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公開番号2025118214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013406
出願日2024-01-31
発明の名称画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B41J 29/393 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】副走査方向の局所変動による色ずれの検出を可能とする。
【解決手段】媒体に複数の像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置であって、第1の色を有する像で形成される第1の画像と、前記第1の色と異なる第2の色を有する像で形成される第2の画像を含むパターンを画像形成データに配置する画像配置部と、前記画像形成データを用いて前記媒体上に形成された画像を読み取る読取部と、前記読取部が読み取った画像に基づいて前記第1の色を有する像と前記第2の色を有する像の少なくとも一方の位置ずれ情報を検出する検出部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
媒体に複数の像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置であって、
第1の色を有する像で形成される第1の画像と、前記第1の色と異なる第2の色を有する像で形成される第2の画像を含むパターンを画像形成データに配置する画像配置部と、
前記画像形成データを用いて前記媒体上に形成された画像を読み取る読取部と、
前記読取部が読み取った画像に基づいて前記第1の色を有する像と前記第2の色を有する像の少なくとも一方の位置ずれ情報を検出する検出部と、
を備え、
前記画像配置部は、
前記第1の画像を第1の主走査位置かつ第1の副走査位置に配置し、
前記第2の画像を前記第1の主走査位置と異なる第2の主走査位置かつ前記第1の副走査位置に配置する、画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記画像配置部が配置する少なくとも前記第1の画像と前記第2の画像の位置を設定する位置設定部をさらに備え、
前記位置設定部は、前記第1の副走査位置を設定するとともに、前記パターンを副走査方向に繰り返す間隔を設定する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像配置部が配置する少なくとも前記第1の画像と前記第2の画像の位置を設定する位置設定部をさらに備え、
前記位置設定部は、前記第1の主走査位置を設定する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像配置部が配置する少なくとも前記第1の画像と前記第2の画像のサイズを設定するサイズ設定部をさらに備え、
前記サイズ設定部は、前記第1の画像の高さと幅、および、前記第2の画像の高さと幅を設定する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
第1の色および第2の色と異なる色で形成される縁領域の情報を設定する縁領域設定部をさらに備え、
前記縁領域設定部は、前記縁領域のサイズと色を設定し、
前記画像配置部は、前記縁領域設定部が設定したサイズと色の縁領域を有する前記第1の画像および前記第2の画像を前記画像形成データに配置する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記媒体の裁断領域の情報を設定する裁断領域設定部をさらに備え、
前記裁断領域設定部は、前記裁断領域の位置を設定し、
前記画像配置部は、前記裁断領域の位置に基づいて前記裁断領域内に前記第1の画像および、前記第2の画像を配置する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記検出部は、
前記読取部が読み取った前記第1の画像の副走査位置の座標と、
前記読取部が読み取った前記第2の画像の副走査位置の座標と、を求め、
前記第2の画像の副走査位置の座標、前記第1の画像の副走査位置と前記第2の画像の副走査位置の差分である第1の差分、または、前記画像配置部が配置した副走査位置と前記読取部が読み取った副走査位置の差分である第2の差分を、前記第2の画像の位置ずれ情報として求める、
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記位置ずれ情報を表示する表示部をさらに備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記位置ずれ情報を表示する表示部をさらに備え、
前記表示部は、前記第1の差分または前記第2の差分の絶対値がしきい値を超えた場合に前記位置ずれ情報を表示する、請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記しきい値を設定するしきい値設定部をさらに備える、請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、画像形成方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
プロダクションプリンティングにおいては、プリンタの印刷出力に状態異常が有るか否かを判別したいという要求がある。そこで、プリンタの印刷出力をカメラまたはスキャナのラインセンサ等で読み取り、読み取り結果から印刷が正常に行われているかを検査する技術が知られている。
【0003】
特許文献1には、記録媒体のジョブ画像形成領域外にレジストパッチを画像形成させる制御部と、前記レジストパッチを含む読取画像に基づいて、形成された画像の画像形成位置を補正する補正部とを備え、前記レジストパッチは、基準色の色材により形成される基準色パッチと、各々の測定対象色の色材により形成される少なくとも一つの測定対象色パッチを有することが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術によれば、副走査方向の局所変動による色ずれを検出することができないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、副走査方向の局所変動による色ずれの検出を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、媒体に複数の像を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置であって、第1の色を有する像で形成される第1の画像と、前記第1の色と異なる第2の色を有する像で形成される第2の画像を含むパターンを画像形成データに配置する画像配置部と、前記画像形成データを用いて前記媒体上に形成された画像を読み取る読取部と、前記読取部が読み取った画像に基づいて前記第1の色を有する像と前記第2の色を有する像の少なくとも一方の位置ずれ情報を検出する検出部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、副走査方向の局所変動による色ずれを検出することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置のシステム構成の一例を示す図である。
図2は、プリンタ部のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3は、プリンタ部の機能ブロックの一例を示す図である。
図4は、検査用チャートの形式の一例を示す図である。
図5は、用紙の左側または右側に配置される検査用チャートの印刷データの例を示す図である。
図6は、検査用チャートの読取データの例を示す図である。
図7は、検査用チャートの印刷データに配置されるパターンのサイズと位置を示す図である。
図8は、印刷データに配置されるパターンの、用紙上の位置を示す図である。
図9は、チャート生成部の機能構成の一例を示す図である。
図10は、チャート設定画面の一例を示す図である。
図11は、パターン設定領域に表示される画面の例を示す図である。
図12は、用紙設定領域に表示される画面の例を示す図である。
図13は、検査部20の機能構成の一例を示す図である。
図14は、読取データのパターンの例を示す図である。
図15は、表示設定領域に表示される画面の例を示す図である。
図16は、位置ずれ判定処理の手順を示すフローチャートである。
図17は、第1の実施の形態にかかる検出処理で生成された検出結果の例を示す図である。
図18は、第1の実施の形態にかかる検出結果の表の他の表示方法の例を示す図である。
図19は、検出処理によって位置ずれ情報の統計値を求める手順を示すフローチャートである。
図20は、検出処理で生成された各パターンの位置ずれ情報の統計値の例を示す図である。
図21は、検査用チャートのパターンの印刷データと読取データの例を示す図である。
図22は、第2の実施の形態にかかる検査部の機能構成の一例を示す図である。
図23は、印刷データのパターンの座標と、読取データの各画像の座標の例を示す図である。
図24は、第2の実施の形態にかかる表示設定領域一例を示す図である。
図25は、第2の実施の形態にかかる検出処理で生成された検出結果の例を示す図である。
図26は、第2の実施の形態にかかる検出結果の表の他の表示方法の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照して、画像形成装置、画像形成方法およびプログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかる画像形成装置のシステム構成の一例を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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