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公開番号
2025120357
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2025096731,2021148402
出願日
2025-06-10,2021-09-13
発明の名称
地上高報知システム
出願人
中国電力株式会社
,
株式会社アイチコーポレーション
代理人
弁理士法人藤本パートナーズ
主分類
B66F
9/24 20060101AFI20250807BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】作業台の高さに対して適切な命綱を用いることを確認できる地上高報知システムを提供する。
【解決手段】高所作業員が搭乗可能な作業台と、作業台を昇降させる昇降装置と、を備える高所作業装置に適用され、作業台の地面からの距離を検出する距離検出部と、高所作業員に対して報知を行う高所報知部と、距離検出部が、高所作業員と作業台とをつなぐ命綱としての高所用の命綱と低所用の命綱とを切り替えるのに適した距離として予め設定された距離を検出したときに、高所報知部が報知を行うように制御する制御部と、を備え、高所報知部は、第一報知部と、第二報知部とを備え、第二報知部による報知の停止を入力する報知停止部を備え、制御部は、第一報知部及び第二報知部が報知している状態で報知停止部が操作されたときに、第二報知部が報知を停止し、第一報知部が報知を継続するように制御する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
地面より高所で作業する高所作業員が搭乗可能な作業台と、前記作業台を昇降させる昇降装置と、を備える高所作業装置に適用され、
前記作業台の前記地面からの距離を検出する距離検出部と、
前記高所作業員に対して報知を行う高所報知部と、
前記距離検出部が、前記高所作業員と前記作業台とをつなぐ命綱としての高所用の命綱と低所用の命綱とを切り替えるのに適した距離として予め設定された距離を検出したときに、前記高所報知部が報知を行うように制御する制御部と、を備え、
前記高所報知部は、前記距離検出部が前記予め設定された距離を検出することにより報知態様を変化する第一報知部と、前記距離検出部が前記予め設定された距離を検出することにより報知する第二報知部とを備え、
前記第二報知部による報知の停止を入力する報知停止部を備え、
前記制御部は、前記第一報知部及び前記第二報知部が報知している状態で前記報知停止部が操作されたときに、前記第二報知部が報知を停止し、前記第一報知部が報知を継続するように制御する地上高報知システム。
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【請求項2】
前記第一報知部は、前記高所作業員の視覚に対して報知するように構成され、
前記第二報知部は、前記高所作業員の聴覚に対して報知するように構成されている、請求項1に記載の地上高報知システム。
【請求項3】
前記第一報知部は、点灯と消灯とを切り替えることができる表示ランプとして構成され、
前記制御部は、前記作業台の前記地面からの距離が前記予め設定された距離を検出された距離よりも小さい場合には、前記第一報知部を点灯させ、前記作業台の前記地面からの距離が前記予め設定された距離を検出された距離よりも大きい場合には、前記第一報知部を消灯させる、請求項2に記載の地上高報知システム。
【請求項4】
前記作業台よりも地面側に設けられ、地上で作業する地上作業員に報知する地上報知部を備え、
前記地上報知部は、前記地上作業員の視覚に対して報知するように構成される、請求項1に記載の地上高報知システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高所作業員が地面より高い場所で作業を行う際に使用される地上高報知システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
電柱における柱上作業など、地面よりも高い場所での作業が必要な場合、例えば、特許文献1に記載の高所作業車が用いられる。この高所作業車は、走行機能を有する車両の本体部分である車体と、前記車体に旋回自在に搭載された旋回台と、前記旋回台に立設されたブラケットと、該ブラケットに水平に設置された支持軸に基端が回動自在に取り付けられることで起伏可能で、かつ、長さ方向に伸縮可能なブームと、該ブームの先端に取り付けられ、高所作業を行う作業者が搭乗する作業台と、を備える。
【0003】
この高所作業車によれば、作業者が前記作業台に搭乗した状態で、ブラケットに対してブームを起こしてブームを伸ばすことで、ブームの先端に取り付けられた作業台が地上から高い場所に移動するため、該作業台に搭乗した作業者は、地上から高い場所に簡単に移動できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-152518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、地面よりも高い場所での作業を行う場合、墜落を制止するため、作業者は、作業台に繋留される命綱を身に付ける。ここで、命綱には高所用のものと、低所用のものの二種類が存在している。そして、現行の法令の下、地面よりも高い場所での作業を行う場合、作業者は常時、高所用の命綱を身に付けることが義務付けられている。しかし、作業台に搭乗した作業者が低所で作業を行う場合、高所用の命綱では、低所からの墜落時に作業者が地面に到達してしまうため、作業者は、低所用の命綱を身に付ける必要がある。一方で、低所から高所に移動して作業を行う場合、作業台が高所に到達したところで、作業者は低所用の命綱を取り外し、高所用の命綱だけを身に付けることになる。
【0006】
ここで、特許文献1に記載の高所作業車を用いて高所作業を行う際には、ブラケットに対してブームを起伏させるとともにブームを伸縮することにより、作業台を昇降して、作業者を高所と低所との間で移動させる。ところが、作業台に搭乗した作業者は、作業台が昇降しても、自身が高所にいるのか、或いは低所にいるのかを確認することが困難であった。よって、例えば、作業者が高所にいるにもかかわらず、低所用の命綱の取り外しが行われないといった事態を誘発するおそれがあった。
【0007】
そこで、本発明は、作業台の高さに対して適切な命綱を用いることを確認できる地上高報知システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、地面より高所で作業する高所作業員が搭乗可能な作業台と、前記作業台を昇降させる昇降装置と、を備える高所作業装置に適用され、前記作業台の前記地面からの距離を検出する距離検出部と、前記高所作業員に対して報知を行う高所報知部と、前記距離検出部が、前記高所作業員と前記作業台とをつなぐ命綱としての高所用の命綱と低所用の命綱とを切り替えるのに適した距離として予め設定された距離を検出したときに、前記高所報知部が報知を行うように制御する制御部と、を備え、前記高所報知部は、前記距離検出部が前記予め設定された距離を検出することにより報知態様を変化する第一報知部と、前記距離検出部が前記予め設定された距離を検出することにより報知する第二報知部とを備え、前記第二報知部による報知の停止を入力する報知停止部を備え、前記制御部は、前記第一報知部及び前記第二報知部が報知している状態で前記報知停止部が操作されたときに、前記第二報知部が報知を停止し、前記第一報知部が報知を継続するように制御する地上高報知システムである。
【0009】
また、前記第一報知部は、前記高所作業員の視覚に対して報知するように構成され、前記第二報知部は、前記高所作業員の聴覚に対して報知するように構成することもできる。
【0010】
また、前記第一報知部は、点灯と消灯とを切り替えることができる表示ランプとして構成され、前記制御部は、前記作業台の前記地面からの距離が前記予め設定された距離を検出された距離よりも小さい場合には、前記第一報知部を点灯させ、前記作業台の前記地面からの距離が前記予め設定された距離を検出された距離よりも大きい場合には、前記第一報知部を消灯させる構成とすることもできる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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