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公開番号2025122108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2025085196,2021116957
出願日2025-05-21,2020-07-31
発明の名称蓄電デバイス用外装材、その製造方法、及び蓄電デバイス
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類H01M 50/134 20210101AFI20250813BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電デバイス用外装材の成形による表面被覆層の割れや剥がれの発生が抑制されている、蓄電デバイス用外装材を提供する。
【解決手段】外側から順に、少なくとも、表面被覆層、基材層、バリア層、及び熱融着性樹脂層を備える積層体から構成されており、前記表面被覆層は、樹脂及び粒子を含んでおり、23℃環境において、前記表面被覆層の厚み方向の断面について、ナノインデンテーション法により測定される前記表面被覆層の樹脂の硬さが、420.4MPa以下である、蓄電デバイス用外装材。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
外側から順に、少なくとも、表面被覆層、基材層、バリア層、及び熱融着性樹脂層を備える積層体から構成されており、
前記表面被覆層は、樹脂及び粒子を含んでおり、
前記粒子は、無機粒子を含んでおり、
前記表面被覆層の表面及び内部の少なくとも一方に、滑剤を含んでおり、
23℃環境において、前記表面被覆層の厚み方向の断面について、ナノインデンテーション法により測定される前記表面被覆層の樹脂の硬さが、420.4MPa以下である、蓄電デバイス用外装材。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記滑剤は、飽和脂肪酸アミド、不飽和脂肪酸アミド、置換アミド、メチロールアミド、飽和脂肪酸ビスアミド、不飽和脂肪酸ビスアミド、脂肪酸エステルアミド、及び芳香族ビスアミドからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項3】
前記無機粒子は、シリカである、請求項1又は2に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項4】
前記無機粒子は、酸化チタンである、請求項1又は2に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項5】
前記無機粒子は、カオリンである、請求項1又は2に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項6】
前記表面被覆層は、ポリオール化合物を含有する主剤と、イソシアネート化合物を含有する硬化剤とを含む、2液硬化型ポリウレタンにより形成されており、
前記硬化剤は、芳香族系のポリイソシアネートである、請求項1~5のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項7】
23℃環境において、前記表面被覆層の厚み方向の断面について、ナノインデンテーション法により測定される前記表面被覆層の樹脂の硬さが、25.5MPa以上である、請求項1~6のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項8】
前記バリア層は、ステンレス鋼を含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項9】
前記基材層と前記接着剤層との間に、着色層を備えている、請求項1~8のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用外装材。
【請求項10】
前記基材層と前記バリア層との間に、接着剤層を備えており、
前記接着剤層と前記バリア層との間に、着色層を備えている、請求項1~9のいずれか1項に記載の蓄電デバイス用外装材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電デバイス用外装材、その製造方法、及び蓄電デバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、様々なタイプの蓄電デバイスが開発されているが、あらゆる蓄電デバイスにおいて、電極や電解質などの蓄電デバイス素子を封止するために外装材が不可欠な部材になっている。従来、蓄電デバイス用外装材として金属製の外装材が多用されていた。
【0003】
一方、近年、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、パソコン、カメラ、携帯電話などの高性能化に伴い、蓄電デバイスには、多様な形状が要求されると共に、薄型化や軽量化が求められている。しかしながら、従来多用されていた金属製の蓄電デバイス用外装材では、形状の多様化に追従することが困難であり、しかも軽量化にも限界があるという欠点がある。
【0004】
そこで、近年、多様な形状に加工が容易で、薄型化や軽量化を実現し得る蓄電デバイス用外装材として、基材層/バリア層/熱融着性樹脂層が順次積層されたフィルム状の積層体が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0005】
このような蓄電デバイス用外装材においては、一般的に、冷間成形により凹部が形成され、当該凹部によって形成された空間に電極や電解液などの蓄電デバイス素子を配し、熱融着性樹脂層を熱融着させる(熱シールする)ことにより、蓄電デバイス用外装材の内部に蓄電デバイス素子が収容された蓄電デバイスが得られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-287971号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
フィルム状の積層体から構成された蓄電デバイス用外装材において、外側表面を艶消し調の意匠(マット)とするために、基材層の外側に粒子を含む表面被覆層を設けることがある。
【0008】
ところが、前記の通り、蓄電デバイス用外装材は、成形に供されることから、粒子を含む表面被覆層を設けた蓄電デバイス用外装材についても、優れた成形性が求められる。具体的には、蓄電デバイス用外装材の成形による表面被覆層の割れや剥がれの発生の抑制が求められる。
【0009】
このような状況下、本開示は、蓄電デバイス用外装材の成形による表面被覆層の割れや剥がれの発生が抑制されている、蓄電デバイス用外装材を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の発明者らは、上記のような課題を解決すべく鋭意検討を行った。その結果、外側から順に、少なくとも、表面被覆層、基材層、バリア層、及び熱融着性樹脂層を備える積層体から構成された蓄電デバイス用外装材であって、表面被覆層は、樹脂及び粒子を含んでおり、23℃環境において、前記表面被覆層の厚み方向の断面について、ナノインデンテーション法により測定される前記表面被覆層の樹脂の硬さが、420.4MPa以下である蓄電デバイス用外装材は、蓄電デバイス用外装材の成形による表面被覆層の割れや剥がれの発生が抑制されることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)

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