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公開番号
2025122352
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-21
出願番号
2024017759
出願日
2024-02-08
発明の名称
移動体搭載装置の筐体構造
出願人
株式会社JVCケンウッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60R
11/02 20060101AFI20250814BHJP(車両一般)
要約
【課題】ユーザにとってコストアップ感が抑制され利便性が向上する移動体搭載装置の筐体構造を提供する。
【解決手段】移動体搭載装置の筐体構造(K)は、天板(11T)及び底板(11B)を含む箱状の筐体(11)を有する本体部(1)と、本体部(1)と電気接続されて画像を表示する表示部(2)と、直交する第1板部(35)と第2板部(36)とを有して横断面形状がL字状に形成されたブラケット(3)とを備える。本体部(1)の天板(11T)又は底板(11B)に第1板部(35)の外面(352)が接触固定され表示部(2)に第2板部(36)の外面(362)が接触固定されて本体部(1)の一側面(1F)に表示部(2)が一体化された一体状態と、本体部(1)と表示部(2)とが分離した別体とされ、本体部(1)の天板(11T)又は底板(11B)にブラケット(3)の第1板部(35)及び第2板部(36)の一方の内面が接触するように固定されると共に他方が蓋板部(37)として一側面(1F)を覆う別体状態と、の間で状態転換可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
天板及び底板を含む箱状の筐体を有する本体部と、
前記本体部と電気接続されて画像を表示する表示部と、
直交する第1板部と第2板部とを有して横断面形状がL字状に形成されたブラケットと、を備え、
前記本体部の前記天板又は前記底板に前記第1板部の外面が接触して固定され、前記表示部に前記第2板部の外面が接触して固定されて前記本体部の一側面に前記表示部が一体化された一体状態と、
前記本体部と前記表示部とが分離した別体とされ、前記本体部の前記天板又は前記底板に前記ブラケットの前記第1板部及び前記第2板部の一方の内面が接触するように固定されると共に他方が蓋板部として前記一側面を覆う別体状態と、
の間で状態転換可能である移動体搭載装置の筐体構造。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記第1板部の内法と前記第2板部の内法とが概ね等しい請求項1記載の移動体搭載装置の筐体構造。
【請求項3】
前記第1板部の内法よりも前記第2板部の内法が小さく、
前記一体状態と、
前記本体部の前記天板又は前記底板に前記ブラケットの第2板部の内面が接触するように固定されると共に前記第1板部が蓋板部として前記一側面を覆う別体状態と、
の間で状態転換可能である請求項1記載の移動体搭載装置の筐体構造。
【請求項4】
基板に実装され、前記表示部のプラグが接続されるレセプタクルが前記一側面に露出しており、
前記ブラケットは、
前記別体状態で、前記蓋板部に、前記レセプタクルの前記基板とは反対側への移動を当接により規制する補強片を有する請求項1~3のいずれか1項に記載の移動体搭載装置の筐体構造。
【請求項5】
前記蓋板部は前記一側面の長手方向の長さよりも短く、前記一側面の両端が前記蓋板部の厚さ以上突出している請求項1記載の移動体搭載装置の筐体構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体搭載装置の筐体構造に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
制御部などを有する本体部と、画像を表示する表示部とが一体状態及び別体状態のいずれかの状態で搭載される移動体搭載装置が知られており特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された移動体搭載装置は、移動体である自動車に搭載されるナビゲーション機器である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2028-298766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された移動体搭載装置の筐体構造は、表示部を本体部の前部に取り付け可能であって、表示部の外形サイズが本体部の前部の外形サイズとほぼ同じものである。一方、カーナビゲ-ション装置などでは、表示部の外形サイズが本体部の前部の外形サイズよりも大きいものもあり、その場合の筐体構造は、本体部と質量の大きい表示部との連結強度を確保するため、通常、専用の金属製の取付けブラケットが含まれる。
【0005】
専用の取り付けブラケットは、移動体搭載装置を別体状態のみで使用するユーザにとっては不要な部材となりコストアップ感を印象付ける要因となる。また、別体状態と一体状態との両方の状態を選択的に使用したいユーザにとっては、別体状態で使用しているときには取り付けブラケットを紛失しないよう保管しておく必要がある。このような、本体部に対し着脱可能とされた表示部の外形サイズが本体部よりも大きい従来の移動体搭載装置の筐体構造は、コストアップ感を抑制し及びユーザの利便性向上の観点で改善の余地がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、ユーザにとってコストアップ感が抑制され利便性が向上する移動体搭載装置の筐体構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の実施形態の一態様である移動体搭載装置の筐体構造は、次の1)の構成を有する。
1) 天板及び底板を含む箱状の筐体を有する本体部と、
前記本体部と電気接続されて画像を表示する表示部と、
直交する第1板部と第2板部とを有して横断面形状がL字状に形成されたブラケットと、を備え、
前記本体部の前記天板又は前記底板に前記第1板部の外面が接触して固定され、前記表示部に前記第2板部の外面が接触して固定されて前記本体部の一側面に前記表示部が直交姿勢で一体化された一体状態と、
前記本体部と前記表示部とが分離した別体とされ、前記本体部の前記天板又は前記底板に前記ブラケットの前記第1板部及び前記第2板部の一方の内面が接触するように固定されると共に他方が蓋板部として前記一側面を覆う別体状態と、
の間で状態転換可能である移動体搭載装置の筐体構造である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の移動体搭載装置の筐体構造によれば、コストアップが抑えられユーザの利便性が向上する、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態の第1態様に係る筐体構造Kを搭載した移動体搭載装置TKを左後斜め上方から見た斜視図である。
図2は、移動体搭載装置TKから表示部2を取り外した状態を示す左前斜め上方から見た斜視図である。
図3は、別体状態の移動体搭載装置TKを左後斜め上方から見た斜視図である。
図4は、別体状態の移動体搭載装置TKの本体部1を左前斜め上方向から見た斜視図である。
図5Aは、ブラケット3の第1板部35と第2板部36との幅が異なる場合の移動体搭載装置TKの一体状態を示す左側面図である。
図5Bは、図5Aに示される移動体搭載装置TKの別体状態を示す左側面図である。
図6Aは、ブラケット3の変形例であるブラケット3Aを用いた場合の図4におけるS6A-S6A位置に相当する部分断面図である。
図6Bは、ブラケット3Aを用いた別体状態の移動体搭載装置TKを左後斜め上方から見た斜視図である。
図7Aは、筐体11の変形例である筐体11Aを用いた場合のブラケット3の取り付け方法を示す、筐体11Aを左前斜め上方から見た部分斜視図である。
図7Bは、筐体11Aを用いた一体状態の移動体搭載装置TKの一部を示す部分左側面図である。
図7Cは、筐体11Aを用いた別体状態の移動体搭載装置TKの一部を示す部分左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態の一態様に係る移動体搭載装置の筐体構造Kを、図1~図4を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態の第1態様に係る筐体構造Kを搭載した移動体搭載装置TKを左後斜め上方から見た斜視図である。図2は、移動体搭載装置TKから表示部2を取り外した状態を示す左前斜め上方から見た斜視図である。図3は、別体状態の移動体搭載装置TKを左後斜め上方から見た斜視図である。図4は、別体状態の移動体搭載装置TKの本体部1を左前斜め上方向から見た斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)
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