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公開番号
2025127069
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023562
出願日
2024-02-20
発明の名称
媒体搬送装置、記録装置、及び、媒体搬送装置の制御方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65H
5/24 20060101AFI20250825BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】処理速度の低下を抑制する媒体搬送装置、記録装置、及び、媒体搬送装置の制御方法を提供する。
【解決手段】媒体搬送装置16は、媒体99を給送する給送ローラー32と、給送ローラーによって給送される媒体を搬送する搬送ローラーと、搬送ローラーによって搬送される媒体の斜行を補正するレジストローラー44と、給送ローラーからレジストローラーに向かって延びる搬送経路23と、媒体を第1速度で搬送するように搬送ローラーを回転させ、媒体を第1速度よりも大きい第2速度で搬送するようにレジストローラーを回転させる制御部と、を備え、搬送経路は、搬送ローラーとレジストローラーとの間で湾曲しながら延びる湾曲部分を有し、制御部は、先行する先行媒体M1の先端がレジストローラーに到達するまでは先行媒体の次に給送される後続媒体M2が先行媒体に重なるように、給送ローラーを回転させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体を給送する給送ローラーと、
前記給送ローラーによって給送される媒体を搬送する搬送ローラーと、
前記搬送ローラーによって搬送される媒体の斜行を補正するレジストローラーと、
前記給送ローラーから前記レジストローラーに向かって延びる搬送経路と、
媒体を第1速度で搬送するように前記搬送ローラーを回転させ、媒体を前記第1速度よりも大きい第2速度で搬送するように前記レジストローラーを回転させる制御部と、を備え、
前記搬送経路は、前記搬送ローラーと前記レジストローラーとの間で湾曲しながら延びる湾曲部分を有し、
前記制御部は、先行する先行媒体の先端が前記レジストローラーに到達するまで前記先行媒体の次に給送される後続媒体が前記先行媒体に重なるように、前記給送ローラーを回転させることを特徴とする媒体搬送装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御部は、先端が前記搬送経路に位置する媒体を前記第1速度で搬送するように前記搬送ローラーを回転させることを特徴とする請求項1に記載の媒体搬送装置。
【請求項3】
前記制御部は、媒体の先端が前記レジストローラーに到達した場合に、媒体に搬送力を付与しない状態に前記搬送ローラーを切り換えることを特徴とする請求項2に記載の媒体搬送装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記後続媒体の先端が前記レジストローラーに到達する前に前記先行媒体と前記後続媒体との重なりが解消するように、前記給送ローラーを回転させることを特徴とする請求項2に記載の媒体搬送装置。
【請求項5】
前記搬送ローラーは、第1搬送ローラーであって、
前記媒体搬送装置は、前記第1搬送ローラーよりも上流に位置する第2搬送ローラーを備え、
前記制御部は、前記先行媒体が前記第2搬送ローラーを通過した後に、前記後続媒体を前記第1速度で搬送するように前記第2搬送ローラーを回転させることを特徴とする請求項2に記載の媒体搬送装置。
【請求項6】
前記搬送経路は、前記湾曲部分よりも上流に位置する上流部分を含み、
前記上流部分は、前記湾曲部分と比べて曲率が小さい部分であり、
前記制御部は、
先端が前記湾曲部分に位置する媒体を、前記第1速度で搬送するように前記搬送ローラーを回転させ、
先端が前記上流部分に位置する媒体を、前記第2速度で搬送するように前記搬送ローラーを回転させることを特徴とする請求項1に記載の媒体搬送装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記後続媒体の先端が前記レジストローラーに到達する前に前記先行媒体と前記後続媒体との重なりが解消するように、前記先行媒体と前記後続媒体との重なりが解消するように、前記給送ローラーを回転させることを特徴とする請求項6に記載の媒体搬送装置。
【請求項8】
前記湾曲部分は、前記上流部分と、前記レジストローラーと、の間に位置し、
前記搬送ローラーは、前記上流部分に位置し、
前記制御部は、前記先行媒体が前記搬送ローラーを通過するまで、前記先行媒体及び前記後続媒体を前記第2速度で搬送するように前記搬送ローラーを回転させることを特徴とする請求項6に記載の媒体搬送装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記先行媒体が前記搬送ローラーを通過した後に、前記後続媒体を第1速度で搬送するように前記搬送ローラーを回転させることを特徴とする請求項8に記載の媒体搬送装置。
【請求項10】
前記湾曲部分は、第1湾曲部分であり、
前記搬送経路は、前記上流部分よりも上流に位置する第2湾曲部分を含み、
前記第2湾曲部分は、前記上流部分と比べて曲率が大きい部分であり、
前記給送ローラーは、前記第2湾曲部分に沿って媒体を給送し、
