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公開番号
2025120328
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2025095314,2022059093
出願日
2025-06-09,2022-03-31
発明の名称
学習装置、学習方法、学習プログラム、推論装置、推論方法、推論プログラムおよび高画質化システム
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人クロスボーダー特許事務所
主分類
G06T
1/00 20060101AFI20250807BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ターゲット衛星の最高分解能を超える分解能を有する画像を教師画像にして高解像度化モデルを生成する。
【解決手段】学習装置300は、ターゲット衛星のリモートセンシングによって得られるターゲット画像よりも画質が高い参照画像と画質を低めた前記参照画像である劣化画像の組を学習用データとして受け付ける。そして、学習装置300は、前記学習用データを学習することによって学習済みモデルを生成する。前記劣化画像は、前記参照画像に色ずれ処理、または圧縮処理を施すことによって生成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ターゲット衛星のリモートセンシングによって得られるターゲット画像から画質を高めた前記ターゲット画像に相当する推定画像を推論するための学習済みモデルを生成する学習装置であって、
前記ターゲット画像よりも画質が高い参照画像と画質を低めた前記参照画像である劣化画像の組を学習用データとして受け付けるデータ受付部と、
前記学習用データを学習することによって前記学習済みモデルを生成するモデル生成部と、
を備え、
前記劣化画像は、前記参照画像に色ずれ処理、または圧縮処理を施すことによって生成される
学習装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
ターゲット衛星のリモートセンシングによって得られるターゲット画像から画質を高めた前記ターゲット画像に相当する推定画像を推論するための学習済みモデルを生成する学習方法であって、
前記ターゲット画像よりも画質が高い参照画像と画質を低めた前記参照画像である劣化画像の組を学習用データとして受け付けるステップと、
前記学習用データを学習することによって前記学習済みモデルを生成するステップと、
前記劣化画像は、前記参照画像に色ずれ処理、または圧縮処理を施すことによって生成される
学習方法。
【請求項3】
ターゲット衛星のリモートセンシングによって得られるターゲット画像から画質を高めた前記ターゲット画像に相当する推定画像を推論するための学習済みモデルを生成するための学習プログラムであって、
前記学習プログラムは、
前記ターゲット画像よりも画質が高い参照画像と画質を低めた前記参照画像である劣化画像の組を学習用データとして受け付けるデータ受付処理と、
前記学習用データを学習することによって前記学習済みモデルを生成するモデル生成処理と、
をコンピュータに実行させ、
前記劣化画像は、前記参照画像に色ずれ処理、または圧縮処理を施すことによって生成される
学習プログラム。
【請求項4】
ターゲット衛星のリモートセンシングによって得られるターゲット画像を受け付ける画像受付部と、
学習済みモデルを用いて、前記ターゲット画像から、画質を高めた前記ターゲット画像に相当する推定画像を推論する推論部と、
を備え、
前記学習済みモデルが、劣化画像と参照画像の組を学習することによって生成され、
前記参照画像が、前記ターゲット画像よりも画質が高い画像であり、
前記劣化画像は、前記参照画像に色ずれ処理、または圧縮処理を施すことによって生成される
推論装置。
【請求項5】
ターゲット衛星のリモートセンシングによって得られるターゲット画像を受け付けるステップと、
学習済みモデルを用いて、前記ターゲット画像から、画質を高めた前記ターゲット画像に相当する推定画像を推論するステップと、
を備え、
前記学習済みモデルが、劣化画像と参照画像の組を学習することによって生成され、
前記参照画像が、前記ターゲット画像よりも画質が高い画像であり、
前記劣化画像は、前記参照画像に色ずれ処理、または圧縮処理を施すことによって生成される
推論方法。
【請求項6】
ターゲット衛星のリモートセンシングによって得られるターゲット画像を受け付ける画像受付処理と、
学習済みモデルを用いて、前記ターゲット画像から、画質を高めた前記ターゲット画像に相当する推定画像を推論する推論処理と、
をコンピュータに実行させる推論プログラムであって、
前記学習済みモデルが、劣化画像と参照画像の組を学習することによって生成され、
前記参照画像が、前記ターゲット画像よりも画質が高い画像であり、
前記劣化画像は、前記参照画像に色ずれ処理、または圧縮処理を施すことによって生成される
推論プログラム。
【請求項7】
ターゲット衛星によって実施されるリモートセンシングの情報を示すターゲット衛星情報と、前記リモートセンシングによって得られるターゲット画像よりも画質が高い参照画像と、を受け付ける情報受付部と、
色ずれ処理、または圧縮処理を前記参照画像に施すことによって、画質を低めた前記参照画像である劣化画像を生成する劣化処理部と、
前記劣化画像と前記参照画像の組を学習することによって、学習済みモデルを生成するモデル生成部と、
前記ターゲット画像を受け付ける画像受付部と、
前記学習済みモデルを用いて、前記ターゲット画像から、画質を高めた前記ターゲット画像に相当する推定画像を推論する推論部と、
