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公開番号2025121176
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-19
出願番号2024016465
出願日2024-02-06
発明の名称情報処理装置、表示方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250812BHJP(計算;計数)
要約【課題】印刷ジョブに対応する属性を有する記録媒体の印刷ジョブに必要な枚数が印刷ジョブの開始時において用意されないことを避ける。
【解決手段】画像形成装置により実行が開始されることが計画されている印刷ジョブであって、該印刷ジョブに対応した属性を有する記録媒体の印刷ジョブに必要な枚数が実行の開始時において画像形成装置の給紙トレイ又は画像形成装置に接続された給紙トレイにおいて準備されないことの予測がされる印刷ジョブが存在する場合、属性を有する記録媒体を保管場所から搬出し、給紙トレイに補充するために要する準備時間と実行の開始時刻とに基づいて、属性を有する記録媒体を保管場所から搬出するべき搬出時刻を取得する手段と、取得した搬出時刻を示す表示オブジェクトを表示する表示制御手段と、を備える情報処理装置である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置により実行が開始されることが計画されている印刷ジョブであって、該印刷ジョブに対応した属性を有する記録媒体の前記印刷ジョブに必要な枚数が前記実行の開始時において前記画像形成装置の給紙トレイ又は前記画像形成装置に接続された給紙トレイにおいて準備されないことの予測がされる印刷ジョブが存在する場合、前記属性を有する記録媒体を保管場所から搬出し、前記給紙トレイに補充するために要する準備時間と前記実行の開始時刻とに基づいて、前記属性を有する記録媒体を前記保管場所から搬出するべき搬出時刻を取得する手段と、
取得した前記搬出時刻を示す表示オブジェクトを表示する表示制御手段と、
を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記表示制御手段は、前記印刷ジョブの実行開始時刻を示す表示オブジェクトを更に表示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記表示制御手段は、前記印刷ジョブの実行終了時刻を示す表示オブジェクトを更に表示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記表示制御手段は、図式の時刻表に、前記搬出時刻を示す表示オブジェクトと前記印刷ジョブの実行開始時刻と実行終了時刻を示す表示オブジェクトとを表示する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記属性を有する記録媒体を少なくとも保管する複数の保管場所が存在し、
前記複数の保管場所の各々には優先順位が付けられており、
前記複数の保管場所から時間的条件と枚数的条件の双方を満たす1つ以上の保管場所のうちで前記優先順位が最も高い前記保管場所を前記属性を有する記録媒体をそこから搬出する前記保管場所として選択する選択手段を更に備え、
前記時間的条件とは、該時間的条件が満たされるかを調べられる前記保管場所について、現在時刻から前記準備時間を経過した時刻が前記印刷ジョブの実行開始時刻以前であることであり、
前記枚数的条件とは、該枚数的条件が満たされるかを調べられる前記保管場所について、残枚数に当該保管場所に保管されている何れかの束に含まれる前記属性を有する記録媒体の枚数を加算することにより得た枚数が前記属性を有する記録媒体の前記印刷ジョブに必要な枚数以上であることである、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記属性を有する記録媒体を少なくとも保管する複数の保管場所が存在し、
前記複数の保管場所の各々には優先順位が付けられており、
前記複数の保管場所から時間的条件を満たす1つ以上の保管場所のうちで前記優先順位が最も高い前記保管場所を前記属性を有する記録媒体をそこから搬出する前記保管場所として選択する選択手段を更に備え、
前記時間的条件とは、該時間的条件が満たされるかを調べられる前記保管場所について、現在時刻から前記準備時間を経過した時刻が前記印刷ジョブの実行開始時刻以前であることである、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記属性を有する記録媒体を少なくとも保管する複数の保管場所が存在し、
前記複数の保管場所の各々には優先順位が付けられており、
前記複数の保管場所から枚数的条件を満たす1つ以上の保管場所のうちで前記優先順位が最も高い前記保管場所を前記属性を有する記録媒体をそこから搬出する前記保管場所として選択する選択手段を更に備え、
前記枚数的条件とは、該枚数的条件が満たされるかを調べられる前記保管場所について、残枚数に当該保管場所に保管されている何れかの束に含まれる前記属性を有する記録媒体の枚数を加算することにより得た枚数が前記属性を有する記録媒体の前記印刷ジョブに必要な枚数以上であることである、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
複数の前記保管場所の各々に、前記優先順位が、前記準備時間が短い順につけられている、
請求項5乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記選択手段は、選択された保管場所と該選択された保管場所よりも優先順位が高い保管場所について、満たされるべき条件を満たしているかを調べ、前記選択された保管場所よりも優先順位が低い保管場所について、満たされるべき条件を満たしているかを調べない、
