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公開番号
2025127194
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023773
出願日
2024-02-20
発明の名称
媒体識別装置及び媒体処理装置
出願人
沖電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G07D
11/16 20190101AFI20250825BHJP(チェック装置)
要約
【課題】環状搬送路を通る媒体を精度良く識別できるようにする。
【解決手段】略円柱状であり、中心軸方向から見て外周の一部が直線状に形成された固定ドラムと、前記固定ドラムの外周に沿って設けられ、前記固定ドラムの中心軸方向から見て一部が直線状に形成された環状搬送路と、前記固定ドラムの外周面から一部が前記環状搬送路内に突出するようにして、前記固定ドラムの周方向に間隔を空けて前記固定ドラムの内側に複数個設けられた第1ベルトプーリーと、前記複数の第1ベルトプーリーに掛け渡された搬送兼駆動ベルトと、前記第1ベルトプーリーの前記環状搬送路内に突出している箇所と対向して設けられ、前記搬送兼駆動ベルトとの間に媒体を挟持する対向ローラと、前記環状搬送路の直線部分に設けられた媒体識別部とを備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
略円柱状であり、中心軸方向から見て外周の一部が直線状に形成された固定ドラムと、
前記固定ドラムの外周に沿って設けられ、前記固定ドラムの中心軸方向から見て一部が直線状に形成された環状搬送路と、
前記固定ドラムの外周面から一部が前記環状搬送路内に突出するようにして、前記固定ドラムの周方向に間隔を空けて前記固定ドラムの内側に複数個設けられた第1ベルトプーリーと、
複数の前記第1ベルトプーリーに掛け渡された搬送兼駆動ベルトと、
前記第1ベルトプーリーの前記環状搬送路内に突出している箇所と対向して設けられ、前記搬送兼駆動ベルトとの間に媒体を挟持する対向ローラと、
前記環状搬送路の直線部分に設けられた媒体識別部と
を備えることを特徴とする媒体識別装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記環状搬送路の前記直線部分における媒体搬送方向の一端側に、前記第1ベルトプーリーと当該第1ベルトプーリーに対向する前記対向ローラとを設け、当該第1ベルトプーリーと当該対向ローラとを、前記直線部分の内周面に直交する方向に対向配置する
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体識別装置。
【請求項3】
前記環状搬送路の前記直線部分における媒体搬送方向の一端側に設けた前記対向ローラと前記搬送兼駆動ベルトとの当接箇所が、前記直線部分の内周と外周との間隔の中間に位置する
ことを特徴とする請求項2に記載の媒体識別装置。
【請求項4】
前記環状搬送路の前記直線部分における媒体搬送方向の他端側に、前記第1ベルトプーリーと当該第1ベルトプーリーに対向する前記対向ローラとを設け、当該第1ベルトプーリーと当該対向ローラとを、前記直線部分の内周面に直交する方向に対向配置する
ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の媒体識別装置。
【請求項5】
前記環状搬送路の前記直線部分における媒体搬送方向の他端側に設けた前記対向ローラと前記搬送兼駆動ベルトとの当接箇所が、前記直線部分の内周と外周との間隔の中間に位置する
ことを特徴とする請求項4に記載の媒体識別装置。
【請求項6】
前記固定ドラムの内側に設けられたモーターをさらに備え、
前記モーターの駆動力により前記搬送兼駆動ベルトを走行させる
ことを特徴とする請求項1に記載の媒体識別装置。
【請求項7】
前記固定ドラムの内側の中心軸付近に設けられた第2ベルトプーリーをさらに備え、
前記搬送兼駆動ベルトは、前記環状搬送路の前記直線部分において前記固定ドラムの中心軸側に引き込まれるように、前記第1ベルトプーリーと前記第2ベルトプーリーに掛け渡されている
ことを特徴とする請求項6に記載の媒体識別装置。
【請求項8】
前記モーターの駆動力を前記第2ベルトプーリーに伝達して当該第2ベルトプーリーを回転させることで、前記搬送兼駆動ベルトを走行させる
ことを特徴とする請求項7に記載の媒体識別装置。
【請求項9】
前記媒体識別部と前記モーターとの間を遮る位置に設けられ、前記モーターから発生するノイズが前記媒体識別部に届かないように遮蔽するノイズ遮蔽部をさらに備える
ことを特徴とする請求項6に記載の媒体識別装置。
【請求項10】
前記ノイズ遮蔽部は、前記モーターの外周の少なくとも一部分を覆う部材である
ことを特徴とする請求項9に記載の媒体識別装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は媒体識別装置及び媒体処理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、紙幣などの媒体を識別する媒体識別装置として、装置全体の小型化を図る為に環状搬送路を有するものがある。具体的には、この媒体識別装置は、正逆両方向に回転可能な円形の回転ドラムと、回転ドラムの外周に沿って設けられた円形の環状搬送路と、回転ドラムの外周面に押圧される押圧ローラと、環状搬送路の所定箇所に設けられた識別センサとを有している。
【0003】
この媒体識別装置では、媒体を回転ドラムと押圧ローラとの間に挟持して搬送しながら、環状搬送路に設けられた識別センサで媒体を識別(例えば紙幣の金種を判別)するようになっている。(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-288630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の媒体識別装置では、環状搬送路を回転ドラムの外周に沿って設けていることから、環状搬送路の形状を円形にする必要があり、環状搬送路に沿って媒体を搬送する際に媒体が環状搬送路の外周側(アウトコース側)を通ることになる。この為、従来の媒体識別装置では、識別センサを媒体が通過する際に、媒体が環状搬送路の外周側に寄ってしまい、媒体を精度良く識別することが難しいという問題を有していた。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、環状搬送路を通る媒体を精度良く識別し得る媒体識別装置及び媒体処理装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明の媒体識別装置においては、略円柱状であり、中心軸方向から見て外周の一部が直線状に形成された固定ドラムと、前記固定ドラムの外周に沿って設けられ、前記固定ドラムの中心軸方向から見て一部が直線状に形成された環状搬送路と、前記固定ドラムの外周面から一部が前記環状搬送路内に突出するようにして、前記固定ドラムの周方向に間隔を空けて前記固定ドラムの内側に複数個設けられた第1ベルトプーリーと、前記複数の第1ベルトプーリーに掛け渡された搬送兼駆動ベルトと、前記第1ベルトプーリーの前記環状搬送路内に突出している箇所と対向して設けられ、前記搬送兼駆動ベルトとの間に媒体を挟持する対向ローラと、前記環状搬送路の直線部分に設けられた媒体識別部とを備える。
【0008】
このように、本発明の媒体識別装置は、固定ドラムの外周に環状搬送路を設けて、搬送兼駆動ベルトと対向ローラとの間に媒体を挟持して搬送するようにしたことにより、環状搬送路に直線部分を設けることができる。そして当該直線部分に媒体識別部を設けることで、当該媒体識別部を媒体が通過する際に、当該媒体が環状搬送路の外周側に寄ってしまうことを抑制できる。
【0009】
また本発明の媒体処理装置は、上述した媒体識別装置を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、環状搬送路を通る媒体を精度良く識別し得る媒体識別装置及び媒体処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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