を備える高画質化システム。
【請求項8】
前記劣化画像は、解像度処理を施すことによって生成され、
前記解像度処理は、前記ターゲット衛星情報が示す、前記ターゲット画像に対するポイントスプレッドファンクションに基づき、バンド間で前記ポイントスプレッドファンクションの差がある場合、前記参照画像に対してエイリアシングを再現する
請求項7に記載の高画質化システム。
【請求項9】
ターゲット衛星によって実施されるリモートセンシングの情報を示すターゲット衛星情報と、前記リモートセンシングによって得られるターゲット画像よりも画質が高い参照画像と、を受け付ける情報受付部と、
前記ターゲット衛星情報に基づく色ずれ処理、または圧縮処理を前記参照画像に施すことによって、画質を低めた前記参照画像である劣化画像を生成する劣化処理部と、
前記劣化画像と前記参照画像の組を学習することによって、学習済みモデルを生成するモデル生成部と、
前記ターゲット画像を受け付ける画像受付部と、
前記学習済みモデルを用いて、前記ターゲット画像から、画質を高めた前記ターゲット画像に相当する推定画像を推論する推論部と、
を備える高画質化システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、画像の高画質化に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、洪水、大雨、地震などの災害が発生したときの被害を把握するために、地上センサが使用されていた。地上センサを用いた手法は、家屋、発電所などのスポットの被害状況を把握することに有用である。
一方で、地上センサを用いた手法では、被害が広域で発生する状況において、より被害が大きい地域を把握するための面的な情報を取得することが困難である。
【0003】
近年、広域災害の被害状況を把握するために、リモートセンシングデータを活用した解析手法が提案されている。
リモートセンシングの例として、航空機、UAV、光学衛星、SAR衛星などの飛翔体からのセンシングが挙げられる。
UAVは、Unmanned Aerial Vehicleの略称であり、ドローンとも呼ばれる。
SARは合成開口レーダの略称である。
【0004】
光学衛星によって得られる画像は、地表の様々な対象に対する監視手段として用いられている。
また、画像の地表分解能を向上させるために高解像度化モデルを用いて画像を高解像度化する技術がある。高解像度化モデルは、超解像モデルとも呼ばれ、機械学習によって生成される。
【0005】
特許文献1は、高解像度化モデルを用いて画像を高解像度化する技術を開示している。
高解像度化モデルは次のように生成される。まず、高解像度画像が用意される。次に、高解像度画像を元に低解像度画像が生成される。そして、高解像度画像と低解像度画像の組が教師画像と入力画像の組として学習されて高解像度化モデルが生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特願2021-502251号公報
特開2017-208813号公報
【非特許文献】
【0007】
Xiang Zhu 他,Super-Resolving Commercial Satellite Imagery Using Realistic Training Data,2020 IEEE International Conference on Image Processing (ICIP),米国,IEEE,2020年09月30日,pp498-502,https://ieeexplore.ieee.org/document/9190746
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の高解像度化技術(特許文献1の技術を含む)において、高解像度画像と低解像度画像の組が学習用データとして使用される機械学習によって高解像度化モデルが生成される。
低解像度画像は、ダウンサンプリング等の劣化処理を高解像度画像に施すことよって生成される。
ターゲット衛星によって得られる画像が学習用データとして使用される場合、ターゲット衛星の最高分解能を超える分解能を有する画像を教師画像とすることができない。
そのため、高解像度化モデルを用いても、ターゲット衛星の最高分解能を超える分解能を有する画像を生成することはできない。
なお、ターゲット衛星と他のリモートセンシングでは画像ドメインの差異があるため、他のリモートセンシングの画像を学習用データとして使用しても、ターゲット衛星の画像を高精度に高解像度化することはできない。
【0009】
本開示は、ターゲット衛星の最高分解能を超える分解能を有する画像を教師画像にして高解像度化モデルを生成できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の学習装置は、
ターゲット衛星のリモートセンシングによって得られるターゲット画像から画質を高めた前記ターゲット画像に相当する推定画像を推論するための学習済みモデルを生成する。
前記学習装置は、
前記ターゲット画像よりも画質が高い参照画像と画質を低めた前記参照画像である劣化画像の組を学習用データとして受け付けるデータ受付部と、
前記学習用データを学習することによって前記学習済みモデルを生成するモデル生成部と、を備える。
前記劣化画像は、前記参照画像に色ずれ処理、または圧縮処理を施すことによって生成される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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