前記制御部は、先端が前記第2湾曲部分に位置する媒体を前記第1速度で給送するように前記給送ローラーを回転させることを特徴とする請求項6から請求項9の何れか一項に記載の媒体搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体搬送装置、記録装置、及び、媒体搬送装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、媒体を給送する給送ローラーと、給送された媒体を搬送する搬送ローラーと、搬送される媒体の斜行を補正するレジストローラーとを備える媒体搬送装置が記載されている。レジストローラーは、媒体の先端が突き当てられることによって、媒体の斜行を補正する。搬送ローラーは、湾曲部分を含む搬送経路に沿って媒体を搬送する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-109837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした媒体搬送装置では、湾曲部分に媒体の先端が擦れると、媒体から紙粉が発生したり、媒体が帯電したりするおそれがある。そのため、湾曲部分においては、媒体を低速で搬送する必要がある。しかし、媒体を低速で搬送すると、媒体の処理速度が低下する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する媒体搬送装置は、媒体を給送する給送ローラーと、前記給送ローラーによって給送される媒体を搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーによって搬送される媒体の斜行を補正するレジストローラーと、前記給送ローラーから前記レジストローラーに向かって延びる搬送経路と、媒体を第1速度で搬送するように前記搬送ローラーを回転させ、媒体を前記第1速度よりも大きい第2速度で搬送するように前記レジストローラーを回転させる制御部と、を備え、前記搬送経路は、前記搬送ローラーと前記レジストローラーとの間で湾曲しながら延びる湾曲部分を有し、前記制御部は、先行する先行媒体の先端が前記レジストローラーに到達するまで前記先行媒体の次に給送される後続媒体が前記先行媒体に重なるように、前記給送ローラーを回転させる。
【0006】
上記課題を解決する記録装置は、上記媒体搬送装置と、前記媒体搬送装置によって搬送される媒体に画像を記録する記録部と、を備え、前記媒体搬送装置は、記録中の媒体を連続的に搬送する。
【0007】
上記課題を解決する記録装置は、上記媒体搬送装置と、前記媒体搬送装置によって搬送される媒体に画像を記録する記録部と、を備える。
上記課題を解決する媒体搬送装置の制御方法は、媒体を給送する給送ローラーと、前記給送ローラーによって給送される媒体を搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーによって搬送される媒体の斜行を補正するレジストローラーと、前記給送ローラーから前記レジストローラーに向かって延びる搬送経路と、を備え、前記搬送経路は、前記搬送ローラーと前記レジストローラーとの間で湾曲しながら延びる湾曲部分を含む媒体搬送装置の制御方法であって、先端が前記搬送経路に位置する媒体を第1速度で搬送するように前記搬送ローラーを回転させることと、先端が前記レジストローラーに到達した媒体を前記第1速度よりも大きい第2速度で搬送するように前記レジストローラーを回転させることと、先行する先行媒体の先端が前記レジストローラーに到達するまで前記先行媒体の次に給送される後続媒体が前記先行媒体に重なるように、前記給送ローラーを回転させることと、を含む。
【0008】
上記課題を解決する媒体搬送装置の制御方法は、媒体を給送する給送ローラーと、前記給送ローラーによって給送される媒体を搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーによって搬送される媒体の斜行を補正するレジストローラーと、前記給送ローラーから前記レジストローラーに向かって延びる搬送経路と、を備え、前記搬送経路は、前記搬送ローラーと前記レジストローラーとの間で湾曲しながら延びる湾曲部分と、前記湾曲部分よりも上流に位置し、前記湾曲部分と比べて曲率が小さい上流部分と、を含む媒体搬送装置の制御方法であって、先端が前記湾曲部分に位置する媒体を第1速度で搬送するように前記搬送ローラーを回転させることと、先端が前記上流部分に位置する媒体を前記第1速度よりも大きい第2速度で搬送するように前記搬送ローラーを回転させることと、先端が前記レジストローラーに到達した媒体を前記第2速度で搬送するように前記レジストローラーを回転させることと、先行する先行媒体の先端が前記レジストローラーに到達するまで前記先行媒体の次に給送される後続媒体が前記先行媒体に重なるように、前記給送ローラーを回転させることと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、媒体搬送装置を備える記録装置の一実施例を示す模式図である。
図2は、先行媒体を給送するときの模式図である。
図3は、後続媒体を給送するときの模式図である。
図4は、先行媒体に後続媒体を重ねながら給送するときの模式図である。
図5は、第1パターンにおいて先行媒体の先端がレジストローラーに到達したときの模式図である。
図6は、第1パターンにおいて先行媒体の後端が第3搬送ローラーを通過したときの模式図である。
図7は、第1パターンにおいて先行媒体の後端が第2搬送ローラーを通過したときの模式図である。
図8は、第1パターンにおいて先行媒体の後端が第1搬送ローラーを通過したときの模式図である。
図9は、第1パターンにおいて先行媒体の後端がレジストローラーを通過したときの模式図である。
図10は、第1パターンにおいて後続媒体の先端がレジストローラーに到達したときの模式図である。
図11は、第2パターンにおいて先行媒体の先端がレジストローラーに到達したときの模式図である。
図12は、第2パターンにおいて先行媒体の後端が第3搬送ローラーを通過したときの模式図である。
図13は、第2パターンにおいて先行媒体の後端が第2搬送ローラーを通過したときの模式図である。
図14は、第2パターンにおいて先行媒体の後端が第1搬送ローラーを通過したときの模式図である。
図15は、第2パターンにおいて先行媒体の後端がレジストローラーを通過したときの模式図である。
図16は、第2パターンにおいて後続媒体の先端がレジストローラーに到達したときの模式図である。
図17は、第1搬送処理を示すフローチャートである。
図18は、重ね形成処理を示すフローチャートである。
図19は、第2搬送処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、媒体搬送装置を備える記録装置の一実施例について図を参照しながら説明する。記録装置は、例えば、用紙である媒体に液体の一例であるインクを吐出することによって、文字、写真などの画像を記録するインクジェット式のプリンターである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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