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公開番号
2025122746
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2024018359
出願日
2024-02-09
発明の名称
試料加工部材
出願人
株式会社エス・テイ・ジャパン
代理人
個人
主分類
G01N
1/28 20060101AFI20250815BHJP(測定;試験)
要約
【課題】従来技術に比べて、試料から分析対象の部分を確認しながら容易に加工できるようにすること。
【解決手段】試料(S)の加工対象部位(S1)に先端(12a)が接触して、試料(S)を加工する加工部(12)と、加工部(12)を保持する加工保持部(2)と、加工保持部(2)に形成され加工部(12)の先端(12a)位置に対応して設けられた観察口(6)と、観察口(6)に設置され先端(12a)位置の像を拡大する光学部材(7)と、を備えた試料加工部材(1)。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
試料の加工対象部位に先端が接触して、試料を加工する加工部と、
前記加工部を保持する加工保持部と、
前記加工保持部に形成され、前記加工部の先端位置に対応して設けられた観察口と、
前記観察口に設置され、前記先端位置の像を拡大する光学部材と、
を備えたことを特徴とする試料加工部材。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記観察口に接続され、前記加工部で切除された試料片を収集する収集口、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の試料加工部材。
【請求項3】
前記先端位置に向けて照明光を導入可能な前記収集口、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の試料加工部材。
【請求項4】
前記加工保持部に設けられ、試料加工部材を操作するための操作部を取付可能であるとともに、前記先端位置に照明光を照射する光源を取付可能な取付部、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の試料加工部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、分析対象の試料を加工する試料加工部材に関し、特に、試料の分析対象の切り出しや削り出しをしたり、試料の分析対象面を仕上げたりするような試料の加工を行う試料加工部材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電子顕微鏡や光学顕微鏡、分光測定装置等の分析装置で試料を分析する前に、試料を試料ホルダに保持可能な形状(固まり状、薄膜状等)に加工したり、分析対象の断面を切り出したり、分析対象面をカンナがけするように平滑に仕上げる等の加工を行うことがある。
試料を加工するための部材として、以下の特許文献1に記載の技術が公知である。
【0003】
特許文献1(特開2015-17910号公報)には、薄板状や細い糸状の試料を2つの保持体で挟み、試料の長手方向が光軸に対して斜めな状態で保持し、光軸に垂直な案内面に沿って切断部材で試料を切断することで、斜めの断面を形成し(加工し)、観察対象面を観察する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-17910号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
(従来技術の問題点)
特許文献1に記載の技術では、試料を切断する際に、試料の切断位置、切断箇所、切断面は、目視で確認しながら保持体で挟んで固定する必要があった。したがって、切断位置等を精密、詳細に確認、特定することが困難であり、目的の切断位置で切断するには固定時に何度もやり直したりして手間がかかる問題があった。
特に、固まり状の試料から、特定の表面部分だけを分析するために、特定部分を鉋がけするように仕上げたり、特定部分を削ぐように削り出したりしたい場合に、特定の表面部分を確認しながら試料を加工する(削り出す)ことは手間がかかっていた。
【0006】
本発明は、従来技術に比べて、試料から分析対象の部分を確認しながら容易に加工できるようにすることを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の試料加工部材は、
試料の加工対象部位に先端が接触して、試料を加工する加工部と、
前記加工部を保持する加工保持部と、
前記加工保持部に形成され、前記加工部の先端位置に対応して設けられた観察口と、
前記観察口に設置され、前記先端位置の像を拡大する光学部材と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の試料加工部材において、
前記観察口に接続され、前記加工部で切除された試料片を収集する収集口、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の試料加工部材において、
前記先端位置に向けて照明光を導入可能な前記収集口、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の試料加工部材において、
前記加工保持部に設けられ、試料加工部材を操作するための操作部を取付可能であるとともに、前記先端位置に照明光を照射する光源を取付可能な取付部、
を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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