置部に搬送される第1成果物と、前記第1成果物に続いて、前記載置部の前記載置部の前記交差方向における両端が第2側端位置であり且つ前記搬送方向に沿って前記載置部に搬送される第2成果物と、があり、
前記積載プロセッサは、前記交差方向における前記第1側端位置と前記第2側端位置とが異なる場合、前記第1側端位置および前記第2側端位置に基づいて、前記一対のガイド部材の少なくとも一方が前記交差方向において前記第1成果物および前記第2成果物に干渉しない干渉回避位置に移動するように前記一対のガイド部材を制御することを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、第1成果物および第2成果物の交差方向における位置が異なる場合、一対のガイド部材の少なくとも一方は、第1側端位置および第2側端位置に基づいて、一対のガイド部材が交差方向において第1成果物および第2成果物に干渉しない干渉回避位置に移動する。これにより、第1成果物および第2成果物の交差方向における位置が異なる場合であっても、一対のガイド部材の少なくとも一方が第1成果物および第2成果物に干渉することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の実施の形態に係る加工機の構成を模式的に示す縦断面図である。
図1に示した加工機における加工装置および積載装置のブロック図である。
図1に示した加工機が有する積載装置の前端規制部が規制位置にある場合での斜視図である。
図1に示した加工機が有する積載装置の前端規制部が退避位置にある場合での斜視図である。
図1に示した加工機が有する加工装置によるシートの加工パターンを説明する図である。
第1成果物および第2成果物の交差方向のサイズが同じであって、第1成果物の第1側端位置および第2成果物の第2側端位置の交差方向の位置が異なる場合において、一対のガイド部材の干渉回避位置を説明する図である。
第1成果物および第2成果物の交差方向のサイズが同じであって、第1成果物の第1側端位置および第2成果物の第2側端位置の交差方向の位置が異なる場合において、一対のガイド部材の干渉回避位置を説明する図である。
第1成果物および第2成果物の交差方向のサイズが異なっているとともに、第1成果物の第1側端位置および第2成果物の第2側端位置の交差方向の位置が異なる場合において、一対のガイド部材の干渉回避位置を説明する図である。
加工装置および積載装置における制御を説明するフローチャートである。
図8に続く制御を説明するフローチャートである。
図9に続く制御を説明するフローチャートである。
図10に続く制御を説明するフローチャートである。
図11に続く制御を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本開示の一例を説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向あるいは位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」を含む用語)を用いることがあるが、それらの用語の使用は図面を参照した本開示の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本開示の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本開示、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。さらに、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは必ずしも合致するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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