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公開番号
2025120578
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015455
出願日
2024-02-05
発明の名称
画像処理方法、画像読取装置
出願人
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
1/04 20060101AFI20250808BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】読取画像データの処理に関するパラメータの設定が正しく行われるように白色光源またはイメージセンサーユニットの機種を自動判定できること。
【解決手段】プロセッサー51は、特定色のテスト領域を含むテスト画像媒体について画像読取装置10により得られる読取画像データであるテスト画像データを取得する(S102)。前記プロセッサー51は、前記テスト画像データにおける前記テスト領域の複数の画素データについて青のデータの代表値である青代表値と赤または緑のデータの代表値である判定色代表値を導出する(S103)。前記プロセッサー51は、前記青代表値に対する青基準値の比に応じて前記判定色代表値を補正することにより判定値を導出する(S104)。前記プロセッサー51は、前記判定値と判定基準値とを比較することにより白色光源の機種を判定する(S105)。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
白色光源と、画像媒体へ照射された前記白色光源の光の反射光を受光するとともに受光量に対応する画像信号を出力するイメージセンサーユニットと、前記画像信号をデジタル化することにより赤、緑および青の3原色各々の複数の画素データを含む読取画像データを出力する画像データ出力部と、を備える画像読取装置によって得られる前記読取画像データを処理する画像処理方法であって、
プロセッサーが、特定色のテスト領域を含むテスト画像媒体について前記画像読取装置により得られる前記読取画像データであるテスト画像データを取得することと、
前記プロセッサーが、前記テスト画像データにおける前記テスト領域の前記複数の画素データについて青のデータの代表値である青代表値と赤または緑のデータの代表値である判定色代表値を導出することと、
前記プロセッサーが、前記青代表値に対する予め設定された青基準値の比に応じて前記判定色代表値を補正することにより判定値を導出することと、
前記プロセッサーが、前記判定値と予め設定された判定基準値とを比較することにより前記白色光源の機種を判定することと、を含む画像処理方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記特定色は、白または白以外の無彩色である、請求項1に記載の画像処理方法。
【請求項3】
前記プロセッサーが、前記白色光源の機種の判定結果に応じて前記画像読取装置における前記読取画像データの処理に関するパラメータを設定すること、をさらに含む、請求項1に記載の画像処理方法。
【請求項4】
白色光源と、画像媒体へ照射された前記白色光源の光の反射光を受光するとともに受光量に対応する画像信号を出力するイメージセンサーユニットと、前記画像信号をデジタル化することにより赤、緑および青の3原色各々の複数の画素データを含む読取画像データを出力する画像データ出力部と、を備える画像読取装置によって得られる前記読取画像データを処理する画像処理方法であって、
プロセッサーが、特定色のテスト領域を含むテスト画像媒体について前記画像読取装置により得られる前記読取画像データにシェーディング補正を施すことにより補正テスト画像データを導出することと、
前記プロセッサーが、前記補正テスト画像データにおける前記テスト領域の前記複数の画素データのうちの予め設定された判定色のデータの代表値である判定色代表値を導出することと、
前記プロセッサーが、前記判定色代表値と予め設定された判定基準値とを比較することにより前記白色光源または前記イメージセンサーユニットの機種を判定することと、を含む画像処理方法。
【請求項5】
前記機種の判定の対象は前記イメージセンサーユニットであり、
前記特定色および前記判定色の組み合わせは、黄および青の組み合わせ、マゼンタおよび緑の組み合わせ、またはシアンおよび赤の組み合わせである、請求項4に記載の画像処理方法。
【請求項6】
前記機種の判定の対象は前記白色光源であり、
前記特定色および前記判定色の組み合わせは、マゼンタおよび赤の組み合わせである、請求項4に記載の画像処理方法。
【請求項7】
前記プロセッサーが、前記白色光源または前記イメージセンサーユニットの機種の判定結果に応じて前記画像読取装置における前記読取画像データの処理に関するパラメータを設定すること、をさらに含む請求項4に記載の画像処理方法。
【請求項8】
白色光源と、
画像媒体へ照射された前記白色光源の光の反射光を受光するとともに受光量に対応する画像信号を出力するイメージセンサーユニットと、
前記画像信号をデジタル化することにより赤、緑および青の3原色各々の複数の画素データを含む読取画像データを出力する画像データ出力部と、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像処理方法を実現するプロセッサーと、を備える画像読取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、白色光源またはイメージセンサーユニットの機種を判定可能な画像処理方法および画像読取装置に関する。
続きを表示(約 980 文字)
【背景技術】
【0002】
画像読取装置は、白色光源、イメージセンサーユニットおよび画像データ出力部を備える。前記白色光源から出射される光は、原稿などの画像媒体へ照射される。前記イメージセンサーユニットは、前記画像媒体に照射された光の反射光を受光するとともに受光量に対応する画像信号を出力する。
【0003】
前記画像データ出力部は、前記画像信号をデジタル化することにより読取画像データを出力する。前記読取画像データは、赤、緑および青の3原色各々の複数の画素データを含む。
【0004】
また、前記画像読取装置が、調整用のテスト画像を読み取り、前記テスト画像についての前記読取画像データに基づいて前記読取画像データの処理に関するパラメータを調整することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-171417号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、前記画像読取装置に取り付けられる前記白色光源または前記イメージセンサーユニットの機種が変更される場合がある。
【0007】
例えば、前記画像読取装置の製造工程において、前記画像読取装置に取り付けられる前記白色光源または前記イメージセンサーユニットの機種が、手配がより容易な機種へ変更される場合がある。
【0008】
また、前記画像読取装置が修理されるときに、前記白色光源または前記イメージセンサーユニットが、既に装備されている機種から在庫のある機種へ交換される場合がある。
【0009】
前記画像読取装置おいて、前記白色光源または前記イメージセンサーユニットの機種が変更された場合、前記読取画像データの処理に関するパラメータの設定が変更される必要がある。
【0010】
本発明の目的は、読取画像データの処理に関するパラメータの設定が正しく行われるように白色光源またはイメージセンサーユニットの機種を自動判定できる画像処理方法および画像読取装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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