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公開番号
2025120789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-18
出願番号
2024015884
出願日
2024-02-05
発明の名称
画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
出願人
キヤノン株式会社
,
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G06V
10/774 20220101AFI20250808BHJP(計算;計数)
要約
【課題】被検体の画像間の位置合わせ情報に基づいて擬似画像を生成することで、画像データのパターン不足を緩和する。
【解決手段】本開示に係る画像処理装置は、少なくとも1つの被検体の撮像によって、第1の領域に異常領域を有する第1の画像と、少なくとも前記第1の領域を含む、前記第1の画像と異なる第2の画像と、を取得する画像取得部と、前記第1の画像における前記異常領域に関する領域情報を取得する領域情報取得部と、前記第1の画像と前記第2の画像との位置合わせに関する位置合わせ情報を取得する位置合わせ情報取得部と、前記領域情報と前記位置合わせ情報とに基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像を合成して、前記第1の領域に前記異常領域に対応する領域を有する合成画像を生成する合成画像生成部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1つの被検体の撮像によって、第1の領域に異常領域を有する第1の画像と、少なくとも前記第1の領域を含む、前記第1の画像と異なる第2の画像と、を取得する画像取得部と、
前記第1の画像における前記異常領域に関する領域情報を取得する領域情報取得部と、
前記第1の画像と前記第2の画像との位置合わせに関する位置合わせ情報を取得する位置合わせ情報取得部と、
前記領域情報と前記位置合わせ情報とに基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像を合成して、前記第1の領域に前記異常領域に対応する領域を有する合成画像を生成する合成画像生成部と、
を備える画像処理装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記第1の領域は臓器領域であり、
前記第2の画像に前記臓器領域が含まれ、
前記第2の画像における前記臓器領域は前記異常領域を有しない
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記第1の画像と前記第2の画像は、同一被検体の撮像によって取得される画像であり、
前記第2の画像は、前記第1の画像の撮像よりも過去に撮像された画像である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記合成画像における前記第1の画像と前記第2の画像との合成割合に関する合成割合情報を取得する割合情報取得部をさらに備え、
前記合成画像生成部は、前記割合情報取得部が取得した前記合成割合情報に基づいて前記合成画像を生成する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記合成割合は、前記第1の領域の撮像情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記撮像情報は、前記異常領域の異常進行度を含むことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記撮像情報は、前記異常領域の大きさを含むことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記撮像情報は、前記第1の領域の画素値と前記異常領域の画素値を含むことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記位置合わせ情報は、前記第1の画像の前記異常領域が前記第2の画像における前記第1の領域に含まれるように前記第1の画像と前記第2の画像を位置合わせするための情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記位置合わせ情報に基づいて前記第2の画像を前記第1の画像に合わせて変換した変換画像を生成する変換画像生成部をさらに備え、
前記合成画像生成部は、前記変換画像と前記第1の画像とを合成することによって前記合成画像を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
機械学習による画像認識やクラス分類を行う場合、様々なパターンのデータを教師データとして学習することが、認識精度や分類精度の向上に寄与すると知られている。例えば非特許文献1では、異なるクラス間の画像(例えば犬と猫など)を一定の比率で合成し、
クラス間の決定境界を補間したパターンの画像を生成することで、検出精度を向上させる方法が開示されている。また、特許文献1は、肺結節の組成輝度分布を基に、単一画像か
ら異なる症例パターンの擬似画像を生成し、データのパターン不足を緩和する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-018705号公報
【非特許文献】
【0004】
Zhang, H., et al. ”mixup: Beyond empirical risk minimization. ICLR 2018.” arXiv preprint arXiv:1710.09412 (2017).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、非特許文献1では合成する画像間の位置関係が考慮されておらず、例え
ば病変の擬似画像生成において、画像をそのまま重ねても臓器外の領域が合成される可能性があり、好適な擬似画像が生成できない。また、特許文献1には、病変発生前後の画像の合成方法については開示されていない。
【0006】
本開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであり、被検体の画像間の位置合わせ情報に基づいて擬似画像を生成することで、画像データのパターン不足を緩和することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る画像処理装置は、少なくとも1つの被検体の撮像によって、第1の領域に異常領域を有する第1の画像と、少なくとも前記第1の領域を含む、前記第1の画像と異なる第2の画像と、を取得する画像取得部と、前記第1の画像における前記異常領域に関する領域情報を取得する領域情報取得部と、前記第1の画像と前記第2の画像との位置合わせに関する位置合わせ情報を取得する位置合わせ情報取得部と、前記領域情報と前記位置合わせ情報とに基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像を合成して、前記第1の領域に前記異常領域に対応する領域を有する合成画像を生成する合成画像生成部と、を備える画像処理装置を含む。
【0008】
また、本開示に係る画像処理方法は、少なくとも1つの被検体の撮像によって、第1の領域に異常領域を有する第1の画像と、少なくとも前記第1の領域を含む、前記第1の画像と異なる第2の画像と、を取得するステップと、前記第1の画像における前記異常領域に関する領域情報を取得するステップと、前記第1の画像と前記第2の画像との位置合わせに関する位置合わせ情報を取得するステップと、前記領域情報と前記位置合わせ情報と
に基づいて、前記第1の画像と前記第2の画像を合成して、前記第1の領域に前記異常領域に対応する領域を有する合成画像を生成するステップと、を含むことを特徴とする画像処理方法を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示の技術によれば、画像間の位置合わせ情報に基づいて擬似画像を生成することで、データのパターン不足を緩和することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図
第1実施形態に係る画像処理装置が実行する処理のフローチャート
第1実施形態における合成割合の決定を説明する模式図
第1実施形態における位置合わせと合成処理の概要を示す模式図
第2実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図
第2実施形態に係る画像処理装置が実行する処理のフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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