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公開番号2025121642
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2024017210
出願日2024-02-07
発明の名称現金処理装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G07D 11/26 20190101AFI20250813BHJP(チェック装置)
要約【課題】現金の回収効率をより向上させることが可能な仕組みを提供する。
【解決手段】現金処理装置であって、紙幣ユニットと、硬貨ユニットと、ユーザによる前記現金処理装置の操作を誘導する誘導部と、を備え、前記紙幣ユニットは、紙幣を収納する紙幣収納部と、前記紙幣ユニットに着脱可能に装着され、前記紙幣収納部から紙幣を回収する紙幣回収部と、を有し、前記硬貨ユニットは硬貨を収納する硬貨収納部と、前記硬貨ユニットに着脱可能に装着され、前記硬貨収納部から硬貨を回収する硬貨回収部と、を有し、前記誘導部は、前記紙幣ユニットが前記現金処理装置の外部に引き出され、前記紙幣回収部が前記紙幣ユニットから取り外され再度装着された後であって、前記紙幣ユニットが前記現金処理装置の内部に戻される前に、前記硬貨回収部の取り外しを誘導する、現金処理装置。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
現金処理装置であって、
紙幣ユニットと、硬貨ユニットと、ユーザによる前記現金処理装置の操作を誘導する誘導部と、を備え、
前記紙幣ユニットは、
紙幣を収納する紙幣収納部と、
前記紙幣ユニットに着脱可能に装着され、前記紙幣収納部から紙幣を回収する紙幣回収部と、
を有し、
前記硬貨ユニットは
硬貨を収納する硬貨収納部と、
前記硬貨ユニットに着脱可能に装着され、前記硬貨収納部から硬貨を回収する硬貨回収部と、
を有し、
前記誘導部は、前記紙幣ユニットが前記現金処理装置の外部に引き出され、前記紙幣回収部が前記紙幣ユニットから取り外され再度装着された後であって、前記紙幣ユニットが前記現金処理装置の内部に戻される前に、前記硬貨回収部の取り外しを誘導する、
現金処理装置。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記現金処理装置は、前記硬貨回収部が前記硬貨ユニットから取り外された後に再度装着され、且つ、前記紙幣ユニットが前記現金処理装置の内部に戻された場合に、イニシャル動作を実行するよう前記現金処理装置を制御する制御ユニットをさらに備える、
請求項1に記載の現金処理装置。
【請求項3】
前記誘導部は、前記硬貨回収部が取り外された後に前記硬貨回収部の再度の装着を誘導し、前記硬貨回収部が再度装着された後に、前記紙幣ユニットを前記現金処理装置の内部に戻すよう誘導する、
請求項1に記載の現金処理装置。
【請求項4】
前記誘導部は、前記紙幣ユニットが前記現金処理装置の外部に引き出された後であって、前記紙幣回収部が再度装着される前に、前記硬貨回収部が前記硬貨ユニットから取り外され再度装着された場合、前記硬貨回収部の取り外しの誘導を省略する、
請求項1に記載の現金処理装置。
【請求項5】
前記現金処理装置は、前記紙幣ユニット、前記紙幣回収部、及び前記硬貨回収部の状態を検出するセンサ部を備え、
前記誘導部は、前記センサ部による検出結果に基づいて誘導する、
請求項1に記載の現金処理装置。
【請求項6】
前記紙幣回収部はカセットであり、
前記硬貨回収部は袋である、
請求項1に記載の現金処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、現金処理装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、現金(紙幣又は硬貨)の入出金を行う入出金装置が知られている。かかる入出金装置は、スーパーマーケット及びコンビニエンスストア等の小売店、又はディスカウントショップ等の大型量販店等の精算所に配置されたレジスタ又はPOS(Point Of Sales)用のレジスタに接続され、レジスタで使用される現金を入出金する。
【0003】
入出金装置は、利用客から入金された現金を内部に収容する機能と、内部に収容された現金を回収する機能と、を有する。入出金装置により回収された現金は、店員により入出金装置から回収される。そして、下記特許文献1に開示された入出金装置は、回収動作において、紙幣収納庫に収納された紙幣を紙幣回収カセットへ搬送し、硬貨収納庫に収納された硬貨を硬貨回収袋に排出する。その後、店員は、紙幣回収カセット及び硬貨回収袋を取り外すことで売上金を回収し、空の紙幣回収カセット及び空の硬貨回収袋を入出金装置にセットする。また、入出金装置によっては、紙幣ユニットが外に引き出されてはじめて、紙幣回収カセットが着脱可能になる場合がある。その場合、紙幣回収カセットの交換後に紙幣ユニットが元の位置に戻されると、イニシャル動作が開始される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-194359を号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、入出金装置が、紙幣ユニットが元に位置に戻された場合にイニシャル動作を開始する場合、紙幣ユニットが元の位置に戻されるタイミングによっては、イニシャル動作の終了を待つための待ち時間が店員に生じていた。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、現金の回収効率をより向上させることが可能な仕組みを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、現金処理装置であって、紙幣ユニットと、硬貨ユニットと、ユーザによる前記現金処理装置の操作を誘導する誘導部と、を備え、前記紙幣ユニットは、紙幣を収納する紙幣収納部と、前記紙幣ユニットに着脱可能に装着され、前記紙幣収納部から紙幣を回収する紙幣回収部と、を有し、前記硬貨ユニットは硬貨を収納する硬貨収納部と、前記硬貨ユニットに着脱可能に装着され、前記硬貨収納部から硬貨を回収する硬貨回収部と、を有し、前記誘導部は、前記紙幣ユニットが前記現金処理装置の外部に引き出され、前記紙幣回収部が前記紙幣ユニットから取り外され再度装着された後であって、前記紙幣ユニットが前記現金処理装置の内部に戻される前に、前記硬貨回収部の取り外しを誘導する、現金処理装置が提供される。
【0008】
前記現金処理装置は、前記硬貨回収部が前記硬貨ユニットから取り外された後に再度装着され、且つ、前記紙幣ユニットが前記現金処理装置の内部に戻された場合に、イニシャル動作を実行するよう前記現金処理装置を制御する制御ユニットをさらに備えていてもよい。
【0009】
前記誘導部は、前記硬貨回収部が取り外された後に前記硬貨回収部の再度の装着を誘導し、前記硬貨回収部が再度装着された後に、前記紙幣ユニットを前記現金処理装置の内部に戻すよう誘導してもよい。
【0010】
前記誘導部は、前記紙幣ユニットが前記現金処理装置の外部に引き出された後であって、前記紙幣回収部が再度装着される前に、前記硬貨回収部が前記硬貨ユニットから取り外され再度装着された場合、前記硬貨回収部の取り外しの誘導を省略してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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