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公開番号2025118445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024013762
出願日2024-01-31
発明の名称空気清浄機
出願人株式会社富士通ゼネラル
代理人弁理士法人ドライト国際特許事務所
主分類A61L 9/20 20060101AFI20250805BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】良好に空気を流通させながら紫外線の漏れを防止することができる空気清浄機を提供する。
【解決手段】空気清浄機11は、電力の供給に応じて紫外線を発する殺菌ランプ22と、不透明な材質から形成されて、殺菌ランプ22を収容する照射室23を区画する筐体12と、不透明な材質から形成されて、照射室23から導入室25に進入する紫外線の指向域を特定する開口26を区画する第1隔壁24と、不透明な材質から形成されて、照射室23から排出室に進入する紫外線の指向域を特定する開口を区画する第2隔壁とを備え、筐体12には、指向域の外側に配置されて導入室25に筐体12外の空間を接続する導入口13と、指向域の外側に配置されて排出室に筐体12外の空間を接続する流出口とが形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電力の供給に応じて紫外線を発する殺菌ランプと、
不透明な材質から形成されて、前記殺菌ランプを収容する照射室を区画する筐体と、
不透明な材質から形成されて、前記照射室から導入室に進入する紫外線の指向域を特定する開口を区画する第1隔壁と、
不透明な材質から形成されて、前記照射室から排出室に進入する紫外線の指向域を特定する開口を区画する第2隔壁とを備え、
前記筐体には、前記指向域の外側に配置されて前記導入室に前記筐体外の空間を接続する導入口と、前記指向域の外側に配置されて前記排出室に前記筐体外の空間を接続する流出口とが形成されることを特徴とする空気清浄機。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
請求項1に記載の空気清浄機において、前記導入室に配置されて、電力の供給に応じて前記照射室に流入する気流を生成するファンを備え、前記第2隔壁は前記照射室から前記排出室に流入する空気を規制することを特徴とする空気清浄機。
【請求項3】
請求項2に記載の空気清浄機において、前記ファンの下方に配置されて、前記第1隔壁の反対側に位置する前記殺菌ランプに接続される制御装置と、前記ファンの下方に配置されて、前記制御装置に連結される操作ユニットとをさらに備えることを特徴とする空気清浄機。
【請求項4】
請求項1に記載の空気清浄機において、前記導入室、前記照射室および前記排出室は一列に配列されることを特徴とする空気清浄機。
【請求項5】
請求項4に記載の空気清浄機において、前記導入口および前記流出口は筐体の正面に配置されることを特徴とする空気清浄機。
【請求項6】
請求項4に記載の空気清浄機において、前記殺菌ランプは前記第1隔壁から前記第2隔壁に向かって直線的に延びることを特徴とする空気清浄機。
【請求項7】
請求項6に記載の空気清浄機において、前記殺菌ランプは全周にわたって前記照射室の壁面に向き合わせられることを特徴とする空気清浄機。
【請求項8】
請求項1に記載の空気清浄機において、前記第1隔壁に支持されて、着脱自在に前記殺菌ランプのランプ側コネクターを受け止める固定側コネクターと、前記第1隔壁から離れた位置で前記照射室内に配置されて、前記固定側コネクターと協働して前記殺菌ランプを両持ち支持するホルダーとをさらに備えることを特徴とする空気清浄機。
【請求項9】
請求項8に記載の空気清浄機において、前記ホルダーは、前記殺菌ランプの軸線に直交する方向に前記殺菌ランプの着脱を許容するばね体から形成されることを特徴とする空気清浄機。
【請求項10】
請求項1に記載の空気清浄機において、前記排出室に配置されて、空気中にイオンを生成するイオンユニットをさらに備えることを特徴とする空気清浄機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力の供給に応じて紫外線を発する殺菌ランプと、殺菌ランプを収容する照射室を区画する筐体とを備える空気清浄機に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は空気清浄機を開示する。空気清浄機は脱臭作用を有するフィルタユニットを備える。フィルタユニットは筐体に区画される脱臭室に収容される。脱臭室には筐体外に開放される流出口が区画される。流出口はフィルタユニットで塞がれることから、空気の流出にあたって空気は良好にフィルタユニットを通過する。空気はフィルタユニットで良好に脱臭されることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-268530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電力の供給に応じて紫外線を発する殺菌ランプは一般に知られる。紫外線は生物に負荷を与えることから、殺菌ランプは筐体内に閉じ込められることが要求される。その一方で、空気清浄機では空気は紫外線に曝されながら良好に流通することが要求される。
【0005】
本発明は、良好に空気を流通させながら紫外線の漏れを防止することができる空気清浄機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る空気清浄機は、電力の供給に応じて紫外線を発する殺菌ランプと、不透明な材質から形成されて、前記殺菌ランプを収容する照射室を区画する筐体と、不透明な材質から形成されて、前記照射室から導入室に進入する紫外線の指向域を特定する開口を区画する第1隔壁と、不透明な材質から形成されて、前記照射室から排出室に進入する紫外線の指向域を特定する開口を区画する第2隔壁とを備え、前記筐体には、前記指向域の外側に配置されて前記導入室に前記筐体外の空間を接続する導入口と、前記指向域の外側に配置されて前記排出室に前記筐体外の空間を接続する流出口とが形成される。
【0007】
筐体外の空気は導入室から照射室を経て排出室に案内されることができる。空気は排出室から筐体外に流出する。殺菌ランプに電力が供給されると、照射室内で空気には殺菌ランプから紫外線が照射されることから、照射室内で殺菌は実現されることができる。紫外線の照射にあたって導入口および流出口から紫外線の漏れは防止されることができる。
【0008】
空気清浄機は、前記導入室に配置されて、電力の供給に応じて前記照射室に流入する気流を生成するファンを備えてもよい。このとき、前記第2隔壁は前記照射室から前記排出室に流入する空気を規制すればよい。第2隔壁は空気の流通を規制することから、ファンで生成された気流は良好に照射室内に広がることができる。空気は殺菌ランプの紫外線に良好に照射されることができる。
【0009】
空気清浄機は、前記ファンの下方に配置されて、前記第1隔壁の反対側に位置する前記殺菌ランプに接続される制御装置と、前記ファンの下方に配置されて、前記制御装置に連結される操作ユニットとをさらに備えてもよい。ファンの下方の空間は有効に活用されることができる。制御装置および操作ユニットの配置にあたって空気の流通は妨げられない。空気清浄機が高い位置に設置されても良好な操作性は確保されることができる。
【0010】
空気清浄機では、前記導入室、前記照射室および前記排出室は一列に配列されればよい。照射室は導入室および排出室を遠ざけることができる。導入口および流出口は離れた位置に配置されることができる。流出口から流出した空気が再び導入口から導入室に流入することはできる限り回避されることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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