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公開番号2025123722
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-25
出願番号2024019355
出願日2024-02-13
発明の名称車両運転支援装置
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社デンソー
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類B60W 30/14 20060101AFI20250818BHJP(車両一般)
要約【課題】追従走行制御の実行時において自車両を走行させるためのエネルギー消費量の増大を抑制することができる車両運転支援装置を提供する。
【解決手段】車両運転支援装置10は、先行車200と自車両100との間の車間距離が所定車間距離範囲内の距離に維持されるように自車両を力行させる力行制御と自車両を惰行させる惰行制御とを自律的に切り替えながら自車両を走行させる追従走行制御と、自車両の車速が所定車速範囲内の車速に維持されるように力行制御と惰行制御とを自律的に切り替えながら自車両を走行させる車速制御と、を実行する。車両運転支援装置は、先行車の車速が所定車速以下である場合、追従走行制御を実行し、先行車の車速が所定車速よりも大きい場合、車速制御を実行する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
自車両の前方に存在する先行車と当該自車両との間の距離である車間距離が所定車間距離範囲内の距離に維持されるように前記自車両を力行させる力行制御と前記自車両を惰行させる惰行制御とを自律的に切り替えながら前記自車両を走行させる追従走行制御と、前記自車両の車速が所定車速範囲内の車速に維持されるように前記力行制御と前記惰行制御とを自律的に切り替えながら前記自車両を走行させる車速制御と、を実行する制御装置を備えた車両運転支援装置において、
前記制御装置は、
前記先行車の車速が所定車速以下である場合、前記追従走行制御を実行し、
前記先行車の車速が前記所定車速よりも大きい場合、前記車速制御を実行する、
ように構成されている、
車両運転支援装置。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両運転支援装置において、
前記所定車速は、前記所定車速範囲の上限値から当該所定車速範囲の幅に応じた値を差し引いた車速である、
車両運転支援装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の車両運転支援装置において、
前記所定車速は、前記車速制御により前記自車両を走行させたときの当該自車両の平均車速以下の車速である、
車両運転支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両運転支援装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
先行車と自車両との間の距離である車間距離が一定の範囲内の距離に維持されるように自車両を力行させる力行制御と自車両を惰行させる惰行制御とを自律的に切り替えながら自車両を走行させる追従走行制御を実行する車両運転支援装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。当該車両運転支援装置においては、惰行制御を利用することにより、自車両を走行させるためのエネルギー消費量の低減を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-95320号公報
【発明の概要】
【0004】
ところで、上述した追従走行制御の実行時に先行車の車速が比較的大きい場合、惰行制御により自車両を惰行させたときに、車間距離が比較的早く大きくなるので、直ぐに、自車両を走行させる制御が惰行制御から力行制御に切り替わることになる。従って、惰行制御から力行制御への切り替えが頻繁に行われ、自車両を走行させるためのエネルギー消費量が大きくなってしまう。
【0005】
本発明の目的は、追従走行制御の実行時において自車両を走行させるためのエネルギー消費量の増大を抑制することができる車両運転支援装置を提供することにある。
【0006】
本発明に係る車両運転支援装置は、自車両の前方に存在する先行車と当該自車両との間の距離である車間距離が所定車間距離範囲内の距離に維持されるように前記自車両を力行させる力行制御と前記自車両を惰行させる惰行制御とを自律的に切り替えながら前記自車両を走行させる追従走行制御と、前記自車両の車速が所定車速範囲内の車速に維持されるように前記力行制御と前記惰行制御とを自律的に切り替えながら前記自車両を走行させる車速制御と、を実行する制御装置を備えている。そして、前記制御装置は、前記先行車の車速が所定車速以下である場合、前記追従走行制御を実行し、前記先行車の車速が前記所定車速よりも大きい場合、前記車速制御を実行するように構成されている。
【0007】
先に述べたように、追従走行制御の実行時に先行車の車速が比較的大きい場合、惰行制御により自車両を惰行させたときに、車間距離が比較的早く大きくなるので、直ぐに、自車両を走行させる制御が惰行制御から力行制御に切り替わることになる。従って、惰行制御から力行制御への切り替えが頻繁に行われ、自車両を走行させるためのエネルギー消費量が大きくなってしまう。
【0008】
本発明に係る車両運転支援装置によれば、先行車の車速が比較的大きい場合、車速制御により自車両を走行させるので、惰行制御から力行制御への切り替えが頻繁に行われることを抑制することができ、その結果、自車両を走行させるためのエネルギー消費量の増大を抑制することができる。
【0009】
尚、本発明に係る車両運転支援装置において、前記所定車速は、例えば、前記所定車速範囲の上限値から当該所定車速範囲の幅に応じた値を差し引いた車速である。
【0010】
本発明に係る車両運転支援装置によれば、所定車速範囲の幅に応じて追従走行制御を実行するか、車速制御を実行するかが決定される。このため、自車両を走行させるためのエネルギー消費量の増大を抑制するうえで、より適切な状況で、車速制御を実行することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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