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公開番号2025126113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024170382
出願日2024-09-30
発明の名称ベーンポンプ
出願人NACOL株式会社
代理人彩雲弁理士法人
主分類F04C 2/344 20060101AFI20250821BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】背圧室内に気泡が発生することを防止可能なベーンポンプを提供する。
【解決手段】水又は水様液を流体とするベーンポンプにおいて、第1のサイドプレートに、背圧室14と連通可能に設けられた第1の背圧溝15を設け、第1の背圧溝15に、吸込溝と対向する位置に設けられた第1の凹部17と、吐出溝16と、第1の凹部17と吐出溝16とを連通する第1の細溝18と、を設け、第2のサイドプレートに、背圧室14と連通可能に設けられた第2の背圧溝を設け、該第2の背圧溝に、該吸込溝と、吐出溝16と対向する位置に設けられた第2の凹部と、該吸込溝と該第2の凹部とを連通する第2の細溝と、が設け、該第1の細溝18及び第2の細溝を、吐出溝16及び該吸込溝よりも細く形成する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
水又は水様液を流体とするベーンポンプであって、
主軸と、ロータと、内方に該ロータの収容部が設けられるカムリングと、該カムリングを挟持する様に設けられた第1のサイドプレート及び第2のサイドプレートと、を備え、
該ロータは、主軸が貫装される軸穴と、周方向に間欠的に設けられたベーンスロットと、該ベーンスロットに出没自在に挿入されたベーンと、を有し、該ベーンスロットには、背圧室が設けられており、
該第1のサイドプレートには、該背圧室と連通可能に設けられた第1の背圧溝が設けられ、該第1の背圧溝は、吸込溝と対向する位置に設けられた第1の凹部と、吐出溝と、該第1の凹部と該吐出溝とを連通する第1の細溝と、が設けられ、
該第2のサイドプレートには、該背圧室と連通可能に設けられた第2の背圧溝が設けられ、該第2の背圧溝は、該吸込溝と、該吐出溝と対向する位置に設けられた第2の凹部と、該吸込溝と該第2の凹部とを連通する第2の細溝と、が設けられ、
該第1の細溝及び該第2の細溝は、該吐出溝及び該吸込溝よりも細く形成されていることを特徴とするベーンポンプ。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第1乃至第2のサイドプレートには、第3の細溝が更に設けられており、
該第3の細溝は、前記吐出溝又は前記第2の凹部と並列する様に設けられ、
該第3の細溝は、該吐出溝及び前記吸込溝よりも細く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
【請求項3】
前記第1の背圧溝には、第4の細溝が更に設けられ、
前記第2の背圧溝には、第5の細溝が更に設けられており、
該第4の細溝は、前記第1の凹部と連通していると共に、該第1の凹部よりも前記ロータの回転方向後方側に配設されおり、
該第5の細溝は、前記吸込溝と連通していると共に、該吸込溝よりも前記ロータの回転方向後方側に配設され、
該第4の細溝及び該第5の細溝は、前記吐出溝及び該吸込溝よりも細く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のベーンポンプ。
【請求項4】
前記第1乃至第2のサイドプレートには、第3の細溝が更に設けられており、
該第3の細溝は、前記吐出溝又は前記第2の凹部と並列する様に設けられ、
該第3の細溝は、該吐出溝及び前記吸込溝よりも細く形成されていることを特徴とする請求項3に記載のベーンポンプ。
【請求項5】
前記各細溝の断面積は、前記第1の凹部の水力直径により算出される断面積の0.1 %乃至1.0 %となる様に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のベーンポンプ。
【請求項6】
