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公開番号
2025120649
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015601
出願日
2024-02-05
発明の名称
生産順序計画システム
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G05B
19/418 20060101AFI20250808BHJP(制御;調整)
要約
【課題】上流工程で製品の合流計画順序が入れ替わっていても正しい順序で製品を合流させる生産順序計画システムを提供する。
【解決手段】複数仕様の製品を複数の製造工程を有する生産ラインで生産し、検査工程で抜き取られた検査製品を生産ラインに合流させるための順序を計画する生産順序計画システムであって、検査製品が合流する前のポイントに到達した製品の対象連番nxと合流する生産指示が確定した記確定連番naを比較し、前記対象連番より後の製品の連番に基づいて前記対象連番の製品が生産順序の予定内か否かを判定する。前記対象連番の製品が生産順序の予定内である場合は、前記対象連番と前記検査製品の連番nを比較して前記検査製品の合流可否を判定し、合流した前記検査製品の連番を確定連番に更新する。前記対象連番の製品が生産順序の予定外である場合は、前記検査製品を合流せず前記対象連番の製品を合流させ、確定連番を更新しない。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数仕様の製品を複数の製造工程を有する生産ラインで生産し、検査工程で抜き取られた検査製品を生産ラインに合流させるための順序を計画する生産順序計画システムであって、
取得した生産順序と合流計画順序連番の情報に基づいて、合流する生産指示が確定した製品の順序連番を確定連番と定義し、前記検査製品が合流する前のポイントに到達した製品の順序連番を対象連番と定義し、
前記対象連番と前記確定連番を比較し、前記対象連番より後の製品の連番に基づいて前記対象連番の製品が生産順序の予定内か否かを判定し、
前記対象連番の製品が生産順序の予定内である場合は、前記対象連番と前記検査製品の連番を比較して前記検査製品の合流可否を判定し、合流した前記検査製品の連番を確定連番に更新し、
前記対象連番の製品が生産順序の予定外である場合は、前記検査製品を合流せず前記対象連番の製品を合流させ、確定連番を更新しない、
ことを特徴とする生産順序計画システム。
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【請求項2】
請求項1に記載の生産順序計画システムであって、
前記対象連番の製品が生産順序の予定内か否かの判定は、前記確定連番の直近上位の連番に対して前記対象連番が大きい場合、前記確定連番と前記対象連番の差分の範囲に前記対象連番に追い越された連番の有無によって、有る場合は前記対象連番は予定外、無い場合は予定内と判定する、ことを特徴とする生産順序計画システム。
【請求項3】
請求項1に記載の生産順序計画システムであって、
前記対象連番の製品が生産順序の予定内と判定された場合において、予定内連番が検査製品の連番より大きい場合、前記検査製品の連番を合流生産指示に追加し、合流した連番を確定連番に更新する、ことを特徴とする生産順序計画システム。
【請求項4】
請求項1に記載の生産順序計画システムであって、
前記対象連番の製品が生産順序の予定内と判定された場合において、予定内連番が検査製品の連番より小さい場合、前記予定内連番を合流生産指示に追加し、合流した連番を確定連番に更新する、ことを特徴とする生産順序計画システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、生産順序計画システムに関するもので、更に詳細には、複数仕様の製品を複数の製造工程を有する生産ラインで生産し、検査工程で抜き取られた製品を生産ラインに合流させるための順序を計画する生産順序計画システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、複数仕様の製品を複数の製造工程で生産する生産ラインにおいて、製造工程で製造された製品を検査工程で抜き取って、次の製造工程へと進めて問題ないかを調べる検査を行っている。
また、検査工程で抜き取られた検査製品が次の製造工程へと進めて問題がない場合は、計画順序通りに生産ラインに合流させる必要がある。検査工程で抜き取られた検査製品を合流させるために、従来は検査製品の連番よりも大きい連番の製品の合流ポイントに到達した場合に合流させている。
【0003】
特許文献1には、複数仕様の生産ラインから抜き取られた検査製品を順序入替地点に合流して入替を行う技術が開示されている。しかし、特許文献1には、検査製品を正しい順序で合流させる点については言及されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-133944号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、複数仕様の製品を複数の製造工程で生産する生産ラインにおいて、検査工程よりも上流で合流計画順序が入れ替わっている場合があり、従来のように、検査製品の連番よりも大きい連番の製品が合流ポイントに到達した場合に合流させる技術では、検査製品が計画順序に合わないタイミングで合流してしまう懸念がある。このように、検査製品が計画順序に合わないタイミングで合流すると、合流後の後工程において、生産効率が低下する懸念がある。
【0006】
この発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、上流工程で製品の合流計画順序が入れ替わっていても正しい順序で製品を合流させる生産順序計画システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、この発明は、複数仕様の製品を複数の製造工程を有する生産ラインで生産し、検査工程で抜き取られた検査製品を生産ラインに合流させるための順序を計画する生産順序計画システムであって、 取得した生産順序と合流計画順序連番の情報に基づいて、合流する生産指示が確定した製品の順序連番を確定連番と定義し、前記検査製品が合流する前のポイントに到達した製品の順序連番を対象連番と定義し、 前記対象連番と前記確定連番を比較し、前記対象連番より後の製品の連番に基づいて前記対象連番の製品が生産順序の予定内か否かを判定し、 前記対象連番の製品が生産順序の予定内である場合は、前記対象連番と前記検査製品の連番を比較して前記検査製品の合流可否を判定し、合流した前記検査製品の連番を確定連番に更新し、 前記対象連番の製品が生産順序の予定外である場合は、前記検査製品を合流せず前記対象連番の製品を合流させ、確定連番を更新しない、ことを特徴とする。
【0008】
この発明において、前記対象連番の製品が生産順序の予定内か否かの判定は、前記確定連番の直近上位の連番に対して前記対象連番が大きい場合、前記確定連番と前記対象連番の差分の範囲に前記対象連番に追い越された連番の有無によって、有る場合は前記対象連番は予定外、無い場合は予定内と判定するのが好ましい。
【0009】
また、この発明において、前記対象連番の製品が生産順序の予定内と判定された場合において、予定内連番が検査製品の連番より大きい場合、前記検査製品の連番を合流生産指示に追加し、合流した連番を確定連番に更新し、予定内連番が検査製品の連番より小さい場合、前記予定内連番を合流生産指示に追加し、合流した連番を確定連番に更新するのが好ましい。
【0010】
前記のように構成することにより、合流する生産指示が確定した確定連番と合流する前のポイントに到達した対象連番を比較し、前記対象連番より後の製品の連番に基づいて前記対象連番の製品が生産順序の予定内か否かを判定する。前記対象連番の製品が生産順序の予定内か否かの判定は、前記確定連番の直近上位の連番に対して前記対象連番が大きい場合、前記確定連番と前記対象連番の差分の範囲に前記対象連番に追い越された連番の有無によって、有る場合は前記対象連番は予定外、無い場合は予定内と判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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