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公開番号2025127828
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-02
出願番号2024024756
出願日2024-02-21
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60K 35/50 20240101AFI20250826BHJP(車両一般)
要約【課題】メータパネルと枠部材とを良好に組付けることが可能な作業車を提供する。
【解決手段】運転部に、メータパネル25と、メータパネル25の周囲を囲う枠部材26と、が備えられ、枠部材26に設けられた被取付部36に対してボス部材39を介してメータパネル25が取り付けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
運転部に、メータパネルと、前記メータパネルの周囲を囲う枠部材と、が備えられ、
前記枠部材に設けられた被取付部に対してボス部材を介して前記メータパネルが取り付けられている作業車。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記被取付部が前記メータパネルの上部及び下部のそれぞれに対応する箇所に設けられ、
前記メータパネルの下部に対応する前記被取付部に対して前記メータパネルが直接取り付けられ、
前記メータパネルの上部に対応する前記被取付部に対して前記ボス部材を介して前記メータパネルが取り付けられている請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記ボス部材が前記被取付部に対して固定され、
前記ボス部材に対してネジを螺合することにより前記メータパネルが固定されている請求項1に記載の作業車。
【請求項4】
前記ボス部材が前記被取付部に対してテーパ形状同士の嵌め合い構造によって固定されている請求項3に記載の作業車。
【請求項5】
前記ボス部材が前記被取付部に対して接着剤により固定されている請求項3に記載の作業車。
【請求項6】
前記被取付部の外周に補強のリブが形成され、
前記ボス部材に前記リブが係入する係合溝が形成されている請求項3から5のいずれか一項に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばトラクタや田植機などの作業車に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
上記構成の作業車では、運転部に操縦操作に必要な各種の情報を表示するメータパネルが備えられている。又、メータパネルは周囲が枠部材によって囲われている。そして、従来では、メータパネルが機体側のフレームに固定状態で取り付けられ、枠部材としてのカバー部材をメータパネルの上側から配置して機体側のフレームに固定するように構成されたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-152888号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来構成では、メータパネルとカバー部材とがそれぞれ各別にフレームに固定されるので、メータパネルとカバー部材との間に少し位置ずれが生じてそれらの間に隙間が生じる等の不利な面があった。そこで、そのような不利が生じないようにするために、枠部材とメータパネルとを連結して固定することで位置ずれが生じないようにすることが考えられた。すなわち、メータパネルの外表面を覆う枠部材からメータパネルの奥側に向けて突出する被取付部を設け、メータパネルを被取付部に固定する構成である。
【0005】
しかし、上記改良構成では、メータパネルの取付箇所が枠部材から離間しているので、被取付部をメータパネルの奥側に向けて長く突出させる必要があり、枠部材に被取付部を一体形成することが難しいものとなっていた。つまり、被取付部をメータパネルの奥側に向けて長く突出させると、金型による成型時に枠部材の表面が大きく凹むことがあり、外観上好ましくないものとなるからである。
【0006】
本発明の目的は、メータパネルと枠部材とを良好に組付けることが可能な作業車を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る作業車の特徴構成は、運転部に、メータパネルと、前記メータパネルの周囲を囲う枠部材と、が備えられ、前記枠部材に設けられた被取付部に対してボス部材を介して前記メータパネルが取り付けられている点にある。
【0008】
本発明によれば、枠部材の被取付部に対してボス部材を介してメータパネルが取り付けられる構成であるから、メータパネルの取付箇所が枠部材から離間している場合であっても、被取付部をメータパネルの奥側に向けて必要以上に長く突出させる必要がなく短いものでもよい。その結果、被取付部の突出量が少ないので、成型加工時に枠部材の表面が大きく凹むといった不具合が生じることが無い状態で、メータパネルと枠部材とを良好に固定することができる。
【0009】
従って、メータパネルと枠部材とを位置ずれが生じない状態で良好に組付けることが可能な作業車を提供できるに至った。
【0010】
本発明においては、前記被取付部が前記メータパネルの上部及び下部のそれぞれに対応する箇所に設けられ、前記メータパネルの下部に対応する前記被取付部に対して前記メータパネルが直接取り付けられ、前記メータパネルの上部に対応する前記被取付部に対して前記ボス部材を介して前記メータパネルが取り付けられていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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