前記各細溝の断面積は、前記吐出溝の水力直径により算出される断面積の0.1 %乃至20 %となる様に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のベーンポンプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ベーンポンプに関し、より詳細には、水又は水様液を流体とするベーンポンプに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ベーンポンプがある。ベーンポンプは、主軸と、該主軸を回動させることで回動するロータと、を有しており、該主軸を回動させることによって、該ロータ内への流体の吸込みと該ロータ外への該流体の吐出が行われることによって、該流体を押し出すポンプである。該ロータの本体には、周方向に間欠的に設けられたベーンスロットが形成されており、ベーンスロットには、ベーンが、弾性部材によって、該ロータより出没自在に挿入されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2024-5951号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ベーンポンプは、ロータが収容されたカムリングが左右1対のサイドプレートに挟持される形で、ベーンモータ等の内部に配設されており、該サイドプレートには、流体を供給するための吸込溝と、流体を排出するための吐出溝と、が形成されている。
【0005】
ベーンポンプは、ロータが回転することで、先ず、ベーンがベーンスロット内に押し縮められることでベーンスロットの内方に位置する背圧室内の流体が圧縮され、吐出圧が閉じ込められる。続いて、ロータが回転することで、該背圧室が吸込溝に接続されることで、該背圧室内に流体が吸い込まれ、その後、更にロータが回転することで、該背圧室が、吸込溝より離脱すると共に吐出溝に接続され、該背圧室内の流体が吐出溝へと吐出される様になっている。
【0006】
従来のベーンポンプにおいては、背圧室140が吸込溝210を離脱し、吐出溝160に接続される際に、吐出溝160側は高圧となっているため、高圧となっている吐出溝160から、吐出溝160よりは低圧である背圧室140へと流体の噴出Jがおこる可能性があった。
【0007】
ベーンポンプの送液の対象となる流体が、油である場合、この噴出Jが起こっても特に問題が生じることはないと考えられるが、該流体が水又は水様液である場合、噴出Jによって、背圧室140内で気泡B1が発生してしまうこととなる。気泡B1は、吐出溝160側の高圧に晒されることによって、破裂Eを起こし、気泡B1が破裂する際の衝撃によって、サイドプレートの表面が損傷するという問題があった(図10を参照)。
【0008】
そこで、本発明では、背圧室内に気泡が発生することを防止可能なベーンポンプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、水又は水様液を流体とするベーンポンプであって、主軸と、ロータと、内方に該ロータの収容部が設けられるカムリングと、該カムリングを挟持する様に設けられた第1のサイドプレート及び第2のサイドプレートと、を備え、該ロータは、主軸が貫装される軸穴と、周方向に間欠的に設けられたベーンスロットと、該ベーンスロットに出没自在に挿入されたベーンと、を有し、該ベーンスロットには、背圧室が設けられており、該第1のサイドプレートには、該背圧室と連通可能に設けられた第1の背圧溝が設けられ、該第1の背圧溝は、吸込溝と対向する位置に設けられた第1の凹部と、吐出溝と、該第1の凹部と該吐出溝とを連通する第1の細溝と、が設けられ、該第2のサイドプレートには、該背圧室と連通可能に設けられた第2の背圧溝が設けられ、該第2の背圧溝は、該吸込溝と、該吐出溝と対向する位置に設けられた第2の凹部と、該吸込溝と該第2の凹部とを連通する第2の細溝と、が設けられ、該第1の細溝及び該第2の細溝は、該吐出溝及び該吸込溝よりも細く形成されていることを特徴とするベーンポンプである。
【0010】
又、本発明は、前記第1乃至第2のサイドプレートに、第3の細溝が更に設け、該第3の細溝を、前記吐出溝又は前記第2の凹部と並列する様に設け、該第3の細溝を、該吐出溝及び前記吸込溝よりも細く形成することが可能である。又、本発明は、前記第1の背圧溝に、第4の細溝が更に設け、前記第2の背圧溝に、第5の細溝が更に設け、該第4の細溝を、前記第1の凹部と連通させると共に、該第1の凹部よりも前記ロータの回転方向後方側に配設し、該第5の細溝を、前記吸込溝と連通させると共に、該吸込溝よりも前記ロータの回転方向後方側に配設し、該第4の細溝及び該第5の細溝を、前記吐出溝及び該吸込溝よりも細く形成することが可能である。又、本発明は、前記各細溝の断面積を、前記第1の凹部の水力直径により算出される断面積の0.1 %乃至1.0 %となる様に形成することが可能である。又、本発明は、前記各細溝の断面積を、前記吐出溝の水力直径により算出される断面積の0.1 %乃至20 %となる様に形成することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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