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公開番号
2025124371
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020372
出願日
2024-02-14
発明の名称
媒体処理装置及び画像形成システム
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人武和国際特許事務所
主分類
B65H
31/36 20060101AFI20250819BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】Z折りのシートに対し綴じ処理を行なう媒体処理装置における小型化を図る。
【解決手段】折り処理を施したシート状の媒体が積載される媒体積載部と、媒体を用いて形成される媒体束を綴る綴じ処理部と、媒体積載部から排出された媒体束を載置する媒体載置部と、媒体積載部に先に積載されている一の媒体の端部を覆うように移動可能な端部カバー部と、を備え、端部カバー部は、一の媒体の後に搬送される他の媒体が当該媒体積載部の方向へ搬送される場合であって、当該他の媒体の端部が一の媒体の端部と所定の位置関係にならないとき、当該一の媒体の端部を覆わない位置にあり、当該他の媒体の端部が一の媒体の端部と所定の位置関係になるとき、当該一の媒体の端部を覆う位置に移動する、媒体処理装置による。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
折り処理を施したシート状の媒体が積載される媒体積載部と、
前記媒体を用いて形成される媒体束を綴る綴じ処理部と、
前記媒体積載部から排出された前記媒体束を載置する媒体載置部と、
前記媒体積載部に先に積載されている一の媒体の端部を覆うように移動可能な端部カバー部と、
を備え、
前記端部カバー部は、
前記一の媒体の後に搬送される他の媒体が当該媒体積載部の方向へ搬送される場合であって、
当該他の媒体の端部が前記一の媒体の端部と所定の位置関係にならないとき、当該一の媒体の端部を覆わない位置にあり、
当該他の媒体の端部が前記一の媒体の端部と所定の位置関係になるとき、当該一の媒体の端部を覆う位置に移動する、
ことを特徴とする媒体処理装置。
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【請求項2】
端部カバー部は、
前記一の媒体の端部の上に前記他の媒体の端部が積載される位置関係になるときは当該一の媒体の端部を覆わない位置にあり、
前記所定の関係が、前記一の媒体の端部の上に前記他の媒体の端部が積載されない位置関係になるときは当該一の媒体の端部を覆う位置に移動する、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記端部カバー部は、
前記所定の関係が、前記一の媒体の端部が前記他の媒体の第二折り目の上方に位置する関係になるときに、当該一の媒体の端部を覆う位置に移動する、
請求項2に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記端部カバー部は、前記一の媒体に対して施された折り種類に関する情報と当該一の媒体に対し折り処理が施された後の搬送方向の長さに応じて判定される前記所定の位置関係に応じて、前記一の媒体の端部を覆う一に移動する、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記媒体載置部は、前記他の媒体が前記媒体積載部に積載される方向に搬送されるとき、当該媒体載置部の積載面の位置又は当該媒体載置部に積載されている媒体又は媒体束の最上位面の位置のいずれかが、前記媒体積載部の上面以下になるように位置する、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記端部カバー部は、前記媒体の幅方向において複数配置されている、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項7】
前記端部カバー部は、前記他の媒体の端部を覆う位置と、覆わない位置との間で変位する、
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項8】
前記端部カバー部は、前記他の媒体の端部を覆う位置と、覆わない位置の間で回動をして変位する、
請求項7に記載の媒体処理装置。
【請求項9】
前記端部カバー部は、前記他の媒体の端部を覆う位置と、覆わない位置の間で上下に変位する、
請求項7に記載の媒体処理装置。
【請求項10】
前記媒体に画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置によって画像が形成された複数の前記媒体を綴じる請求項1に記載の媒体処理装置と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体処理装置及び画像形成システムに関する。
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【背景技術】
【0002】
シート状の媒体により形成される媒体の端部を綴じる「綴じ処理」を行う媒体処理装置が知られている。また、媒体を所定の折り方で折る「折り処理」を行なう媒体処理装置も知られている。そして、シート状の媒体に対し画像を形成する画像形成装置に、上記のような媒体処理装置を備えるものが知られている。
【0003】
なお、シート状の媒体には様々な素材からなるものが想定される。本明細書においては、シート状の媒体の例として、一般的に画像形成などに広く用いられる「用紙」を想定するものとする。また、複数のシート状の束としては複数の用紙を積層した「用紙束」を例に用いることとする。
【0004】
Z折り処理を施されたシートを束ねたシート束に対して綴じ処理を行なう媒体処理装置において、Z折りをされたシートの端部を揃えて綴じ処理を行なうために媒体積載部に搬送するときに、Z折りの開き部分が排紙ローラやエンドフェンスに引っ掛かることがある。
【0005】
特許文献1には、綴じ処理のためにZ折りのシートを一時的に積載するトレイへの搬送において、折りの開き部分が排紙ローラやエンドフェンスに引っ掛かることを防ぐ目的で、Z折りのシートが排出される際の排出手段間の距離、Z折りシートの長さなどから排紙線速を調整する構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示の従来によれば、Z折りのシート排出機構で装置サイズを小さくしようとした結果、折り長さなどの位置関係が成り立たなくなる場合、先に積載されたシートの先端およびエンドフェンスにZ折りの開き部分が引っ掛かる、という課題が解消されない。
【0007】
本発明は、Z折りのシートに対し綴じ処理を行なう媒体処理装置における小型化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、媒体処理装置に関し、折り処理を施したシート状の媒体を積載する媒体積載部と、前記媒体により形成される媒体束の端部を綴る綴じ処理部と、前記媒体束を排出する媒体束排出部と、排出された前記媒体束を載置する媒体載置部と、前記媒体積載部に先に載置されている一の媒体の後に搬送される他の媒体が当該媒体積載部への積載方向に搬送される場合であって、当該一の媒体の端部と当該他の媒体の端部が所定の位置関係になるとき、当該一の媒体の端部を覆う端部カバー部と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、Z折リのシートに対し綴じ処理を行なう媒体処理装置における小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る画像形成システムの一実施形態を示す全体構成図。
上記実施形態が備える折り装置において実行可能な折り方を例示する図。
上記実施形態に係る制御ブロックの例を示す機能構成図。
一実施形態に係る後処理装置の内部構造を示す図。
一実施形態に係る媒体積載トレイの周辺構成を拡大した一部構成図。
一実施形態に係る媒体積載トレイの周辺構成を拡大した一部構成図。
一実施形態に係る媒体の端部を覆うカバー部材の構成例を説明する図。
一実施形態に係る媒体積載トレイに積載された用紙端部を覆う動作を例示する図。
一実施形態に係る媒体への折り処理後の状態を説明する図。
一実施形態に係る媒体積載トレイの周辺構成の相関を説明する図。
一実施形態に係るカバー部材の配置例を説明する図。
一実施形態に係る綴じ処理の流れを例示するフローチャート。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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