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公開番号
2025123780
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-25
出願番号
2024019448
出願日
2024-02-13
発明の名称
制御装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
H02P
29/60 20160101AFI20250818BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】モータの駆動制御に関連する関連処理をより適切に行なう。
【解決手段】走行用のモータを備える車両に搭載され、モータの駆動制御に関連する所定パラメータを定期的に推定する制御装置において、最新に推定した所定パラメータを過去の基準時点で推定した所定パラメータと比較して所定パラメータの変化量を演算し、演算した変化量を用いてモータの駆動制御に関連する関連処理を実行する。変換量を用いて関連処理を実行することにより、各時点での所定パラメータに含まれる誤差の影響を除去して関連処理を実行することができるから、関連処理をより適切に行なうことができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
走行用のモータを備える車両に搭載され、前記モータの駆動制御に関連する所定パラメータを定期的に推定する制御装置であって、
最新に推定した前記所定パラメータを過去の基準時点で推定した前記所定パラメータと比較して前記所定パラメータの変化量を演算し、前記変化量を用いて前記モータの駆動制御に関連する関連処理を実行する、
制御装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
請求項1記載の制御装置であって、
前記所定パラメータは、前記モータの各相の相電流を検出する電流センサの温度特性に関連する相電流関連パラメータを含み、
前記関連処理は、前記モータの駆動制御における電流フィードバック制御で用いるゲインを前記相電流関連パラメータの前記変化量の絶対値が閾値以上のときに前記相電流関連パラメータの前記変化量の絶対値が前記閾値未満のときよりも小さくする処理を含む、
制御装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の制御装置であって、
前記基準時点は、前記車両の販売前の予め定められた時点、各トリップの開始から所定時間が経過した時点、各トリップ前記モータの温度、前記制御装置の温度、外気温の少なくとも1つまたは全てが所定範囲内である温度条件が成立した時点、の何れかである、
制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、モータの永久磁石の温度を磁束テーブルに適用して温度に対応する磁束を求め、求めた磁束およびトルク指令に基づくトルク電流指令(q軸電流指令)および磁化電流指令(d軸電流指令)に基づいてモータを駆動制御する制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-51700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした制御装置では、モータの駆動制御に関連する所定パラメータを用いて、モータの駆動制御に関連する関連処理を実行すると、所定パラメータに含まれる誤差の影響により、関連処理を適切に行なえない可能性がある。
【0005】
本開示の制御装置は、モータの駆動制御に関連する関連処理をより適切に行なうことを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の制御装置は、
走行用のモータを備える車両に搭載され、前記モータの駆動制御に関連する所定パラメータを定期的に推定する制御装置であって、
最新に推定した前記所定パラメータを過去の基準時点で推定した前記所定パラメータと比較して前記所定パラメータの変化量を演算し、前記変化量を用いて前記モータの駆動制御に関連する関連処理を実行する、
ことを要旨とする。
【0008】
本開示の制御装置では、モータの駆動制御に関連する所定パラメータを定期的に推定する。この場合に、最新に所定パラメータを過去の基準時点で推定した所定パラメータと比較して所定パラメータの変化量を演算し、演算した変化量を用いてモータを駆動制御に関連する関連処理を実行する。所定パラメータの変換量を用いて関連処理を実行することにより、所定パラメータ自体を用いて関連処理を実行するものに比して、各時点での所定パラメータに含まれる誤差の影響を除去して関連処理を実行することができるから、関連処理をより適切に行なうことができる。
【0009】
本開示の制御装置において、前記所定パラメータは、前記モータの各相の相電流を検出する電流センサの温度特性に関連する相電流関連パラメータを含み、前記関連処理は、前記モータの駆動制御における電流フィードバック制御で用いるゲインを前記相電流関連パラメータの前記変化量の絶対値が閾値以上のときに前記相電流関連パラメータの前記変化量の絶対値が前記閾値未満のときよりも小さくする処理を含んでもよい。こうすれば、相電流関連パラメータの変化量の絶対値が閾値以上のときに、モータの駆動制御の安定性が低下するのを抑制することができる。
【0010】
本開示の制御装置において、前記基準時点は、前記車両の販売前の予め定められた時点、各トリップの開始から所定時間が経過した時点、各トリップ前記モータの温度、前記制御装置の温度、外気温の少なくとも1つまたは全てが所定範囲内である温度条件が成立した時点、の何れかであってもよい。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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