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公開番号2025118193
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013355
出願日2024-01-31
発明の名称回転電機及び作業機械
出願人株式会社小松製作所
代理人弁理士法人志賀国際特許事務所
主分類H02K 3/38 20060101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】小型化することができる回転電機及び作業機械を提供すること。
【解決手段】回転電機は、ステータコイルを収容するとともに開口部が形成されたハウジングと、前記ステータコイルに接続されて前記開口部から引き出された動力線と、前記ハウジングに配置され、端子台を有する外部端子と、を備え、前記動力線は、前記ステータコイルから回転電機の軸方向の一方側に引き出され、湾曲部を形成するように前記ステータコイル及び前記端子台に接続され、前記湾曲部は、前記端子台よりも前記回転電機の軸方向の一方側に位置する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ステータコイルを収容するとともに開口部が形成されたハウジングと、
前記ステータコイルに接続されて前記開口部から引き出された動力線と、
前記ハウジングに配置され、端子台を有する外部端子と、を備え、
前記動力線は、前記ステータコイルから回転電機の軸方向の一方側に引き出され、湾曲部を形成するように前記ステータコイル及び前記端子台に接続され、
前記湾曲部は、前記端子台よりも前記回転電機の軸方向の一方側に位置する、
回転電機。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記動力線は、前記動力線と前記端子台とを接続するための接続部材を備え、
前記接続部材は、
前記開口部から引き出された前記動力線が接続される筒部と、
前記筒部から前記筒部の軸方向に対して交差するよう延びて前記端子台と接続される延在部と、を備える、
請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記筒部の軸線と前記延在部に沿う直線のそれぞれに直交する方向から見て、前記筒部の軸線と前記延在部に沿う直線とのなす角度は、0度超過90度以下である、
請求項2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記開口部から引き出された前記動力線は、前記端子台の手前で前記回転電機の軸方向の他方側に向かって湾曲して延びており、
前記筒部は、湾曲して延びた前記動力線の端部に接続され、
前記延在部は、前記筒部から前記筒部の前記軸方向に対して斜めに交差するとともに前記端子台に向かって延びている、
請求項2又は3に記載の回転電機。
【請求項5】
前記ステータコイルは、平角線で構成される、
請求項1又は2に記載の回転電機。
【請求項6】
前記動力線の外周に沿う凹部が各々形成され、前記開口部を塞ぐように互いに隣接して配置される複数の弾性部材を更に備え、
前記複数の弾性部材は、前記動力線を介して各々の前記凹部が対向した状態で前記開口部に取り付けられる、
請求項1又は2に記載の回転電機。
【請求項7】
前記回転電機の軸方向から見て、前記開口部及び前記複数の弾性部材の各々は、前記回転電機の周方向に沿う弧状に形成され、
前記複数の弾性部材の各々には、前記周方向に間隔をあけて複数の前記凹部が形成される、
請求項6に記載の回転電機。
【請求項8】
前記回転電機の軸方向から見て、互いに対向する各々の前記凹部を組み合わせた形状は、楕円形状である、
請求項6に記載の回転電機。
【請求項9】
前記ハウジングに前記動力線を保持する保持部材を更に備え、
前記保持部材は、前記動力線の前記湾曲部を保持する、
請求項1又は2に記載の回転電機。
【請求項10】
前記動力線は、複数設けられ、
前記回転電機の軸方向から見て、前記開口部と前記保持部材との間に配置される拘束部材を更に備え、
前記拘束部材は、前記回転電機の蓋部に対して複数の前記動力線の各々が離間して配置されるよう複数の前記動力線をまとめて拘束する、
請求項9に記載の回転電機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機及び作業機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、回転電機として、ロータ及びステータを収容するハウジングを備えた構成が知られている(特許文献1参照)。例えば、回転電機のリアフランジ部(ケース)には、外部電源等に通じる外部端子が設けられる。ハウジングから引き出された動力線は、外部端子と端子台で接続される。
近年、建設機械等の作業機械の電動化が進み、液圧回転機から回転電機への置き換えが検討されている。一方で、回転電機は、体積当たりの出力が液圧回転機よりも小さいことから、出力同等で置き換えるために小型化が要求される。小型化を実現するための1つの方策として、端子台で接続される動力線の経路をコンパクトにすることが検討される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
再公表WO2017/168971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、動力線の曲げ半径や長さ、断面積、端子台までの距離によっては、外部端子の位置が高くなる可能性が高い。外部端子の位置が高くなると、ケースの厚みが大きくなり、回転電機の大型化を招くおそれがある。
【0005】
本開示の態様は、小型化することができる回転電機及び作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る回転電機は、ステータコイルを収容するとともに開口部が形成されたハウジングと、前記ステータコイルに接続されて前記開口部から引き出された動力線と、前記ハウジングに配置され、端子台を有する外部端子と、を備え、前記動力線は、前記ステータコイルから回転電機の軸方向の一方側に引き出され、湾曲部を形成するように前記ステータコイル及び前記端子台に接続され、前記湾曲部は、前記端子台よりも前記回転電機の軸方向の一方側に位置する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の態様によれば、小型化することができる回転電機及び作業機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る作業機械を示す概略図である。
実施形態に係る回転電機の断面図である。
実施形態に係るステータの斜視図である。
実施形態に係る動力線の接続構造を示す斜視図である。
実施形態に係る開口部から動力線が引き出された部分を示す斜視図である。
実施形態に係る接続部材が端子台と接続される部分を示す斜視図である。
実施形態に係る開口部から複数の弾性部材を取り外した状態を示す斜視図である。
実施形態に係る接続部材の斜視図である。
実施形態に係る複数の弾性部材の平面図である。
比較例に係る接続部材の斜視図である。
実施形態に係る接続部材が端子台と接続される部分を示す模式図である。
比較例に係る接続部材が端子台と接続される部分を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態においては、回転電機として、ハイブリッドショベルや電動ショベル(作業機械の一例)に搭載されるものであり、ハイブリッドショベルや電動ショベルの上部旋回体を旋回させるための旋回モータとして構成される例を挙げて説明する。
【0010】
以下の説明において、例えば「平行」や「直交」、「中心」、「同軸」等の相対的又は絶対的な配置を示す表現は、厳密にそのような配置や状態を意味するのみならず、公差や同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している配置や状態をも含むものとする。以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更して示す場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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