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公開番号
2025118330
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2024013596
出願日
2024-01-31
発明の名称
吐出器
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05B
11/00 20230101AFI20250805BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】廃棄に際し、付勢部材とその他の部材とを容易に分別する。
【解決手段】ステム12の下端部を着脱可能に嵌合する嵌合部41を有するピストンガイド17を備え、ピストンガイド17は、ステム12が下降端位置に位置したときに、シリンダ11内に設けられる係止部31に周方向に係合し、ステム12のシリンダ11に対する中心軸線O回りの回転が規制され、ステム12の下端面には、下方に突出する下向き係合凸部51が形成され、ピストンガイド17の嵌合部41の底面には、下向き係合凸部51に係合する上向き係合凸部52が形成され、ピストンガイド17が係止部31に係合したときに、ステム12をピストンガイド17に対して相対回転させることで、下向き係合凸部51を上向き係合凸部52に乗り上げさせ、ステム12の下端面をピストンガイド17の嵌合部41の底面から上昇させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に延び、内側が容器本体内に連通するシリンダと、
上下方向に延び、内側が前記シリンダ内に連通し、上下方向に移動可能に設けられたステムと、
前記シリンダ内に上下摺動可能に嵌合され、前記ステムの上下動に連係するピストンと、
前記ステムの上端部に取り付けられ、前記容器本体内の内容液を吐出する吐出孔を有する押下ヘッドと、
前記押下ヘッドを上方付勢状態で下方移動可能に支持する付勢部材と、
アンダーカット嵌合により前記ステムの下端部を着脱可能に嵌合する嵌合部を有するピストンガイドと、を備え、
前記ピストンガイドは、前記ステムが下降端位置に位置したときに、前記シリンダ内に設けられる係止部に周方向に係合し、前記ステムの前記シリンダに対する中心軸線回りの回転が規制され、
前記ステムの下端面には、下方に突出する下向き係合凸部が形成され、
前記ピストンガイドの前記嵌合部の底面には、前記下向き係合凸部に係合する上向き係合凸部が形成され、
前記ピストンガイドが前記係止部に係合したときに、前記ステムを前記ピストンガイドに対して相対回転させることで、前記下向き係合凸部を前記上向き係合凸部に乗り上げさせ、前記ステムの下端面を前記ピストンガイドの前記嵌合部の底面から上昇させる、吐出器。
続きを表示(約 95 文字)
【請求項2】
前記下向き係合凸部および前記上向き係合凸部のうち少なくとも一方は、前記ステムの回転方向に向かうに従い漸次、上方に向かう傾斜面を有する、請求項1に記載の吐出器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、吐出孔を有する押下ヘッドを、付勢部材の付勢力に抗して押下することにより、シリンダ内の内容物を吐出孔から吐出することができるとともに、付勢部材の復元力により、押下ヘッドを上方に復元移動させ、シリンダ内を負圧することによって、容器本体内の内容物をシリンダ内に吸い上げることができる吐出器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-274983号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の吐出器においては、廃棄に際し、使用後の製品を分解することができないため、分別して廃棄することに改善の余地がある。
【0005】
本発明は、廃棄に際し、使用後に分解して分別することができる吐出器を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る吐出器は、上下方向に延び、内側が容器本体内に連通するシリンダと、上下方向に延び、内側が前記シリンダ内に連通し、上下方向に移動可能に設けられたステムと、前記シリンダ内に上下摺動可能に嵌合され、前記ステムの上下動に連係するピストンと、前記ステムの上端部に取り付けられ、前記容器本体内の内容液を吐出する吐出孔を有する押下ヘッドと、前記押下ヘッドを上方付勢状態で下方移動可能に支持する付勢部材と、アンダーカット嵌合により前記ステムの下端部を着脱可能に嵌合する嵌合部を有するピストンガイドと、を備え、前記ピストンガイドは、前記ステムが下降端位置に位置したときに、前記シリンダ内に設けられる係止部に周方向に係合し、前記ステムの前記シリンダに対する中心軸線回りの回転が規制され、前記ステムの下端面には、下方に突出する下向き係合凸部が形成され、前記ピストンガイドの前記嵌合部の底面には、前記下向き係合凸部に係合する上向き係合凸部が形成され、前記ピストンガイドが前記係止部に係合したときに、前記ステムを前記ピストンガイドに対して相対回転させることで、前記下向き係合凸部を前記上向き係合凸部に乗り上げさせ、前記ステムの下端面を前記ピストンガイドの前記嵌合部の底面から上昇させる。
【0007】
押下ヘッドを押下してステムを下降端位置に位置させた状態で、押下ヘッドに中心軸線回りの回転力を加えると、ピストンガイドもステムと供回りしようとするところ、ピストンガイドが係止部に対して周方向に係合することで、ピストンガイドの供回りが規制され、ステムが、ピストンガイドに対して中心軸線回りに回転する。このとき、ステムに形成される下向き係合凸部が、ピストンガイドの嵌合部に形成される上向き係合凸部に乗り上がることで、ステムの下端面がピストンガイドの嵌合部の底面から上昇し、ステムの下端部と、嵌合部と、のアンダーカット嵌合が外れ、ステムとともに押下ヘッドをピストンガイドから離脱することができる。これにより、押下ヘッドを支持していた付勢部材の上端部が解放され、付勢部材の上端部を把持して引き上げることが可能になり、吐出器の廃棄に際し、付勢部材とその他の部材とを容易に分別することができる。
【0008】
前記下向き係合凸部および前記上向き係合凸部のうち少なくとも一方は、前記ステムの回転方向に向かうに従い漸次、上方に向かう傾斜面を有してもよい。
【0009】
押下ヘッドを押下してステムを下降端位置に位置させ、ステムをピストンガイドに対して中心軸線回りに回転させるとき、ステムに形成される下向き係合凸部がピストンガイドの嵌合部に形成される上向き係合凸部に乗り上がる際に、下向き係合凸部および上向き係合凸部のうち少なくとも一方の傾斜面と他方とが傾斜面に案内されて相対的に摺動するので、ステムの上方への移動がスムーズになり、ステムのピストンガイドの嵌合部に対するアンダーカット嵌合を容易に解除することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の上記態様によれば、廃棄に際し、付勢部材とその他の部材とを容易に分別することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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