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公開番号
2025123513
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2025106052,2023143544
出願日
2025-06-24,2018-03-13
発明の名称
3,6-ジ置換イミダゾ[1,2-b]ピリダジン誘導体の製造方法
出願人
第一三共株式会社
代理人
個人
主分類
C07D
487/04 20060101AFI20250815BHJP(有機化学)
要約
【課題】3,6-ジ置換イミダゾ[1,2-b]ピリダジン誘導体の製造方法を提供すること。
【解決手段】所定の図1に実質的に示されるX線回折(XRD)パターンを有する、3-{4-[(2R)-2-アミノプロポキシ]フェニル}-N-[(1R)-1-(3-フルオロフェニル)エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-6-アミン アジピン酸塩の結晶。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
図1
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97
170
に実質的に示されるX線回折(XRD)パターンを有する、3-{4-[(2R)-2-アミノプロポキシ]フェニル}-N-[(1R)-1-(3-フルオロフェニル)エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-6-アミン アジピン酸塩の結晶。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
3-{4-[(2R)-2-アミノプロポキシ]フェニル}-N-[(1R)-1-(3-フルオロフェニル)エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-6-アミン アジピン酸塩の結晶の製造方法であって、
(i)エタノール、水またはそれらの組合せ中の式(V)の化合物
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2025123513000024.tif
46
153
またはその塩を、アジピン酸と混合して、第1の混合物を形成する工程;ならびに
(ii)第1の混合物をろ過して、濾液および3-{4-[(2R)-2-アミノプロポキシ]フェニル}-N-[(1R)-1-(3-フルオロフェニル)エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-6-アミン アジピン酸塩の結晶を得る工程
を含む、方法。
【請求項3】
(iii)工程(ii)の濾液を、3-{4-[(2R)-2-アミノプロポキシ]フェニル}-N-[(1R)-1-(3-フルオロフェニル)エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-6-アミンの溶液に添加し、第2の混合物を生成する工程;
(iv)第2の混合物に水を添加し、第3の混合物を生成する工程;
(v)第3の混合物に種結晶を添加し、種結晶入り混合物を生成する工程;
(vi)該種結晶入り混合物を冷却する工程;および
(vii)工程(vi)の混合物をろ過して、3-{4-[(2R)-2-アミノプロポキシ]フェニル}-N-[(1R)-1-(3-フルオロフェニル)エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-6-アミン アジピン酸塩の結晶を得る工程
をさらに含む、請求項2記載の方法。
【請求項4】
工程(vii)で得られた3-{4-[(2R)-2-アミノプロポキシ]フェニル}-N-[(1R)-1-(3-フルオロフェニル)エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-6-アミン アジピン酸塩の結晶を乾燥する工程をさらに含む、請求項3記載の方法。
【請求項5】
乾燥する工程が、外温40 ℃で実施される、請求項4記載の方法。
【請求項6】
乾燥する工程が、減圧下で外温40 ℃で実施される、請求項4または5記載の方法。
【請求項7】
式(V)の化合物またはその塩が、
(i)式(III)
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53
148
(式中、PGは、窒素原子の保護基を示す)
の化合物またはその塩と、式(IV)
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146
の化合物またはその塩を反応させる工程;および
(ii)窒素原子上のPGを脱保護する工程
により製造されたものである、請求項2記載の方法。
【請求項8】
保護基がtert-ブチルカルボネートである、請求項7記載の方法。
【請求項9】
工程(i)が溶媒中で生じる、請求項7記載の方法。
【請求項10】
溶媒がジメチルスルホキシドである、請求項9記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、3,6-ジ置換イミダゾ[1,2-b]ピリダジン誘導体の新規な製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
3,6-ジ置換イミダゾ[1,2-b]ピリダジン誘導体は、医薬あるいはその製造原料として有用であり、腫瘍の治療に有用であることが知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1において、全ての3,6-ジ置換イミダゾ[1,2-b]ピリダジン誘導体は、3-ブロモ-6-クロロイミダゾ[1,2-b]ピリダジンを出発物質として、芳香族求核置換反応を用いて6位に置換基を導入し、それに続いて鈴木-宮浦カップリング反応を用いて3位に置換基を導入して合成されている(特許文献1、例えば実施例21)。
【0004】
また、3,6-ジ置換イミダゾ[1,2-b]ピリダジン誘導体の別の合成法としては、6-クロロイミダゾ[1,2-b]ピリダジンを出発物質として、当該化合物の3位にパラジウムによるC-H活性化を利用した芳香族置換反応を用いてアリール基を導入する方法が知られている(非特許文献1)。
【0005】
特許文献1の合成方法は、イミダゾ[1,2-b]ピリダジン環上の鈴木-宮浦カップリング反応の反応点には、ハロゲン原子が必須であるという制約があり、非特許文献1の合成方法は、大量のパラジウム触媒を必要とし、また、導入するアリール基上に電子供与性の置換基が存在する場合には収率が中程度となってしまうという欠点があった(非特許文献1、例えばTable2 Entry11 )。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO2013183578
【非特許文献】
【0007】
Eur.J.Org.Chem.,862-871(2010)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、6-フルオロイミダゾ[1,2-b]ピリダジンを出発物質とした、パラジウムによるC-H活性化を利用した芳香族置換反応を用いた3,6-ジ置換イミダゾ[1,2-b]ピリダジン誘導体の製造方法であって、パラジウム触媒の使用量が少なく、かつ、複雑な構造の電子供与性の置換基を有したアリール基を高収率で導入することができる、工業的に有用で新規な方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、次の(1)~(7)に関する。
(1)式(I):
【0010】
TIFF
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15
26
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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