請求項5乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記選択手段は、選択された保管場所と該選択された保管場所よりも優先順位が高い保管場所について、満たされるべき条件を満たしているかを調べ、前記選択された保管場所よりも優先順位が低い保管場所についても、満たされるべき条件を満たしているかを調べる、
請求項5乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、表示方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
商業印刷における「受発注」から「印刷工程」に関しては印刷ワークフローソフトによって管理、可視化が行われている。また、ネットワークに接続されたオンライン後加工機に関してもネットワークを介して情報を収集することで状況の管理、可視化が行われている。更に、例えば、特許文献1には、印刷装置の給紙段の情報を管理し、種類ごとの用紙を正しく印刷装置に給紙するための技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-138304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷工場においては、多様な属性の記録媒体に対して画像形成装置により印刷が行われる。つまり、各画像形成装置で実行される印刷ジョブに対応した記録媒体の属性は、印刷ジョブ毎に異なっている。従って、各印刷ジョブが始まる前に印刷ジョブに対応した属性を有する用紙の印刷ジョブで必要な枚数を給紙トレイにおいて準備しておく必要がある。しかし、目的とする属性を有する記録媒体が画像形成装置から離れた保管場所に保管されている場合、保管場所から画像形成装置まで搬送するために必要な時間が長いため、そのような準備が遅れてしまう場合が生ずる。つまり、オペレータが或る印刷ジョブのためにそれに対応した属性を有する記録媒体を保管場所から搬送することが必要であることを認識することが遅れ、印刷ジョブの実行の開始が遅れてしまう場合が生じる。そうすると、画像形成装置が稼働していないダウンタイムが生じ、生産性が低下してしまう。
【0005】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、印刷ジョブに対応する属性を有する記録媒体の印刷ジョブに必要な枚数が印刷ジョブの開始時において用意されないことを避けることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態は、画像形成装置により実行が開始されることが計画されている印刷ジョブであって、該印刷ジョブに対応した属性を有する記録媒体の前記印刷ジョブに必要な枚数が前記実行の開始時において前記画像形成装置の給紙トレイ又は前記画像形成装置に接続された給紙トレイにおいて準備されないことの予測がされる印刷ジョブが存在する場合、前記属性を有する記録媒体を保管場所から搬出し、前記給紙トレイに補充するために要する準備時間と前記実行の開始時刻とに基づいて、前記属性を有する記録媒体を前記保管場所から搬出するべき搬出時刻を取得する手段と、取得した前記搬出時刻を示す表示オブジェクトを表示する表示制御手段と、を備える情報処理装置である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、印刷ジョブに対応する属性を有する記録媒体の印刷ジョブに必要な枚数が印刷ジョブの開始時において用意されないことを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の画像形成システムの構成図
本実施形態の情報処理装置のハードウェア構成図
本実施形態の情報処理装置のソフトウェア構成図
印刷ワークフローアプリケーションの印刷ジョブ管理画面
印刷ジョブ情報データに格納される印刷ジョブ情報テーブルを示す図
印刷ジョブ情報データに格納される商材情報テーブルを示す図
本実施形態の位置管理システムの構成の一例を示す図
本実施形態のタグリーダの構成の一例を示すブロック図
本実施形態の携帯システムに含まれるユーザ端末の構成の一例を示すブロック図
本実施形態の管理サーバの構成の一例を示すブロック図
本実施形態の物品テーブル、場所テーブル、リーダテーブル、ユーザテーブル、移動量テーブル及びタグ検知テーブルの構成の例を示す図
本実施形態の工程管理システムの構成の一例を示す図
印刷フローアプリケーションの工場配置画面を示す図
印刷フローアプリケーションのデータベースを示す図
第1実施形態による搬出時刻表示方法のフローチャート
本実施形態の在庫テーブルを示す図
本実施形態の用紙登録システムを示す図
第2実施形態による搬出時刻表示方法のフローチャート
本実施形態による残枚数、必要枚数、補充枚数の関係を示す概念図
第3実施形態による搬出時刻表示方法のフローチャート
第4実施形態による搬出時刻表示方法のフローチャート
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳細に説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る開示を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが開示に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する場合がある。
【0010】
[第1実施形態]
図1は、本開示の一実施形態を示す画像形成システムの構成の一例を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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