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公開番号2025120051
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2024015275
出願日2024-02-02
発明の名称毒性対象減消装置
出願人Next Innovation合同会社
代理人
主分類A61L 9/20 20060101AFI20250807BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】簡易な構造によって、流体を吸い込みながら、流体に含まれている毒性対象等を確実に分解又は不活化及び/又は死滅させて減消させつつ、滞留している空間内で毒性対象を拡散させること無く、且つ確実に毒性対象を減消させる手段を提供する。
【解決手段】流体を内外に流通させ得る第一の流通口と、上記流体を内外に流通させ得る第二の流通口と、上記流体に含まれる毒性対象を分解及び/又は不活化及び/又は滅菌させる波動(紫外線)を放出する減消手段と、上記第一の流通口及び上記第二の流通口を連通させる流路を形成し、内周面に上記波動を繰り返し高次に反射させる反射面を有する筒形部と、上記流路内に流体を通過させる送流機構と、を具え、上記送流機構は、上記流体の送流方向を切替え得るように構成されている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
流体を内外に流通させ得る第一の流通口と、上記流体を内外に流通させ得る第二の流通口と、上記流体に含まれる毒性対象を分解及び/又は不活化及び/又は滅菌させる波動(紫外線)を放出する減消手段と、上記第一の流通口及び上記第二の流通口を連通させる流路を形成し、内周面に上記波動を繰り返し高次に反射させる反射面を有する筒形部と、上記流路内に流体を通過させる送流機構と、を具え、
上記送流機構は、上記流体の送流方向を切替え得るように構成されていることを特徴とする毒性対象減消装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記送流機構は、ファンを正逆回転可能に回転させるモータを有することを特徴とする請求項1記載の毒性対象減消装置。
【請求項3】
前記ファンは、羽根が対称形状を有することを特徴とする請求項2記載の毒性対象減消装置。
【請求項4】
前記送流機構は、一対の羽根車を有し、
一対の上記羽根車は、互いに異なる向きの流動を発生させ得ることを特徴とする請求項1記載の毒性対象減消装置。
【請求項5】
前記筒形部を挟んで一対の前記羽根車を配することを特徴とする請求項4記載の毒性対象減消装置。
【請求項6】
前記第一の流通口の近傍に一方の前記羽根車を配し、該一方の前記羽根車は、発生させる流動の下流側が前記第一の流通口側となるように回転方向を設定し、
前記第二の流通口の近傍に他方の前記羽根車を配し、該他方の前記羽根車は、発生させる流動の下流側が前記第二の流通口側となるように回転方向を設定することを特徴とする請求項4記載の毒性対象減消装置。
【請求項7】
一対の前記羽根車を互いに反対向きに隣接させ、前記筒形部の一端側又は他端側に配設することを特徴とする請求項4記載の毒性対象減消装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、毒性対象減消装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、室内の空気を浄化する空気清浄機が知られており、このような空気清浄機によれば空気と共に臭気物質、塵埃、花粉、菌、ウイルス及びVOC(揮発性有機化合物)等の汚染物質を吸込口から吸引し、フィルタ等で集塵している(例えば、特許文献1参照)。
また、フィルタと静電霧化装置とを具える空気清浄機が提案されている。この空気清浄機は、室内に浮遊する塵埃・煙・花粉・細菌・かび・アレルゲン・ウイルス等を吸気口から空気清浄機内に取り込むと共に、静電霧化装置からはナノコロイドを粒子として含有した帯電水滴を放出し、送風ファンにより清浄空気と一緒に排気口から放出している。帯電水滴は、吸気口近傍に放出されて塵埃・煙・花粉・細菌・かび・アレルゲン・ウイルス等を帯電、粗大化させ、フィルタで捕集し易くしている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-175113号公報
特開2011-226744号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1に記載された空気清浄機は、下部から吸引した空気を上方に吹き出してこれによって還流している為、噴き出した空気によって室内の空気を攪拌しながら空気中の汚染物質の濃度を検知している。即ち、所定の領域内で汚染物質が滞留していた場合、空気清浄機の動作によって汚染物質を室内空間に散乱、攪拌、拡散させている。また、汚染物質の内、ウイルスは、花粉や菌と比べてその大きさが極めて小さい為、HEPAフィルタ等の高性能フィルタであっても数十パーセント程度のウイルスを全く捕集することができないという問題がある。そのような場合、空気清浄機によって噴き出した空気の還流に乗って捕集できなかったウイルスを室内で循環させ、反って室内空間でウイルスを散乱、攪拌、拡散させてしまい、病気の感染等を拡大させてしまうという問題がある。
また、特許文献2に記載された空気清浄機においても、排気口から放出している清浄空気で室内の空気を攪拌している為、室内で滞留しているウイルスを散乱、攪拌、拡散させてしまい、病気の感染等を拡大させてしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みて本発明者の鋭意研究により成されたものであり、簡易な構造によって、流体を吸い込みながら、流体に含まれている毒性対象等を確実に分解又は不活化及び/又は死滅させて減消させつつ、滞留している空間内で毒性対象を拡散させること無く、且つ確実に毒性対象を減消させる手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の毒性対象減消装置は、流体を内外に流通させ得る第一の流通口と、上記流体を内外に流通させ得る第二の流通口と、上記流体に含まれる毒性対象を分解及び/又は不活化及び/又は滅菌させる波動(紫外線)を放出する減消手段と、上記第一の流通口及び上記第二の流通口を連通させる流路を形成し、内周面に上記波動を繰り返し高次に反射させる反射面を有する筒形部と、上記流路内に流体を通過させる送流機構と、を具え、上記送流機構は、上記流体の送流方向を切替え得るように構成されていることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の毒性対象減消装置は、前記送流機構が、ファンを正逆回転可能に回転させるモータを有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の毒性対象減消装置は、前記ファンが、羽根が対称形状を有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の毒性対象減消装置は、前記送流機構が、一対の羽根車を有し、一対の上記羽根車は、互いに異なる向きの流動を発生させ得ることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の毒性対象減消装置は、前記筒形部を挟んで一対の前記羽根車を配することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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